
ずっと憧れていた雑誌の1ページ。あの雰囲気。
私は、モデルたちがラフに洋服を着こなしている、あの雰囲気に憧れていました。
ゆるいシャツにゆるいボトムスを合わせ、髪型は無造作で・・・朝起きてメガネをかけてコーヒーを入れいているような日常のワンシーンを切り取ったスナップは、とても自然体でかっこ良かった。
いや伝わんないか。笑
髪が無造作で髭を生やしたディーンフジオカが、シャツのボタンを二つくらい開けて、ボトムにはゆるいパンツを合わせてソファに座っているみたいな。笑
そのボトムからは柔らかさを感じ、王道のシャツスタイルでありながら程よいリラックス感を醸す・・・。
なんとなくイメージ伝わります??
でも、いざ真似しようとしてみると何か違う。
上下ゆるくしても何か違うんですよ。
まあこういう、真似しても何か違うというのはファッションあるあるですけどね。言葉には出来ないけれど、違和感を感じるというのは。
何か違う・・・違和感の正体。
その正体は”圧倒的な自然さ”なんです。
スタイルが良い人に許された特権かもしれません。適当に着てもかっこいいんです。いや、スタイルが良い人が適当に着るからこそかっこいいのかもしれない。なぜなら、普通の人は適当に着たら十中八九野暮ったくなるから。ある意味真似できない。
今のトレンドはゆったり感とかリラックス感ですが、それとは違うんですよね。
上下ゆるくしても、この圧倒的な自然さは出せない・・・と私は感じます。このニュアンス伝わりますか??
だからこそ、凡人がディーンフジオカに出来るだけ近づこうと思ったら、
・スタイルが出来るだけ良く見える
・圧倒的自然さ
を両立しないといけません。
これはとても難しいです。
スタイルを良く見せるには、基本的には脚の形を出さないハリのある堅いパンツ。
自然さを感じさせるには柔らかい素材のパンツ。
という一見矛盾した難題をクリアしなければならないからです。
で、この難題に光を見出したのがオーラリーのスタンドアップワイドパンツなんです。
”服に着せられる”ているのではなく、”服が着こなさせて”くれる。
”洋服を着こなす”というのを、人ではなく洋服が再現してくれる、そんな服に感じるのです。
”着こなす”というのは、自然な感じだということです。
よく「着こなす」「こなれ感」のワードたちとともに「ロールアップ」が出てきますが、ラフにまくって規則的でない感じを演出しようとするからです。
自然さとは、ある意味、
不規則な感じと言えると思います。
じゃあ、オーラリーのパンツはどうかと言うと、規則的な感じがしません。
例えば9分丈に裾をカットしたら、それはもう意図が混じり込みます。白い絵具にちょっと黒が混じるようなイメージです。意図が混じるのです。灰色になる感じですかね。

でも、そういう直線的なカッティングを施すからこそきれいなスタイリングになります。どっちが良い・悪いではなく、どんなスタイリングにしたいか、どんな雰囲気にしたいかによって変わってきます。
スタンドアップパンツはワイドパンツでもあるし(ただ、後述するようにそこまで太くない)、「純度100%、真っ白な自然さ!!」とはいかないまでも、このパンツの色が示すオフホワイトくらいの「自然さ」の純度を保っているように思います。

スタンドアップパンツはどこが優れている!?
これを読んでいるあなたは、まだモヤモヤが晴れない部分があるのではないでしょうか??
「いやいや、それと同じようなゆるいパンツくさるほどあるっしょ!」
・・・みたいな。笑
ではじっくり説明していきましょう!!
まず素材。

スタンドアップと名がつくわけですから、「生地だけで立ちそうなほどのヘビーウェイト!!」と説明されることが多いです。その片鱗は感じるのですが、立つイメージをゴリゴリに膨らませていると「あれ?」と感じるかもしれません。
確かに、スタンドアップTシャツの方は面積がパンツよりも小さくなるので、実際に手に取ると「おお、立ちそう・・・。」と感じます。パンツはどうしても面積が大きくなりますからスタンドアップ感は薄いです。生地の厚さは、ボトムスだったらこのくらいの厚みのあるパンツは全然ありますね。
むしろ、立つほどだったら自然なスタイリングは再現できないでしょう。さっきも言いましたが、そこには作為的なにおいが立ち込めますから。あまりにも直線的なシルエットは自然さは薄くなります。
もちろん、厚地でハリがある生地です。それでいて柔らかくなめらかです。
写真でシワの入り方を確認してみて下さい。シワの入り方も上品と言うか、なめらかじゃないですか?
生地が薄いと細かなシワが無数に刻まれるものですが、厚手でやわらかい生地感だと大きめの上品なシワが生まれます。
また、重みもあるので、穿くと下にストンと落ちるんですよ。
それでいて生地にハリがあり、なめらかでやわらかい。
この生地は生地屋を母体とするオーラリーが、一から作ったもので似たものはなかなか見つけられないのではないでしょうか。
天竺編みと言って、本来Tシャツに使われる編地をパンツに落とし込んでいるので、「堅いけど柔らかい」なんて文字にすると矛盾するような不思議な生地感なんです。
あと大事なところは、横のシームが無い(内側にはあり)こと。
これによって、パンツのシルエットがより立体的になります。横にシームがあると、どうしてもそのシームに引っ張られ平面的なシルエットになります。(そのため私はデニムなどを、クリースを意識して畳むスラックスのように畳むことがあります。シームに沿って畳むと、横に広がったシルエットになってしまうからです。また、ユニクロなどのマネキンの裾を見ると、金属の棒で後ろに引っ張っていることがありますよね。あれもシームと畳ジワによって、裾が横に広がるのを防いできれいに見せようとしているのです。)
立体的だとより脚に沿うシルエットになるので、脚の形を浮き彫りにしません。さっき言ったようにハリのある生地ですから、脚から適度に離れ体型カバー力も高いです。
また、ストンと落ちる重みのある生地感と相まって、ワイドパンツながら意外と太く感じません。

あとは、裾のドローコードも良いですね。
絞って裾を中に織り込むことで、写真のような感じになります。
このおかげで裾に不規則性をもたらしてくれるんです。
そう、もう言いたいことは分かりますね?
裾が凄い自然なんです。
さらに、靴の上に溜まるクッションが絶妙になるんです。
クッションがつきすぎても野暮ったくなるし、靴から離し過ぎると自然な感じ薄まってしまう。そもそもクッションの調整ってすごく難しいんですよね。穿いていると微妙に落ちてきたりして。しかも身長が無いとクッションをつける着こなしは難易度が高いです。
その点、このドローコードのおかげでクッション位置が絶妙になり、パンツの丈を最大限長くとることが出来るので、野暮ったく見せ過ぎず脚を長く見せてくれます。上下のバランスも整いやすくなります。
つまり。
私みたいな短足でも、雑誌で憧れていたあのラフでかっこいいスタイリングを再現させてくれるのです。
それでもやはり、私が頑張って気を配って整えてラフを目指すのと、本当にスタイルの良い人がラフに着るのとでは違いがあります。私には意図があるので、”自然の度合い”が違うというか。忠実に再現しても醸す空気が違うみたいな感じでしょうか。ライフスタイルに根付いていないとも言えるかもしれません。
こんな書き方しましたけど、自分では十分満足です。笑
着こなしの注意点。
もし自分の体型に自信がなければ、あまり着丈の長いものと合わせるのは辞めましょう。あまりに着丈が長いとトップスの丈がボトムに侵食し、せっかく最大限まで確保していたボトムの長さが台無しになります。
ゆるさを出すなら、ドロップショルダーや身幅を太くするくらいで十分です。
丈は短めに抑えておきましょう。

PS
ガシガシ使って、洗いをかければクタッとしてきて雰囲気も良くなりそうで楽しみ。
PPS
あ、言い忘れてたんですけど、これスウェットパンツです。
スウェット感無いですけど。笑
https://www.tokyolife.co.jp/shop/humiditstore/040-0248-0636-1903/0
一応参考URL載せときますけど、ここ2月8日現在でポイント10倍で、定価23000円の10%のポイント2300円分もらえますね。
私は店舗で買ったんで、いいなぁ。笑
ちなみに私はサイズ3、一番小さいやつでしたが結構ウエストもゆるめでした。ドローコードでウエストも絞れるので問題ないですけど。
今挙げたサイト上で結構がっちりした方が一番上の5のサイズを着てらっしゃるのですが、結構ムチムチ感がありますね。笑
やっぱり余裕を持って穿いてもらった方がいいのかもしれないです。また、身長が低めorかなりの痩せ型だとぶかぶか過ぎたり丈が余ってしまうかもしれないので、その点は気を付けて下さい。自分似合わないものを買ってももったいないですからね。
それにしてもこれが23000円は安いなぁ。
一般的に考えたら高いですけどね。きっと親に言ったら怪訝な目で見られるんだろうなぁ。笑