【10000字超】目ん玉飛び出るぐらい詳しくコンバースを解説する。

「コンバース・・・種類がありすぎて何が何だか分からねぇよ・・・。」

 

と路頭に迷うあなたのためにめちゃめちゃ詳しく解説しました。
これを読めば、それぞれの違いがハッキリと分かるようになるでしょう。

 

『それぞれ何がどう違うのか』徹底解剖しておりますから、
自分のお財布事情やどんな印象を相手に与えるのか考えながらコンバースを選ぶことが出来るようになりますよ。

 

もちろん、この記事で解説している知識はコンバースに限ったことではありません。

他の靴にも当てはまる知識も盛りだくさんです。

 

あなたの知識も底上げされますから、楽しみながら読み進めてみて下さい。

 

『完成されたデザイン』との呼び声の高いコンバーススニーカーの世界へ。

LET’S GO!!!!

 

 

 

オールスター=チャックテイラー

 

「なんかデザイン同じくせに種類めっちゃあるよね??
何だかわけわからんよ・・・。」

というあなたのためにザッと整理しましょう。

 

よく見かけるこれらの種類・・・
全部『チャックテイラー』です。

 

『オールスター=チャックテイラー』です。

この靴は『オールスター』として世に出てきましたが、バスケットボール選手のチャールズ・H・テイラーが惚れ込み広めたため、人気が爆発したのです。

だから後に『チャックテイラー』の名を冠するようになったということです。

 

今回の記事はコンバースについてですが、コンバースのいくつもある種類の中のひとつ、『チャックテイラー』について整理するよ!比較するよ!っていう記事です。

コンバースでも最も人気のあるモデルと言ってもいいでしょうからね。

 

この記事で登場するのは『チャックテイラー』のみなので悪しからず。

 

 

 

JAPANコンバースとUSAコンバース

 

そもそも何でJAPANとUSAで会社が違うというややこしいことが起こっているのかと言うと、

 

コンバースは2001年に倒産しちゃったからです。

 

あちゃー。
コンバース、一回潰れてたんです。

今の人気からは考えられないですけどね。

 

資金繰りが出来なくて倒産しちゃったけど、コンバースは超有名だし需要はいっぱいあるはず・・・それだったらまだ立て直せるんじゃね?ってことで再建型倒産処理をして、立て直しを試みるんですね。

アメリカでは新会社を設立し、コンバースの商標権をその新会社に渡して再建をはかろうとします。
(後々アメリカのコンバースの方はNIKEに買収されます。だから今NIKEの傘下です。)

 

 

商標権っていうのは、「このデザインやロゴは俺たちのモノだ、だからパクるんじゃねぇぞ。」という知的財産権のひとつです。

商標権が無かったら、当然ですが、その商品を作れません。

となりの大国にドラえもんやらウルトラマンなどのキャラクターがゴリゴリにパクられますが、それは権利の侵害です。
勝手にパクられないように、自分たちが独占的に使えるように権利を持って守るんですね。

 

で、その企業再建に乗り出したのが伊藤忠商事。再建時に起こしたアメリカの新会社が「日本ではあなたたちがコンバースのマークとかデザインとか使って商売していいよ。」と『日本のコンバースにおける商標権』を譲渡したのです。

 

その結果、アメリカと日本は別会社になってしまったのです。

 

日本でのコンバース市場は伊藤忠が握ってますから、NIKEに買収されたコンバースが入って来たら自分たちの売り上げが下がってしまう。

「おいおいアメリカさんのコンバース輸入したらこっちのコンバース売れなくなっちゃうよ。輸入は制限させてもらいます。」

 

とUSAコンバースは輸入制限されたのです。

 

アメリカと日本。

作られるコンバースは別物なのです。
互いにに商標権を持っているから同じデザイン・ロゴを使って商品を作れます。

 

ただし、出来上がってくるものには細かい部分で差が出てくるのです。

 

 

 

 

JAPANチャックテイラー

 

『JAPANコンバース』と書きたいところですが、明確にしておくために『JAPANチャックテイラー』にしておきましょう。

日本規格のチャックテイラーは4種類です。

 

・一番安い価格の『現行』と呼ばれるモデル
・100周年記念モデルの『リアクト』
・『MADE IN JAPAN』モデル
・中毒者を意味する『アディクト』

 

これは上から安い順で並べました。

 

『リアクト』と『アディクト』は持ってないので多くは語れません。
おまけ程度で書いていきたいと思います。

(『リアクト』については見た目の観点からちょっと無いかな~っていうのが正直なところです。)

 

 

 

 

USAチャックテイラー

 

CT70は、
CHUCK TAYLOR1970sの略です。

1960~70年代チャックテイラーの復刻版だよってことです。

 

その中でも、
『ファーストストリング』と『プレミアムライン』がありますが、よりスポットライトが当たるのが『ファーストストリング』の方です。

 

『ファーストストリング』の方が当時のチャックテイラーを忠実に再現・・・って言ってもヒールパッチぐらいしか変わらないんですけど。あと靴箱。

 

ファーストストリングの方のヒールパッチが通称”三ツ星”と言われるもの。
プレミアムラインの方のヒールパッチが『CONVERSE ALL★STAR』と入っています。

 

削られかけててすみません。笑
もう何年も前に買ったものになりますから。

プレミアムラインのヒールパッチは日本規格のものと似ていますが、ちょっと違います。
それは後で比較していきましょう。

 

 

 

 

『廉価版(現行)』『MADE IN JAPAN』『USA』

 

私が持っているのは、この3つです。
ですのでこれらをメインに徹底比較していきたいと思います。

 

ーーー注意点ーーー

『現行=廉価版』で行きます。
『現行』はなんか個人的に分かりづらいと感じるので。

もちろん、一番安いやつのことですよ。

あと、『USA』ですが『ファーストストリング』での比較です。
『プレミアムライン』もヒールパッチぐらいしか変わりませんからね。

ーーーーーーーー

(『アディクト』を持っていなくて書けないのが残念。。。)

最初に結論を書いてしまうのですが、
この3つの選択肢だったら『USA』一択です。

 

そのくらいUSAモデルは素晴らしい出来です。

 

比較する前にザーッと軽く見ておきましょうか。

 

 

『廉価版(現行)』

 

ネットを徘徊してコンバースの情報を探していると『現行』の言葉をよく目にすると思います。
これは、コンバースの日本規格の一番やっすいヤツだと思ってくれればOKです。

 

5000ちょいくらいで買えるアイツです。

弟から拝借。

やっぱり5000円と安いのでアッパーの生地はややペラいし、ソールは「うっっす!」ってなります。
おまけに靴紐もポリエステル製です。(ひもは変えてます。)

 

長時間歩くと足は痛くなり疲れます。
よく裸足で歩ているようだと例えられていますね。

そのくらい衝撃吸収力は少なめ。

確かに、地面のアスファルトの衝撃がダイレクトに足の裏に伝わってくる感触はありますね・・・。

 

 

でもデザインは完成されているんですよね。

後ほど紹介する『MADE IN JAPAN』や『USA』とほとんどデザインは一緒なので、足の耐久力がある人は選択肢に入れてもいいかも。

何よりこの価格で完成されたデザインを手に出来る魅力は計り知れない。

 

「笑止。我の足は鋼鉄の足である。これほどまでにソールが薄くても我の足を疲れさせることは出来まい。」

 

という猛者であれば、長時間使用も耐えることが出来るでしょう。

 

 

 

『MADE IN JAPAN』

 

こちらももちろん日本規格。

正直デザインは現行コンバースとあまり変わりません。
イメージ的には現行モデルを日本の技術でアップデートしたくらいの感じ。

 

アッパーの生地はガシッとハリがあるし、
シューレースはポリエステルからコットン100に、
ハトメもピカピカに、
トゥーキャップも小さくなりました。

 

後ほど詳しく見ていきますね。

 

 

『USA』

 

日本企画のものと比べると値段に対してハイクオリティです。
(輸入が制限されているので、日本での流通価格は高くなっちゃいますけど。)

アメリカらしい無骨でしっかりした作りをしています。

 

そのためシューズがのっぺりしておらず、存在感のある出で立ちです。
それに比べると日本のコンバースはややのっぺりした印象があります。

ですが、それはそれでスタイリッシュな印象に仕上がるんですけどね。

 

60~70年代のチャックテイラーを復刻しているだけあり、細部まで忠実に再現されていて完成度が高いです。

 

 

 

いざ尋常に、、、徹底比較!

 

 

ハイカットだったりローカットだったり、色違い・・・などなどちょっとした差異はありますが、『廉価版(現行)』『MADE IN JAPAN』『USA』という大きなくくりで見てもらえればと思います。

※ときどきグレーのコンバースが登場しますが、弟から拝借した『廉価版』モデルです。

 

 

・フォルム
・生地
・トゥーキャップ
・シューレース
・ハトメ
・インソール
・アウトソール
・当て布
・ヒールパッチ

 

 

フォルム

まずはフォルムから行きましょう。

 

フォルム自体はそんなに気にしなくてもいいと思います。
多少の違いはありますが、そんなに変わりません。

 

ただ、『USA』コンバースはちょっとアウトソールが厚いので、その分ゴツく感じますね。

 

『USA』は多少ボリュームがあるくらいに捉えておけばOKです。

 

『廉価版』コンバースでも十分な細さがありますからスタイリッシュな見た目にはほとんど影響なしと言っていいでしょう。

 

フォルムは『廉価版』コンバースもさほど変わらないのです。
でも、『廉価版』はちょっとかっこ悪く見えることがあります。

 

その差は一体どこにあるのでしょう。

 

それは、他のディテールがです。
細かい部分で少しずつ差が生まれているのです。

 

 

生地

 

『廉価版』は安いので仕方ないですが、生地がちょっと頼りないですね。
足をホールドしてくれる感覚はあまりありません。

自分の足を守ってくれそうにありません。

この靴を履いたまま足を鉄のような固いところにぶつけると、「靴下かよ!」レベルで衝撃を足に伝え、数秒後痛みに悶えることになる可能性高し。

私はその経験があります。

 

 

続いて、『MADE IN JAPAN』。

前述したように、ハリのあるキャンバス生地でガシッと足をホールドしてくれるような感覚があります。

それでいて後述する『USA』よりも滑らかな生地をしていると思います。

 

なめらかでありつつも、ハリのある厚手生地。

良いです。

 

『USA』。

さらにガシッと厚手な生地です。
『MADE IN JAPAN』と比べてやや粗さを感じますね。

 

『ガサッ』という、無骨なアメリカらしい感じ。
でも雑な感じがするわけではありません。

 

反対に『MADE IN JAPAN』は滑らかでした。
そこに日本のエッセンスを感じるのかもしれません。

 

この両者の違いは見る分にはほとんど分からないでしょう。
でも、履き心地は長く使う上では大切です。

 

長く使うなら『MADE IN JAPAN』か『USA』を選びたいところ。

 

 

トゥーキャップ

 

トゥーキャップは地味に大きなポイントです。
無意識に見た目の影響を受けています。

「よく分からないけどかっこいい!」と「なんだか微妙だなぁ。」の差は、こういう細かいディテールに宿ります。

ちゃんと違いを把握しておきましょうね。

 

 

つま先の三角っぽい白い部分がトゥーキャップです。

その面積が違うのが分かりますよね。

 

『廉価版』>『USA』>『MADE IN JAPAN』

 

の順でトゥーキャップが大きくなっているのが分かると思います。

『USA』と『MADE IN JAPAN』は僅差ですが、ちょっぴりカモ柄コンバースの方が小さいですよね。

 

「え?こんなちょっと??
これが見た目に影響するの??」

 

とあなたは思うかもしれません。

ですが、意外にデカいです。

 

つま先は、当然ながら靴の先端です。
また、全身を考えてみても靴のつま先は一番端になります。

 

どうしても、『先っちょ』や『端』は視線を集めやすい部分です。

目立つ部分です。

 

だから、面積は小さくとも印象を大きく左右する部分なのです。

 

どうしても人間は端や先端に意識が向かうものです。

 

なぜなら、形を認識するには先端を認識するのが効率的だから

 

と私は考えています。

 

四角形は4つの頂点で形成されるように。

その4つの角は言ってしまえば、先端です。

 

また、人間は「最初が肝心」「終わり良ければ総て良し」という言葉があるように、精神面でも『始点』と『終点』という先端に重きを置きがちです。

 

だからこそ、「先端を認識することは人間にとってメリットが大きく、意識が向きやすい」と考えています。

そもそも人間は本質的にナマケモノです。
楽をするために、『先端に意識が向かう』ことは自然なことではないでしょうか。

 

ごちゃごちゃ説明しましたが、
先っちょは印象形成に大きな影響を与える』ってことです。

 

特に今回の場合、
先端のトゥーキャップは膨張色の白なので、より目立ちます。

 

ちょっとの面積の違いでも、印象の違いを生むのです。

 

トゥーキャップの面積の違いを見抜けなくても、『何となく』の印象として必ず相手に伝わります。

こういう細かいところの積み重ねが大きな差になるということは、肝に銘じておきましょう。

 

差別化とは、ただ奇抜な服装をすることではないのです。
こういった細かい部分の積み重ねでも差をつけられるのです。

 

あ。

どんな印象になるのか言っていませんでした。

 

トゥーキャップが小さいとより細く感じられるようになるし、スタイリッシュな印象になります。
逆に大きいと若干ぼてっとした印象になるので、そのあたりを考慮して着こなしを考えるといいですよ。

 

だから、一番面積のデカい『廉価版』は他の二つに比べて『ぽてっ』と見えやすいんですね。

 

 

シューレース

 

 

 

シューレースは大切です。
同色のシューレースを使わない場合、目立つからです。

 

スタンダードなコンバースは、黒地に白。
靴の真ん中にどかっと陣取っているし、結ぶことも考えると決して無視できない存在感があります。

 

特にハイカットは、当然シューレースも長くなるため、よりシューレースの重要度は上がります。

 

 

 

さて。

そんなシューレースですが、付属の物はどれも違います。

 

まず『廉価版』コンバースですが、
ポリエステル素材のシューレースが付属しています。

 

 

分かります?

太くて、チープな質感です。

チープなのはポリエステルなのが原因ですね。

 

別にポリエステルが悪いんじゃないんですよ。
防水の靴なら、コットンより水をはじくポリエステルを採用しますしね。

ナイロンスニーカーなら合います。

 

『廉価版』コンバースは、
キャンバス地にポリエステルシューレースなのでミスマッチなんですよね。

 

妙に合わない感じがしてしまう。
妙に目立ってチープ感が浮き彫りになってしまう。

 

しかもポリエステルシューレースは伸びません。
伸縮性が無いんです。

化学繊維ですからね。

 

爪に注目。
今は力を入れてない状態。

 

引っ張ってみると、

 

太さ、変わってないですよね?

 

続いて、コットン100%素材。
『MADE IN JAPAN』のカモ柄コンバースのシューレース。

 

さっきと同じように力を入れて引っ張ります。

 

びよーん。

伸びたの分かります??

そうです。
コットンシューレースは伸縮性があるんです。

 

そのため、ひもを縛るときに『ぎゅっ!』と結ぶことが出来ます。
伸びるおかげで。

 

一応『USA』の方も載せておきましょう。

 

以前、外の人工芝でもフットサルが出来るようにトレーニングシューズを買って履いてたんです。

でも、いつもよりやけに靴紐がほどけるなぁと思ってたんです。
練習の間に何度もほどけて「何だよコレ。めんどくさいなぁ。」って。

その原因、やっと分かりました。

『ポリエステルだから』です。

 

ポリエステル素材で全く伸び縮みしないから、元に戻ろうとする弾性力がコットンに比べて強かったんです。

だから、強い衝撃が加わるとそのはずみでほどけてしまっていたんですね。

 

要は紐自体が固いんですよ。
だから、元に戻ってしまうんです。

 

それに比べてコットンは柔らかく、伸び縮みする素材です。

思いっきり『ぎゅうぅぅぅ・・』と歯を食いしばりながら力を込めて結べば、ほどくのが困難なほど固く結ぶことが出来ます。

 

ポリエステルとコットンではこのような違いがあります。

 

ポリエステルとコットンのシューレースの違いが分かったところで、それぞれのシューレースの違いについて見ていきましょう。

 

『廉価版』以外の『MADE IN JAPAN』と『USA』はコットン100%です。

右から『USA』、『MADE IN JAPAN』です。
一番左は、コンバースショップで買える市販のシューレースです。

 

『USA』と『MADE IN JAPAN』の細さはほとんど変わりません。
右二つですね。

 

でもシューレースにも日本とアメリカの違いが出ています。

 

『USA』の方はまたもやガシッとしたちょっと粗めのコットンです。
この無骨な感じがそそるんですけど。

 

『MADE IN JAPAN』は繊細さを感じます。
きれいなんですよね。滑らかなんです。

 

細さはそんなに変わりませんが、『USA』の方が厚いです。
しっかりした感じです。密度が高い感じです。

 

また、なぜわざわざ市販のシューレースも含めたのかと言うと、
『MADE IN JAPAN』に使われている通常より細いシューレースは買えないからです。

 

『MADE IN JAPAN』を買ったときにしか手に入れることが出来ないのです。
(持ってないので確実なことは言えないですけど、アディクトも細いやつなのかな?)

 

たやすく手に入れることが出来ないからこそ、
話しておきたかったんですよね。

 

多分、このシューレースの話をすれば、
「紐替えれば見た目まぁまぁ良くなるんじゃね?」っていう人は出てくると思うので。

 

それはグッドな判断なんですけど、
全く同じやつは手に入らないということです。

 

市販はこのブラックのシューレースの太さになります。

やや太いですよね。

それでもギュッとすれば、なかなかスタイリッシュな見た目になるので『廉価版』を買ってカスタマイズするのもいいですね。ポリからコットンにするだけでも見た目がかなり変わりますから是非試してみて下さい。

 

 

コンバースのスタイリッシュさは、
シューレースの貢献あってこそです。

 

・コットン素材の伸縮性➩ぎゅっと結べる➩横幅をシュッと締めることが出来る
・紐がそもそも細い

 

からこそ、よりスタイリッシュな見た目になるということです。

 

 

ハトメ

『ハトメ』は、あの靴紐を通す穴。

の周りについている金具です。

これに違いがあります。

「いやいやそんな違わないっしょ!」と思うかもしれませんが、これまた重要ポイントです。

『神は細部に宿る』はマジです。

 

今提示したのは、『廉価版』コンバース。

ハトメ部分はちょっとくすみがかったマットな質感です。

 

これに対して、『MADE IN JAPAN』と『USA』はと言うと、、、

 

ピカピカしてますよね?

これがグレードの高さを感じさせるのです。

 

さらに言えば、『MADE IN JAPAN』と『USA』でハトメの形が違いますね。

 

『MADE IN JAPAN』はドーナツのようにプクッと盛り上がっています。
対して『USA』はアリジゴクみたいに外側がもりあがった形をしています。

その影響か、『MADE IN JAPAN』の方が『USA』よりも穴が大きくなっています。
紐を通した穴部分に隙間が広く空いているのが確認できると思います。

 

カモ柄の方が華奢な印象に、
『USA』の方はちょっと詰まった印象になります。

 

まあでも、ぶっちゃけここまで意識する必要は全くないです。
そんなん誰も分かりません。笑

 

 

私もカメラで接写してみて初めて気づいたくらいですから。
おまけ程度に捉えて下さい。

 

ピカピカ輝いていることが重要なポイントです。

 

※『リアクト』は、シュータン(足の甲部分)とソールがふかふかしてて気持ちいいんですが、デザインがいかんせんチープなんですよね。そのふかふか分ボリュームもアップしちゃってるし・・・。ハトメも『廉価版』より安っぽさを感じましたね。

 

 

インソール

『廉価版』はペラくて痛い。

と書きましたので、ここでは触れません。

 

『MADE IN JAPAN』ではソールが厚くなり、長時間使用でも耐えられるレベルです。

実際、仕事中に履いていましたが大丈夫でした。
ちょっと疲れることはありましたが。

ナイキなどのハイテクスニーカーほどではないにしても、通常使用なら問題無いでしょうね。

 

『USA』はさらにインソールが厚いです。
足を入れたときに、『ふかっ』とした感触があります。

 

スポーツメーカーのエッセンスが注入されたシューズになっています。

 

「この値段でこのインソール!?」

っていう驚きがあります。

 

さすがNIKEに買収されただけはあります。
そのテクノロジーやノウハウがコンバースにも注入されているのです。

いやあスポーツメーカーのトップ恐るべし。

 

履き心地
『USA』>『MADE IN JAPAN』>『廉価版』

 

 

アウトソール

いやあこの差もデカいです。

 

 

『MADE IN JAPAN』のカモ柄より『USA』の方がツヤがあり、テカテカしてるのが分かりますよね。これがチープさを消し、高級感が出ます。

また、『USA』の方は真っ白ではなく、クリーム色をしていてそれがヴィンテージの雰囲気を醸しています。

これもまたいいんですよね。

 

やっぱり『廉価版』と『MADE IN JAPAN』のマットさは、『USA』と比べるとチープに見えてしまいます。

 

さらに、『USA』の方のアウトソールはちょっぴり外側にせり出しているのが分かります。
そして、ちょっぴり厚めです。

 

この影響で、『USA』の方が気持ちボリューミィです。。

 

そして、足先をぐるっと補強した部分が『USA』の方が長いというのもボリュームに貢献しているでしょうね。
(語彙力皆無かよ。)

 

JAPAN:マットで白色
USA:ピカピカでクリーム色ちょい厚ソール

 

 

ヒールパッチ

ヒールパッチもピカピカしてて『USA』の方が好きですね。
通称”三ツ星”と言われるものですね。

 

消滅しかけてますが、『廉価版』は『ALL★STAR』のみです。

ついでに『USA』の『プレミアムライン』ヒールパッチですが、
CONVERSEの文字が入っています。

絶滅寸前ですみません。笑

 

※100周年記念モデルの『リアクト』にも『USAファーストストリング』のものと同じデザインのものが採用されていますが、『USA』と比べるとチープ感は否めません。

 

 

当て布

この当て布『USA』にしかありません。
(日本企画の場合、『アディクト』ならあるようですが・・・

もともとバスケットシューズとして広まりましたから、当時を忠実に再現するなら当て布は欲しいところですね。

バスケットみたいな激しい競技には耐久性は必須ですから。

 

 

 

値段

『廉価版』税込6264円
ただ、セールもよくやってるのを見るので、5000円ぐらいで買えそう。

『MADE IN JAPAN』税込12960円
流石に高くね?

『USA』税込13000~18000円
二次流通価格。販売者によるらしい。
海外なら8000円前後。為替により多少変動。
(私はマレーシアのランカウイ島にて税込6912円で購入。)

 

ちなみに。

『リアクト』税込7560円

『アディクト』税込17280円

 

ちなみにちなみに。

カモ柄の『MADE IN JAPAN』は税込16200円です。
うー高い。

 

『USA』コンバース、

海外で買ったら8000円ぐらいなんですよね。
私はまさかの、ランカウイという南国リゾートで買えましたけど。笑

それを考えると、「んー高いなぁ」って思ってしまうのです。
日本で買えないからしょうがないけど。

 

 

 

 

まとめ

 

いやー思ってた以上に長くなっちゃいました。
ここまでお疲れさまでした。

最後にあなたの脳内にすっきりと収納されるように、まとめておきます。

 

『廉価版』は、5000円ぐらいにしてはデザインの完成度が高いシューズを手に出来るということ。ただし、足の疲労や痛みを覚悟するべし。シューレースは正直ちゃちいので、コットン100%のものにするか丸紐にするのがオススメ。

 

『MADE IN JAPAN』は、『廉価版』をほとんど変えずにストレートにグレードアップさせた感じ。生地の質、シューレース、ハトメ、インソールなどなど。履き心地は良い。『USA』よりでスタイリッシュ。シューレースやら、シューホールの穴の空き具合、ソールの厚さ、生地の厚さにおいて華奢な印象があります。決して頼りないということではなく、スタイリッシュでよりミニマルな印象にするための工夫です。

 

『USA』は海外で買えるならこれ以外の選択肢はありません。8000円程度でこのクオリティのモノが買えてしまうのは驚きです。コンバースは細身のスニーカーですが、日本のものと比べるとちょいゴツめ。生地は厚いし、シューレースも密度は高め、アウトソールはややボリューミィとアメリカらしい無骨な雰囲気がコンバースにも付与されています。

 

細部を比べたときに、『USA』に軍配が上がります。
特にヒールパッチを含めたラバーソールのピカピカしてるのが個人的には好きです。

『MADE IN JAPAN』と『USA』を比べたときの一番の違いはやはりそこだと思います。
他の部分はパッと見ではなかなか気づきにくい部分ですから。

 

とは言っても『チリ積も』です。
『神は細部に宿る』ことは忘れてはなりません。

ちょっとの違いの積み重ねが大きな違いを生んでいるのです。

 

『廉価版』と『MADE IN JAPAN』『USA』を比べたら、違いがはっきりと分からなくても後者を選ぶと思うんです。コンバースのことを全く知らない初心者でも。

 

「大体一緒だからいいや」っていうのはちょっと乱暴です。

その細かいところに価値が宿る可能性は十分あるからです。

 

 

また、『MADE IN JAPAN』を買う利点としては、

コンバースのスタイリッシュさを存分に楽しみたい。

っていうくらいしか思いつきません。

 

13000ぐらいまでお金出すんなら、『廉価版』を足の痛みを覚悟しつつ、シューレースを変えてそれっぽく見せて耐え忍びますね。本当に紐だけで全然変わるんで。

 

もしくは、もうちょっと出して他のブランドが別注してるコンバース買おうかなってなります。

普通のチャックテイラーは海外行ったときにでも買おうかなと。
あくまで個人的な考えですけど。

 

 

 

PS.

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