ご覧いただきありがとうございます。
早速なんですが、この記事はだいぶ前に書いたものだし、なんだか分かりにくいんですね。笑
だから新しい記事をこしらえました。
パーソナルカラーって使えないんですよね。
いや、ちょっと語弊がありました。
単体だと使えないんです。
おしゃれは色々な要素の集合体
おしゃれって色々な要素の集合体です。
服には当然色があり、輪郭を持つから形があります。
そして服には、「イケメン俳優が着てそう!」みたいなイメージもつきます。
色、シルエット、イメージ・・・。
そういう要素が絡み合ってひとつの着こなしになります。
ジャケットの色はどうしようか。(アイテムイメージと色のイメージを考える)
ここは面積が少ないから色をちょっと強めてもいいかも・・・。(色の強さと面積のバランスを考える)
ネイビーのジャケットだけどパンツはどうしようか。(ジャケットとパンツのシルエット、色合わせ、イメージを考える)
たくさんの要素のバランスを考えていくのがおしゃれの実態です。
それがおしゃれ。
それなのに・・・。
パーソナルカラーもひとつの要素に過ぎない
パーソナルカラーもスタイリングを構成するひとつの要素でしかありません。
まあまあ大きな要素ではあるんですけど。
大きな要素だから、無理を通そうとしてしまいます。
ソロプレイで魔王を倒せると思っちゃうんですよね。
キープレーヤーだからって、1人でサッカーの試合に勝つことは出来ません。
周りの助けがあってこそ力を発揮できますよね??
パーソナルカラーだけでは、おしゃれは出来ません。
パーソナルカラーを調べると決まってパーソナルカラーだけに絞ったサイトが出てきます。
それだけで着こなしが出来るわけじゃないのに。
専門的な領域だし、難しいから普通のファッション指南サイトでは手を出しません。
それを考えると、
特化型サイトになるのも頷けますね。
ということは・・・
私たちは自ら適切に取り入れるしかありません。
「え?難しくね??」
それがパーソナルカラーの状況です。
スペシャリストからは専門的な情報を教えてもらえるけれど、他の要素を抜きにしてるので、おしゃれの実態とは合いません。
それを解消しないと、パーソナルカラーを実用的に使えないでしょうね。
「人の色」だけじゃ服は決められない。
私はそう思います。
「落下するボールの速度を求めよ。
ただし、空気抵抗を考えないものとする。」
物理の問題と一緒です。
空気抵抗を考えない問題を現場に持ち込めますか??
持ち込めないですよね??
パーソナルカラーが使えないのは、空気抵抗を考えないからです。
本当はあるのに無いものと考えてしまったら、入口と出口で違うモノになるのは当たり前です。
全体を構成する一要素として捉えるべきです。
一部なのに、無理やり成立させようとするからおかしくなるんです。
一部で全部はまかなえません。
例えば、骨格との兼ね合いで似合う服は変わるかもしれない。
そういった要素たちは互いに影響を与え合っているからです。
「色はブラウンが似合いそうだけど、体つきを考えたらジャケットじゃなくてライダースの方が良さそう。」
とか根本的な部分をテコ入れする必要があるかもしれません。
色じゃなくてそもそもシルエットが問題だった、みたいな。
パーソナルカラーによる男のビフォーアフター
男性のパーソナルカラリストって見かけたことないです。
そんなに血眼になってネット上を探したわけじゃないんですけど。
でも、あんまりいないですよね??
少なくとも女性よりは少ない。
だからどうしても女性パーソナルカラリストによる男性のビフォーアフターばかりが目に付くのですが、首を「うーん」と横に傾げてしまいます。
女性カラリスト→女性の場合、色だけでない部分もコミコミで自然と微調整できるでしょう。色以外の部分とは、服のシルエットやアイテムの合わせとかのことです。自分も女性だから色だけでなく、女性服の知識も当然ある。自動アシスト機能がついてる。
でも、女性カラリスト→男性の場合、その自動アシスト機能を使うことが出来ません。
メンズ服の知識が無いからです。
メンズ服のシルエットやアイテムの組み合わせを微調整が出来ません。
男性のビフォーアフターが微妙になる原因はコレだと思います。
女性カラリストはシンプルに、メンズファッションに対して知識が無い。
パーソナルカラーしか使う武器が無い。
どうしてもそういうふうに見えてしまいます。
結局パーソナルカラーはそれ単体で試合を決めるものではなく、オプションで使うものです。
カラリストたちも、最低限の服の知識が無いと魅力的な着こなしに導くことは出来ません。
ひとつの要素として捉えましょう。
人と服。
その相性を考えるのは、とても難しいことです。
そこには、
人間の体ー色素・骨格をはじめとする人体構造
イメージー人々が心の中で抱いているイメージ
それらがテレビ裏で複雑に絡まり合うケーブルのように、有機的につながっています。
そのカオスの中で、『落としどころ』を探るのが『人と服』の相性を考えるということです。
ケーブル一本、きれいなままで似合う服を知るというのは、実態と合わないのです。
さっきも言ったように、
それがまかり通るのはラッキーな人だけです。
パーソナルカラーの理屈をそのまま使える人も中にはいるでしょう。
お手本のような体・肌色をしている人は1億人もいればいますよ。
ほとんどの人は自分への電圧変換が必要になるのです。
似合うものを選ぶ作業は、難解なパズルです。
正直、はじめのうちはあんまり手を出さない方が無難です。
もし、「それでもやってみたい!」意欲と好奇心が旺盛なあなたには、
パーソナルカラーより骨格診断をオススメします。
何度か言っていますが、日本人には色よりもシルエットが不足しています。
つまり体型不足です。
不足分を補う方が高い効果が期待できますよね??
たんぱく質が不足してるなら、たんぱく質を取る。
単純な話です。
だったら、骨格について知る方が改善の余地が大きいのです。
それに、パーソナルカラーよりも分かりやすいです。
テキトーに探してネットの簡易診断を受けても良いと思いますよ。
まあ、解説を全て真に受けるのは良くないですが。
それでも参考になると思います。
骨格診断にも後で触れたいですね。