『おしゃれ』の構造分解。

 

「理想のイメージを踏まえつつ、比を使って服・自分・概念を組み合わせながら最適化していく」

 

これがおしゃれの全貌です。
全体像です。

このサイトで言う世界地図的なヤツ。
全体像だから、ちょっとばかし抽象的になってしまうのは勘弁してもらいたいところ。

え?
ちょっとどころじゃないって??

でもね。
そんなに難しいことじゃないんですよ。

難しい言葉を使わないなら、
おしゃれって結局、自分をかっこよく演出することです。

これに尽きる。

それが自分を最適化するということ。

その最適化するためのツールが『比』です。

早い話が、比を使って自分をかっこよく演出しよ!ってことです。

 

難しくないでしょ?

それをさらに詳しくこれから説明していきますよ。

 

 

あなたを目だけで見ていない。目と心で見ている。

 

あなたを見るとき、みんな目だけで見ていません。
心の目でもあなたを見ています。

心は『感じ方』に影響を与えます。
同じ景色を見ても何も思わない人、涙を流す人がいます。

河川敷を歩いていて、当時付き合っていた女の子を思い出したり。
部活で汗まみれでクタクタになりながらアイツと帰ったなぁと思いだしたり。

人は、心を経由してあなたの服装を判断します。

好きか嫌いか。
おしゃれかダサいか。

 

目と心であなたを見て、評価しています。

 

子どものやることにいちいち干渉してくる母親のように、心が干渉します。
おしゃれは、この心の出しゃばり具合が特に強い。

だからファッションはセンスだなんだと言われがちです。
曖昧に感じられるから。
イメージというよく分からないものを相手にしないといけないと思われるから。

服は特にイメージが大切です。

ファッションブランドがイメージを大切にしてるのは、何となく感覚で分かるのではないでしょうか??

かっこよさげなCM流してみたり。
外人のスタイル良いモデルを起用したり。
人気のインフルエンサーに着てもらったり。

 

「にこるんが着てたから私も買っちゃう♡」

 

みたいに、
「誰誰が着てたから~」っていうのが大きく影響するんです。

「私も憧れのあの人みたいになりたい!」って気持ちがそうさせるんです。

だからブランド側もどんな人に着させるかは大事。
売りたい層が憧れを持っている人にブランドも着てもらいたいと思っている。

機能性とか、素材がうんたらかんたらより、まずそこ。
どんなイメージを持ってもらうか。

これは、『人の服に対する捉え方』のリアルを浮き彫りにしています

 

服はイメージです。

あなたを見る人は自分の心の中のイメージと結びつけようとしています。
自分のこれまで見聞きしてきたストックと照らし合わせて、どこに分類しようかと常に考えているのです。

少しの違いなんて関係ないです。
ザックリ「〇〇っぽい」と思われたらその時点でカテゴライズ完了です。

「カテゴライズされたくない!」

みたいな変なプライドを持ってはいけません。
もしそうならおしゃれになるのは諦めた方が良いでしょう。

なぜなら、その方向性はパリコレの服と一緒の結末を辿ることになるからです。

 

人はカテゴライズしたがりです。
ことあるごとに分けたがります。
しょうゆ顔とか猫系女子とか。

自分に無い知識は受け入れるのに時間がかかるからです。
自分の守備範囲と離れるほど、その時間はかかります。

だから、コレクションの服装は、持っている知識とかけ離れ過ぎて一般層にはネタにされるのです。

 

あなたの服装を目と心で見ています。
そしてその心で、あなたの印象はいとも簡単に変わります。

曖昧なんです。
曖昧なものでおしゃれは左右されます。
曖昧なものでおしゃれは出来ています。

 

 

おしゃれは印象

 

おしゃれはすべて印象に収束します。
い・ん・しょ・うです。

印象って曖昧なニュアンスを含んでますよね。
その人から受ける感じ、みたいな。

着丈何㎝?が重要じゃないんですよ。
何となくの印象が大事なんです。

分かりますか??
ここは感覚的な話なので分かりづらいかもしれません。

数値じゃない。
理系じゃない。

文系的な感覚が大事です。

 

着こなしを作るときは、

「どんな着こなしをしたいか?」

を明確にイメージできると良いです。

 

さっきも言いましたよね。
人は自分のストックしてあるイメージと結び付けたがりだって。

だったらそれを利用しましょう。
見る人の心の中に入り込むのです。
その人のかっこいいと思うイメージに結びつけるように着こなしを作る感じです。

つまり、着こなしを作る入口はイメージです。
手順1が「イメージを明確にすること」です。

「理想のイメージを踏まえる」です。

 

だから自分がいいなと思ったスナップは保存しておくといいです。
それも「めちゃくちゃ心に刺さった」やつ。

少数精鋭にした方が明確なイメージを持てます。
あれもこれもとやっていると、何だかよくわからなくなってしまうんですよ。
「自分が結び付けたいイメージは何なんだ?」と。

準備段階ですが、とても大事なことです。

 

おしゃれは印象に収束するからこそ、着こなしの第一歩は「明確なイメージをもつこと」なのです。

最初に設計図が無いと、どうしたら良いか迷ってしまいますからね。

 

 

自分の旗は動かせない

 

「比を使って服・自分・概念を組み合わせて最適化していく」

って部分はちょっと難しいかもですね。

かすかに匂わせてきたんですけど、
おしゃれって見えるものと見えないものに分けられるんですよ。

目で捉えられるもの。
目で捉えられないもの。

例えば。
色や形は目に見えるもの。

逆に。
イメージは概念で、目に見えないものです。

「男らしい雰囲気がある」
「きれいめな着こなしだね」
「落ち着いた印象だね」

これらは全部目に見えませんよね?

日常生活を送ってきた中で自然と身についたものですよ。
だって、マサイ族にスーツ見せてサラリーマンをイメージしませんよね?
「何じゃこのヘンテコな服は??」って反応ですよ。きっと。

 

見えるものと見えないものが絡み合っておしゃれは生まれる。
且つメインディッシュは自分、つまりあなたです。

おしゃれには、『服・あなた・イメージ』が必要です。
そして主役はあなた。

自分起点で着こなしを作るってことです。

あなたはあなたという旗を立てています。
「ここが俺の島だ!」と言わんばかりの。

だったらその旗を起点に自分の国を作るしかありません。
もし旗を動かしたいなら、整形するか、生まれ変わるなりしなくてはいけません。

すなわち旗は動かせない。

小栗旬にはなれない。
モデルにはなれない。
外国人にはなれない。

逆に誰もあなたにはなれない。

自分を起点にかっこよく演出する手立てを考えなくてはいけないのです。

 

最適化とは自分を中心に据えてバランスを考えるということです。

 

最適な場所に自らを置く。

優れた料理人は食材の状態・特徴を把握し、その食材が一番生きる料理を作ることが出来ます。

鮮度が高く素材が良いなら、シンプルな味付けの調理を。
クセのある食材なら、それに合わせてユニークな調理方法を選ぶ。

食材は変えられません。
でも調理の仕方は変えることが出来ます。

あなたは食材でありシェフです。

自分をどう料理したいですか??

 

 

最後に。

 

自分をかっこよく演出すること。
TPOに応じて自分を魅力的にプロデュースすること。

これが最適化です。

そしてその最適化を現実的にするのが『比』です。
『比』は絵の中の餅を取り出す力があるのです。

 

理想のイメージを持つ

比を使ってカチャカチャする

かっこいい自分

 

ザックリこんな感じ。

これが全体像です。