「Yライン」って知ってますか??
そうです。
トップはばふっとボリュームを持たせ、ボトムはシュッと細身にして上下でメリハリをつけるシルエットのことです。
どこから来たのか、今やメンズファッションの三大シルエットのうちのひとつとされています。(おそらくディオールがレディースのコレクションで発表してから、メンズに派生したのだと思いますが。)
その三大シルエットは、「あれ?いつもよりスタイルが良く見える!」という体験を割と楽に出来るところからここまで広く認知され、メンズファッションの常識・基本となったんだと思います。
実際、Yラインシルエットに整えると簡単に、おしゃれに見えるんですよね。
手っ取り早くおしゃれになりたいなら、このシルエット作りのテンプレを使わない手はありません。
ただ、なぜこのシルエットに整えるとスタイル良く見えるのか?を説明できる人はほとんどいません。
インターネットや雑誌を、仮に隅から隅まで目を通したとしても、書いてないと思います。
それは他の2つのシルエット、IラインとAラインについても同じです。
書いてあるのは、
「Yラインはメンズファッションの基本のシルエットで、スタイルが良く見えます!」とか、
「Yラインはメリハリをつけること!」とか、
「おしゃれに見せたいならYラインに整えよう!」とか。
Yラインを整えることが、あたかもおしゃれの絶対の基本であるかのように進んでいくのです。
お前知らないの?メンズファッションの常識でしょ?前提でしょ?とでも言うかのように。
私は疑問を持たずにいられませんでした。
Yラインに整える根拠は?
って。
普通、そんなところに疑問を持たないのでしょう。
きっとみんなそういうもんだろうなって、何の疑問を持たないまま受け入れて進むのです。
おそらく、そっちの方が効率よく社会を渡っていけるはずです。
要領よく生きていける人です。
(急に何の話だ?w)
私は要領よく生きていけないと自覚しているので別にいいんですが。笑
(そういえば、数学の公式をそのまま覚えろと先生に言われて納得がいかず、なぜこの公式が生まれたのか考えることがあったなー。)
そういう私なので、その疑問を華麗にスルーすることは出来ませんでした。
だから、徹底的に考えました。
「なぜスタイルが良く見えるのだろう?」と。
そのため、ある程度確信を持ってこのシルエット自分なりに解釈し説明できるんですね。
そんな私が、Yラインをさらに洗練させるためにすることは、
ロールアップです。
これは、Yラインとセットで使うことが多いですね。
なぜなら、Yラインに整える上で大切なのは、
トップとボトムの対比だからです。
つまり気を配るのは、トップとボトムの面積です。
(靴は過剰に目立たないものが前提です。)
ロールアップすると、物理的にボトムの面積が減るため、上下でよりメリハリがつき、シルエットが整っているように見えるのです。
ボトムに細いものを選んだのに、Yラインが整わないなーと感じたときは上下でメリハリがついていないかもしれません。
意外と、自分でメリハリをつけたつもりでも、他人から見たら「あんま・・・」みたいなこと多いですからね。
上下のメリハリを調整するときは、面積の比を意識してみて下さい。
そして、ロールアップをしたりしなかったりしてバランスを整えてみて下さい。