「THE普通」を知ることの大切さ。まずは無地Tから始めよう。

普通を知ることはめっちゃ大事です。
めちゃくちゃ大事。

 

それが基準になりますから。
自分の考えるときの柱みたいなもんですね。

 

基本と言ってもいいと思います。

 

普通を知ることが出来れば、その普通を自分の拠り所にすることが出来ます。
迷ったら帰ってくるところ。マイホーム。

 

普通を出発点として、蜘蛛の巣のように放射状に考えることが出来るようになるのです。洋服の例を取るなら、シルエットや色はそのままに生地を厚くしたものはどうかとか、他の要素を普通の領域に固定したまま一個一個観察することが出来るのです。

 

もちろん、実際のアイテムで生地の厚さだけを変えたアイテムなんてほとんどないでしょう。これはあなたの頭の中で行うということです。頭の中に「普通」という基準があれば、それを引っ張り出して、『生地の厚さはどうか・色はどうか・形はどうか』を比べてみる、ということが出来るようになるのです。

 

判断基準を持つということです。

 

自分独自の判断基準を持つのは時間がかかります。
いろいろ見て触って体験して、徐々に形作られていくものだからです。
だから、最初のうちは普通を基準にしてしまうのです。

 

だから、今回はTシャツの「THE普通」をインストールしましょう。
そうすれば、Tシャツを見るときにこの基準をいつでも引っ張り出して比較することが出来ます。

 

あなたのものさしになるのです。

 

Tシャツの基準とは言っても、Tシャツも立派なファッションの中の1アイテムです。
他のアイテムを選ぶときにもどこを見ればいいのか分かるようになるでしょう。

 

 

 

 

私の基準はヘインズジャパンフィット

 

私のTシャツの「THE普通」はヘインズジャパンフィットです。

ヘインズはとても有名なアンダーウェアブランドですね。
ほとんどの人が知っているほど知名度も抜群です。

 

「普通」は皆が知っているもの。
すると必然的に、知名度のあるものになります。

 

ジャパンフィットはその名の通り日本人の体型に合わせて作られたものです。
一般的なヘインズよりもちょっと細身なんですね。着丈もちょうどいい感じに調整されています。

 

日本人用にリサイズされてないものは、長すぎる着丈や太すぎる身幅で1枚で着るととても貧相な見た目になる可能性があります。外国人基準ですからね。

基準のTシャツになりますから、自分の体型に近いものを選ぶべきです。

 

また、Tシャツがアウターになったルーツを遡ると、生地は薄手でした。そのジャパンフィットの生地も薄手なのでこれもgood。

歴史やルーツを踏まえないと表面的でペラくなりますからね。
着こなしもマインドも。

 

そして、普通と判断するうえで最も大事なのが、際立ったところがどこにもないということ。
ポケットも特筆すべきディテールも無く非常に簡素な作りですね。

なんかあります?
もし何かあれば・・・そっとこのページを閉じちゃってください・・・。

 

 

こんな感じでジャパンフィットを「THE普通」としたいと思います。

 

ややおしゃれ着として定着してしまっているフシもありますが、
知名度・手軽さ・ひねりの無さを見ても普通と言ってもなんら問題ないでしょう。

 

 

 

 

もうちょっと詳しく。

 

ここからはジャパンフィットの詳細を書いていこうと思ったんですけど、、、

まあ一番手に取るのが早いですね。
生地の厚さとか着丈とか、実際に触って着てみないと分からないですからね。

 

でも、もうちょっと詳しく書いておこうと思います。

 

1.薄手の生地
2.ちょうどいい着丈と裾の形
3.ひねりの少ないシルエット

 

 

1.薄手の生地

Tシャツはそもそもインナーです。
外に着るものではなく、服の中に着ていました。下着ですね。

 

当時の人にとってそれが常識でした。
Tシャツ1枚で出歩くなんて、恥ずかしい、だらしない。

もしかしたら、おじいちゃんおばあちゃん世代だと未だにこう考えている人もいるかもしれません。

 

現代の感覚なら、パンツ姿で外を出歩いている感覚でしょうかね。笑

 

でもある映画をきっかけに一気にファッションアイテムとしての地位を獲得することになったのです。
当時の大人たちは批判したそうですが、反抗の象徴として若者に受け入れられ人気を博したのです。

 

そうです。
ルーツは下着です。

 

下着のような薄い生地のTシャツを1枚で着ることが始まりだったのです。
Tシャツがアウターとして定着する第一歩だったのです。

 

今では生地が厚いものもありますが、もとをたどればアンダーウェアをアウターにしたのが最初です。

 

だからこそ、薄手のTシャツを出発点にするべきです。
そこから応用形のような感じで厚手のTシャツを捉える方がいいでしょうね。

 

2.ちょうどいい着丈と裾の形

長くもなく短くもない着丈。
まさにちょうどいい着丈です。

 

裾の形もいいですね。
水平カット。

今はシャツの裾のように「ぐわん」と湾曲したラウンド型やサイドにスリットの入ったものもありますから。デザイン性が入るとちょっと普通から外れていきます。

そうやってデザイン性を施すことによって、Tシャツのつまらなさを払拭しようとする試みですね。

 

水平カットが一番自然な形です。

 

3.ひねりの少ないシルエット

ちょっとさっきと被ってしまうんですが、特筆すべき点が無い普通のシルエットです。

 

オーバーに着るためにシルエットを大きくしてるわけでもないですし。

今はオーバーシルエットが流行っていますけど、あれはシルエットを大きくすることでデザイン性を加えているんです。これも、1枚できたときに寂しくならないようにするための工夫ですね。

普通からの脱却。

普通のTシャツを普通の人が普通に着てたら、普通の極みになってしまいますからね。

 

 

 

おしゃれになるために普通を知る

 

ノーマルTって難しいんですよ。
デザイン性が何もないから、その人のポテンシャルが反映されやすいし。

ポテンシャルっていうのはスタイルや顔です。残酷なことに・・・。

 

だから1枚で着ても寂しくならないように、

シルエットをオーバーサイズにしてみたり、
生地を厚手にしてみたり、
デザインを加えてみたり、

するわけです。

 

何かしらの要素を付加して、寂しさを紛らわそうとするのです。

だから、その要素の見極めのために普通の基準がいるんです。

 

もし、あなたがマッチョだったらノーマルTこそが最強の相棒になるでしょう。
でもほとんどの人はそうじゃないはずです。

 

普通の体型で普通のTシャツを普通に着たら、かっこよくなれない。
だから、普通はどういうことか知っておきましょう。

 

そのための普通の基準。

 

普通から離れたいからってデザイン過多は駄目ですよ。
あくまで自然さから離れすぎないことが大事です。

 

普通からちょこっとデザイン性、ちょい足しを意識してみる。
くらいがちょうどいいと思いますよ。

 

 

PS

念のため言っておきますが、普通のTシャツでもかっこよく着こなすことは可能です。
ただ、お金出せばあまり苦労せずにかっこよくなれます。

まぁ値段が違いすぎるので当たり前っちゃ当たり前なんですけど。

 

お金さえ出せればそっちの方が楽です。