KLEMAN(クレマン)オススメする人、しない人。”PASTAN”18ヶ月越しのレビュー!革靴デビューに推せる靴。

 

確かに『KLEMAN(クレマン)』はコスパの良い靴です。

ですが、「すべての人にオススメできるか?」というとそうではありません

 

当たり前ですよね。
そんなものは存在しません。

 

KLEMANはなぜコスパがいいのか?
それはどこから出てくる言葉なのか?

から、

KLEMANにオススメな人とオススメしない人まで紐解いていきます。

 

KLEMANはなぜ”ハイコスパ”と言われるのか?

既に紹介してる人がたくさんいるKLEMAN。
誰もが口をそろえて

「コスパいい!」

って言ってると思います。

なんでコスパがいいんでしょうか?

サラッと紹介しながら、お話ししましょう。

 

KLEMANはフランス出身のブランド。
軍・消防署・市役所など公的な機関で納入されていた背景のある、実用重視の靴です。
それも”ミリタリースペック”の基準をクリアするほどの実用性です。

 

ですが・・・。
我々はカッコよくあらんとするジェントルメン。
デザインはどうなの?と。
それこそが私服で使うのに重要なんですけど!と、思いますよね?

結論を急ぐ前に、軍や消防署で使われているシーンを少し想像してみてください。

正直、デザインとかどうでもいいと思いませんか?
正直、市役所とかおしゃれなイメージないですよね?
そんなことより丈夫さとか機能面が大事ですよね?

 

ね?
デザインなんてどうでもいいはず・・・・

なのに!
フランス出身だからか、どこか上品な雰囲気が漂っているんですよね。
なんだかやわらかい雰囲気がある。

だからこそ私服でも使いやすい。

リーズナブルなのに、
丈夫で、
品がある。

実用性の高い、そこそこツラの良い靴が安く買えるってなったら・・・人気になりますよねそりゃ。

特に2万の革靴って選択肢がかなり狭まりますからね。
3万台に入るとグッと広がるんですけど。

同じ階級にほとんど敵がいない・・・。

 

KLEMAN、その実力とは?コスパの根幹。

さすがミリタリースペックなだけあって、丈夫さは折り紙付き。
その丈夫さの秘密は、Mr.Tはソールにあると考えます。

ソールが減らない

KLEMANのソールは「セメント製法」という方法でくっつけています。
ザックリ言うと接着剤でくっつけているだけです。
ソールと中底を糸で縫う方法と違い、ソールの交換はできません

そこがデメリットっちゃデメリット・・・になるはずですが、、、

マジでソールが一生減らない・・・。

 

ウソ。笑
それはさすがに盛りました。

いやでも全然減らないのは本当です。
Mr.Tが履きつぶすには10年ぐらいかかるんじゃないでしょうか。笑

100回以上は履いてるんだけど、これしか減ってない。
ヤバくない?笑

ソールを全て減らすには強靭な忍耐力が必要になるでしょう。
コンクリートでムーンウォークしまくれば光明が見えるかもしれません。

恐るべきミルスペック。

 

ゴムソールで雨でも滑らない

ソールはKLEMANオリジナルのゴムソール。

革靴はレザーソールが一般的です。
ドレッシーな革靴ほどそうです。
シンプルに美しいからです。

また、「コツン、コツン」とレザーソールが奏でる小気味よい音
見目麗しいばかりでなく、耳すらも浄化されるような美しい音色ですよね。
お勉強BGMにしている紳士も多いのではないでしょうか。

でも雨の日履いて外に出ると、地面がトラップに早変わり。
濡れたタイルなんか、障害物競走でもやってるんかぐらい危険です。
優雅な見た目とは裏腹に、ツルツルのタイルで滑稽なダンスステップを踏むことになるでしょう。

そんなときにゴムソール。
濡れたタイルでも、グリップがきいて滑りません。
踏ん張りがきかずに、地面に踊らされることはありません。

 

さらにセメント製法が雨の日に生きます。
縫い目が無いので、雨の侵入経路が無いんですよ。
だから、多少の雨ならばへっちゃらです。
防水ではありませんので、嵐なら水没します

天候を気にすることなく履けるのは、大きなメリットですね。

 

カジュアル使いしやすいフォルム

Mr.Tが持っているのは『PASTAN』というモデルですが、KLEMANは全体的にボリュームがあります。
『PASTAN』はオーソドックスな形。

デザインはビジネスシーンでもよく見かける外羽根です。
あなたもビジネス用でひとつ持っているのでは?

ですが、フォルム的にはポストマンシューズのように丸っこいです。

WEB限定 Danner/ダナー POSTMAN SHOES / ポストマンシューズ

※ポストマンシューズとはアメリカでポストマン(郵便配達員)のためのサービスシューズとして生まれた靴のことです。

だからこそ、カジュアルでも使いやすいんですよ。
スタイリッシュすぎると、ビジネス靴を私服で流用したように見えちゃうんで、革靴ビギナーには難しくなります。

「これ・・・大丈夫かな・・・」

とむかーしMr.Tも不安に思いました。

だから

「これ、カジュアル用だよ!」

フォルムで主張してくれるとスタイリングしやすいです。
こういうカジュアルな形って案外見つけにくく、初心者は見つけるのすら一苦労だったりします。

だからこそ、

革靴デビューには特に推せる靴です。

履き心地に関しても、スニーカーの延長で履けると思います。

ただ、ラバーソールでクッション性はあまりないです。
ソールの沈み込みもほとんど無いので、そこは通常の革靴選びと若干違うかな。
KLEMANはいつもよりすこーし足を遊ばせて選びました。
それでもスニーカーよりはフィット感を重視して。

 

 

この実用性とデザインが2万で手に入るのは恐るべきことです。
2万の革靴と言ったら安物買いの銭失いになっても仕方ない金額です。

防御力抜群の使い勝手のいい革靴が手に入るのですから。

 

ハッキリ言って高級感は無い

あんまりほめ過ぎてもアレなので、デメリットもお話ししておきましょう。

新品時に魅力はありませんでした。

お店に並んでいるの見て、正直・・・ちゃちいなと思いました。

まぁ2万だから仕方ないんですけどね。
でもこれが人気なのかと、買う前は思いました。

それでも、だんだんと履いてるうちに、良さに気付いたんですよね。
丈夫さとか天候に左右されないとか実用性に長けてて、カジュアル使いしやすい。
それは前述したとおりです。

革とか作りとかは値段なりなんですけど、実用面やフォルムでコスパは担保できてるかなという印象です。

革質はそれなりですけども、本革なので経年変化はします。
経年変化すると見栄えも良くなってきます。

履き皺は大味です。

 

また、革が薄いせいか、細かいひび割れみたいなシワが目立つんですよね。

まぁこれは、Mr.Tが手入れもほとんどせずにガシガシ履きまくってたからかもしれませんがwww
シューツリーすらも入れずにほったらかしでした。笑

 

それでも。
履いてると結構愛着は湧いてくるもので。

 

なんかこの、工業製品感・大量生産感・大衆製品感もまたいいと思うんですよね。
「職人が一点一点丹精込めて作りました。」みたいな感じじゃないじゃないですか。
「自分をカッコよく着飾る」というよりも、道具として優秀だなと思います。

気負わずガシガシ履けるので好きですね。
履く日を選ばないので、悩む必要がありません。

高級品、高級感が無いからこその良さ、ですかね。

一応Mr.Tの好きな靴と比較しておきます。

全然違いますが、価格差倍以上ありますので当然ですね。笑

 

 

体型逆算をふまえたオススメする人、しない人

 

オススメする人

  • 革靴デビュー
  • 予算が少ない
  • そこそこの見た目で妥協できる
  • 太めのボトムをよく穿く
  • ガタイがいい

 

オススメしない人

  • 頑張れば予算を増やせる
  • オンオフ使いたい(オンスタイルにはハマらない)
  • できるだけカッコよく見せたい
  • 細身をよく穿く
  • 上半身華奢で下半身太め

 

ちょっとまとめておきましょうか。

丸みがありカジュアルな革靴なので、私服で使いやすい。
だから革靴デビューの人にこそ、推せる靴です。
ビジネス靴っぽく見えないから。

しかし、それは裏を返せばややスタイリッシュに欠けるということです。
通販サイトでは「オンオフ使える」って書いてありますけど、
この靴でビジネスシーンとの両取りは狙わない方がいいでしょう。
確かに使えるかもしれないけど、洗練さに欠けます

実用性は間違いないですが、見た目に高級感はありません。
値段なりです。

また、中ボリュームの靴なので基本的にストレートほどのボトムスに合わせやすいです。

Mr.T的には少しボリューミーかな・・・と感じますね。
このくらいなら別に気負う必要は無いんですけど、マリアージュは感じないですね。

Mr.Tのような「上半身華奢で下半身に肉付きの良いタイプ」は、華奢な革靴がハマりやすいんですよ。
繊細で華奢な靴を履いたとき、それはもう、マリアージュを全身全霊で感じられます。

 

俺はきっと君を求めていたんだ・・・
いや、君も俺を求めていたんだな・・・

と相思相愛の関係です。

 

そしてさっき紹介した靴が華奢で繊細で美しい靴です。

やはり体にハマる靴は、ずっと手元に置いておきたくなります
自分自身が魅力的に見えるからです。

KLEMANのような中ボリュームの靴は、ガタイのいい人がハマりやすいです。

なぜかっていうのはMr.Tのメルマガでめちゃくちゃ詳しく解説しています。

まぁでも何となくわかると思うんですよ。
ガタイいい人の方がボリュームある靴に体が負けないですよね?

めっちゃザックリ言ったらそういうことです。

 

結論

カジュアル革靴デビューで見た目に妥協できるなら買っとけ!!
中程度の太さのボトムに合わせたい!など明確な意図があるなら検討せよ!!

って感じですかね。

ちなみにMr.Tのような体型をウェーブというのですが、ウェーブ体型には特段オススメしません。

強いて言うなら、

「華奢な靴(マッケイ製法)はもう買っていて、中ボリュームのガシガシ気負わずに履ける靴を遊びで買いたい!」

ならいいんじゃね?って感じ。

デザインはチロリアン型などがいいんじゃないですかね。

遊びの靴なんで。

ハイコスパ!と言っても、そのプライスレンジなら・・・という話で、しかもそのコスパの担保はその頑丈さによるものが大半かなという印象です。

ですので、「コスパ」というワードに踊らされないよう、

「自分にとって本当に必要か?」
「自分にハマるのか?」
「自分にとって最適なのか?」

はしっかりと考えて選びたいところです。

視野を広げれば選択肢は他にもありますからね。

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