良い服とは何でしょう??
値段の高い高級な服ですか?
ブランドものの服ですか?
デザインが複雑な服ですか?
作り手がこだわった服ですか?
インフルエンサーが紹介してる服ですか?
・・・・・・・・。
否!!!
確かにそれらの洋服は、時に魅力的に私たちを誘惑することもあるでしょう・・。
しかし!!
最も大事なのは、、、
あなたをかっこよく見せるかどうかでしょう!!
あなたを魅力的に見せるかどうかでしょう!!
それが最も大切です。
高級素材?
作り手のこだわり?
ブランド?
ノンノンノン。
そんなのは二の次三の次。
高いものを買えばOKなら、
こだわりの詰まった服を買えばOKなら、
ブランドを買えばOKなら、
私は意味のない存在です。
存在意義がありません。
ファッションはそんなに単純じゃありません。
単純な方がどれほど良かったことか。
こんなに世の中におしゃれ迷子を生み出すことは無かったでしょう。
スポットライト当てる主役は??
自分が魅力的になるかどうかじゃないんですか??
違うのなら、この先は全く読む必要は無いでしょう・・・。
おしゃれはずっと前に勝負が決まっている・・・。
おしゃれは、着こなしを考えるおうちでするものとあなたは考えているかもしれません。
・・・が!!!
定められた運命のようにずっと前に決まっています。
そう。
洋服を選び、カバンから財布を出し、買い物袋を持っている時には、既に勝負は決しているのです。
洋服は自宅の洋服たちとの組み合わせであるから。
スラックスをテーラードジャケットとして使うことは出来ないのです。
もちろん、テーラードジャケットをシャツとして使うことは出来ないのです。
「何てめぇ当たり前のこと言ってんだ??」
とあなたは思うでしょう。
これは『微妙なニュアンス』にしても ”そう” なのです。
同じ『テーラードジャケット』に分類されても、ジャケットBじゃ成り立たなくなることがあります。ジャケットAじゃなきゃダメということが。
だから買うときに、勝負は決する。
そのくらい、洋服選びは重要なプロセスだということです。
洋服選びは『輪郭』を見ろ!!!
さて。
洋服選びの重要性が分かったところで・・・
『輪郭』
を見て下さい。
黒いボールペンで書くであろう一番外側の部分。
今日お伝えしたいのはこれだけです。
そして、こうも言い換えることが出来ます。
洋服を選ぶ上で一番大切なのはシルエットだ
と。
色でもなく、
素材でもなく、
デザインでもなく。
形が最重要だと。
なぜなら、日本人に不足しがちなのが『体型』だからです。
外国に出るわけでもないのに外人と比べるのはややナンセンスと理解した上で言いますが・・・外人と比べて日本人は子供っぽい体つきをしています。
西洋で発達した洋服を着こなすには、そもそも難易度が高いんです。
ならば、真っ先に補う必要があると思いませんか??
足りない栄養素を補給せねば!と思いませんか??
私はシルエット作りに一番力を入れます。
そのためこの主張は、スタイルの良いモデル体型には必ずしも当てはまりません。
自分の体型に満足していない人向けです。
どんな輪郭がイイのか?
極論、ナイトです。
意味分かりませんね。
騎士様です。騎士様。
ナイト参考サイト↓(全身見れます。イメージつかむため見ておくのが吉。)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC
洋服を選ぶとき、私はいつも騎士を想像せずにはいられません。
洋服を選ぶときにこの西洋甲冑を頭に思い浮かべる変人は、私くらいなものでしょう。
自分の体型に満足していないなら、外殻作りをアウトソーシングしてしまえばいいのです。
輪郭作りを外部委託してしまえばいいのです。
”筋肉は一生ものの服”
byゴールドジム
素晴らしいゴールドジムのキャッチコピーですが、筋肉で輪郭を作れないなら、洋服で作りましょうってことです。
スライムのように今にも溶けだしそうな、ナヨナヨシルエットはやめるんです。
しっかりとした輪郭のものを選びましょう。
あ。
あと、この中世騎士様をイメージするのは、MAXを想定できるからです。
つまり、限界値です。
私は、「あり得ないだろ。」っていう『極端な上限』を結構イメージしています。
甲冑、ボディの影響を受けて変形なんてしないじゃないですか。
金属ですから。
洋服は大なり小なりシルエットに影響が出ますけど。
もし上限を意識しないまま『輪郭の安定感』を考えると、何を基準にしたら良いか、よく分からなくなるからです。
好きなことと嫌いなことを往復することで自分が見えてくるように、MAXとMINの両極端を意識することで「輪郭とは何ぞや」が見えてきます。『輪郭』の正体を正しくつかむことが出来ます。
まぁミニマムは何でもいいです。
脂肪でもスライムでも。笑
だから私は身に纏うものの上限を意識しています。
結構モンハンの防具とか、ダークソウルの防具とか、映画やアニメに登場する甲冑などにはいつも注目しているのですよ。
でも、
「俺、洋服選ぶときに甲冑イメージしてるんだよね!!」
って言わない方がいいですよ。
変態だと思われますよ。
ドン引きされても知りませんよ。
イメージを膨らませるだけにしておいてくださいね。
現実的なイメージはコルセット
MAXのイメージをつかんだところで、もうちょっと現実的にしましょう。
コルセットは、中世の女性たちが身体ラインを美しく見せるために身につけていた補正下着ですね。ギュギュっとウエストを絞りあげ、痛みに耐えながら体を矯正していた・・・。
流石にそこまでする必要は全くないですが・・・。
『補正する』
『矯正する』
というコンセプトはいただきましょう。
洋服を選ぶときは、この視点が大切です。
体を補正する・矯正するという視点です。
洋服、それ自体のシルエットが良く出るものを選ぶ
ということです。
ハンガーに吊るしている状態と、
着用している状態とで、あまりシルエットに変化が無いもの。
常に欠かさずポケットに入れて持ち歩いています。
頭の中にいつもコレがあります。
自分の体型じゃ、そこら辺に落ちてる服を拾って着てもかっこよくなりません。満足いきません。だから洋服にビシッと直してもらうのです。
暴れまわるじゃじゃ馬を押さえつけるが如く、自分の体を洋服で押さえ込むのです。
体型に依存しないということです。
つまり、極論。
誰が着ても変わらないってことなんですよ。
まあそれは言い過ぎにしても、
雑誌のモデルが着ても私が着ても差は小さくなるよってことです。
逆に言えば、ユニクロを着たらポテンシャル勝負になるから差は大きくなるよってことです。
体の線を悟らせない
服のシルエットが美しく出る
そんなことを考えながら洋服選びをしています。
『輪郭』を具体的に考えてみよう。
- ハリがあるもの
- 生地に固さがあるもの
- シワが出ないよう、ボディラインに沿って仕立てられているもの(立体的に仕立てられているということ)
- 体から適度に離れるもの(落ち感があり、摩擦が生まれにくいもの。立体的にシルエットが出るディテールを含んでいるもの。)
こういったものを選ぶと輪郭に安定感が出るようになります。
具体的なアイテムを出すと、
デニムジャケットや、
スラックス、
テーラードジャケット、
ワイドパンツ、
重量系アウター(コート、ダウンなど)
あたりですかねぇ。
もちろん、生地感や仕立てによるので一概にそうとは言い切れません。
が、このあたりのアイテムは洋服が自力でシルエットを作ってくれるものが多いですね。
じゃ、実際にそういったアイテムばかりでコーディネートを組むとどうなるか、見ましょうか。
ボトムは直線的なラインを描くまっすぐなシルエット、
ボディラインを拾わないコート、
美しい形の革靴など・・・・
体は至るところが曲線なのに、全体的にシワの少ないきれいな輪郭を描いているのが見て取れると思います。
さすがに甲冑と比べると、洋服は体の影響を受けていますけど、かなりきれいなシルエットになっているんじゃないでしょうか。
重量級の後は軽量級。
シャツスタイル。
生地に固さのあるコットン100%のリジッドデニムに、薄手素材ながらハリのあるシャツを合わせたものです。
私のO脚もギリ隠せています。
洋服がシルエットを勝手に作ってくれると、
マ~~ジで楽です。
そのラクさを体験した後で、
スライムのようにナヨナヨした輪郭を描く服で着こなしを作ろうとすると、
「難易度どうした?宇宙じゃん!」
みたいに爆上がりします。
上下どちらともナヨナヨ・グニャグニャしたシルエットです。
これでもかなり頑張りましたが、先ほどとは違い微妙な下半身を悟らせるようなスタイリングになっていますよね??
私は結構好きなんですけどね。
イージーパンツみたいな脚の形を浮き彫りにしてしまうナヨナヨパンツは、モデル体型じゃないとホント難しいです。
まずは安定した輪郭を描く服ですよ。
シルエットが美しければ、色合わせでも多少下手打ってもカバー出来ます。
おしゃれの全てが楽になります。