詳細レポート第4弾。
2021SSの+Jのボトムス。
初心者にとっては、しんどいラインナップとなりました。
穿くだけでサマになる・・・
といったものは少なく、正直オススメしづらいです。
それでもやはり、せっかくの+J。
コスパの高いアイテムなので、賢く選び出費を抑えて上手におしゃれを楽しみたいですよね?
ですので、ボトムスの中で一番使い勝手が良さそうなものをピックしました。
事前レビューではノーマークだったアイテムです。
だって・・・モデルの着用画像が微妙だったんだもん・・・。
はい、これもまた言い訳。
+Jのボトムスたちの印象
中上級者向けのものが多いですね。
少しクセがある。
+JはユニクロUよりも感度の高い人たちをターゲットにしてそうなので、当然っちゃ当然ですが。
まずはスラックス類。
本当にスーツ然としたスラックスです。
カジュアルで合わせるには、気を遣います。
ケアも手間だし、
また、形は細いし、日本人の足と相性は良くありません。
Mr.Tもマイサイズの73で試着したら太ももがムチムチになりました。
続いて、タックパンツ。
個人的には結構好き。
タックインすればグッと足も長く見えるし、合わせ方次第ではあか抜けた着こなしになるでしょう。
しかしそれは、中上級者視点での話。
初心者にとって、合わせに困るアイテムです。
デニムに関しては分かりません。
店頭に在庫が無く、試せませんでした。
+J2021最も扱いやすいパンツ
それはワイドフィットテーパードパンツです。
高密度でハリがあり、微光沢できれい見えするパンツ。
気軽に穿けるイージー仕様も、時代も時代、高評価です。
高密度だからこそ、布のたわみもイイ感じなんですよね。(語彙力)
ユニクロ製品って、新品状態で良く見えても、使っていくとチープなシワが気になってしまい着なくなる・・・っていうのが結構ありました。安いから仕方ないといえど、着ないならお金のムダです。
その点、このパンツのたわみやシワは上品さがあります。
購入の後押しになったのは間違いありません。
シルエットは、ちょっぴりワイド。
かといって太すぎることもなく、個人的には使いやすい太さです。
形も良いし、きれいに穿けるパンツですね。
一番の推しポイント
このパンツの良さとは・・・・
細かく挙げれば色々とあるのですが、このパンツが持つ一番の価値。
それは
”微テーパード”
微テーパードとは、モモから裾にかけてゆるやかに細くなっていることを言います。
この傾斜が非常にゆるやかなのです。
石を投げたらテーパードパンツに当たる・・・ではないですが、最近は裾に向かってすぼまってないパンツを探す方が難しいです。そのくらい市民権を得ました。一昔前はテーパードパンツを見つけること自体、苦労したものです。
そんなメンズファッションのインフラと化したテーパードパンツ。
テーパード具合(傾斜具合)も洗練されてきて、本当にシルエットのきれいなパンツが商品棚に並ぶようになりました。
しかし・・・。
案外無いのが、微テーパードなのです。
パッと見、
「これテーパードしてる?」
くらいの傾斜のパンツって、探してもなかなか見つかりません。
Mr.Tは、微テーパードパンツを見つけたら買いだ!ぐらいの気持ちでいます。
それくらい市場に無い。
ではなぜ、”微テーパード”が良いのでしょうか??
ぎゅうっと裾を絞ったパンツじゃダメなのでしょうか??
その理由とは・・・・
- 自然な雰囲気をまとえる
- 自然に足を長く見せられる
- ゆるいトップスを合わせやすい
この3つのメリットがあります。
順に説明していきます。
①自然な印象をまとえる
テーパードパンツって、モノによっては不自然な見え方になります。
裾に向かってぎゅうぅぅっと、
すぼまっていくと、
足が過剰に細く見えたり、
下半身を削り取りすぎて上下のバランスが崩れてしまったり・・・ということがあります。
このアンバランス感。
案外気づけないものです。
下半身だけをクロースアップして、写真をチョキチョキ切るように切り抜いてみたら、確かに足は細く・長く見えるんだけど、
全体を俯瞰してみると、なんだか違和感がある・・・ってことが結構あります。
Mr.Tも長年謎で、鏡の前で頭を傾けて「?」が浮かんでいたので、めちゃめちゃ分かります。
だからこそ・・・・
②自然に足を長く見せられる
というわけです。
テーパードパンツを穿く理由、選ぶ理由って何ですか??
足を長く見せたいから・・・・だと思います。
Mr.Tも、とにかくテーパードしてるパンツを選べば足を長く見せられると考えていました。
ぎゅうぅぅっと細くなってるものが良いと思っていました。
でもそれだけではダメでした。
なぜなら、ファッションは全体だからです。
下半身だけで完結しません。
胴体切断マジックショーのように腰から下だけがスタスタスタと動き、下半身ファッションショーに出るならそれで良いと思いますが、残念ながら人間には上半分、つまり腹・胸・頭・腕がくっついています。全身のバランスで考えなくてはなりません。
全身のバランスがおかしいと、足が長い短い以前の問題です。
フツーに見栄えが悪くなります。
全身のバランスが自然なまま、足を長く見せることがベストなのです。
それを叶えてくれるのが微テーパードパンツです。
「木を見て森を見ず」
テーパードパンツを穿くときは、この格言を思い出してください。
胴体ありきの足長。
これを実現するために、
この方程式を解くために、
Mr.Tが編み出した最適解が”微テーパード”だったわけです。
③ゆるいトップスを合わせやすい
最近はタイトなピタピタのものより、ゆるっとした着こなしが好まれる傾向にあります。トレンドも影響してるでしょうが、これが日本人の体型にマッチしている(体型をきれいに見せられる)からこそ、この傾向が続いているのではないでしょうか。
このゆるい着こなし。
初心者ファッション指南では、
「トップスがゆるければ、ボトムを細く!」
「めちゃくちゃメリハリつけようぜ!!」
と言われていますよね。
この激しい緩急のつけ方・・・。
本当にたくさんの人がやっちゃったから、少し古くなっている感じはしますし、
メリハリをつけすぎると、やっぱりわざとらしさが出ちゃうんですよねぇ。
やるとしても、少しでいいと思います。
本当に大事なのは、緩急をつける・つけないじゃないから。
(この辺はまたどこかで語ろうと思います。)
今、感度の高い人たちはボトムスもゆるくしてます。
上下でリラックス感を出すのが、ツウ。おしゃん。
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ゆるいパンツと言ったって。
ドカンと、丸太のように太いワイドパンツは難易度が上がるし、テーパードしすぎたパンツはトップスに食われすぎてアンバランスになってしまうことがある・・・・ってなると、やっぱりほんの少しテーパードしたちょっと太いパンツがベストアンサーだと思うわけです。
ぎゅうっと裾が絞られたパンツは、試着すると「大きく変わった感」「下半身のすっきり感」があります。それに対して、微テーパードはいまいちすっきり感が薄いです。(だから売れにくいのか?)
それゆえ試着したとしても、「やっぱり考えます・・・」と踏ん切りがつかないのは分かります。
でも。
ここまで解説してきたように、
微テーパードって、今の時代に合っていて且つ、さりげないスタイルアップも促す縁の下の力持ち的な存在なんですよ。
だからこそこのパンツを推したい。
微テーパードをもっと穿いてほしい。
デメリットもある
シワが付きやすいこと。
これがデメリットです。
(ちょいシワってるのが分かるかな?)
ただ、シワもそこまでチープな感じではないので、あまり気にしないで穿いちゃってます。イージーパンツなのでそのくらいラフなスタンスでいいかなと。神経質になりすぎるのもストレスですし。
「ガシガシ気にせず穿こう!」
って気持ちで使ってます。
シワがついてきたら洗濯機にぶち込んでしまえばいいし。
(Mr.Tは裏返しでネットに入れて手洗いモード、脱水1分で洗濯してます。あと、基本的にパンツは一回穿いたくらいじゃ洗いません。)
そんなだから、困ったらこれ穿けばいいや的な、ズボラ精神を加速させてくれるパンツです。
結局。
つい手に取ってしまうパンツって、
使い勝手が良くケアが楽なヤツですから。
特にこんな世の中です。
「ガチガチにキメてどこかに行く」頻度も減ってるでしょ?
PS
このパンツ・・・ユニクロのラインナップの中で考えると「高い」と思っちゃいますが、実際やっぱりすごい安いです。
セレクトショップでパンツ買おうと思ったら1万円近く出さないと買えないですからね。
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