『メリハリ』って何のためにつけんの?ヒントはギャップ。

 

「メリハリって何のためにつけんの?」

って思ってる人、多いんじゃないですか?

「分かってるよ!」と言う人も、もう一回よく考えてみて下さい。

本当に分かってますか??

 

雑誌やファッションサイト運営者は頻繁にこの言葉を使いますよね。
「着こなしにメリハリをつけておしゃれに着こなそう!」みたいな。

でも、何でメリハリをつけるのか、その『Why?』の部分を語っている人を見たことがありません。

 

「それはシルエットを整えるためだよ。メリハリをつけるとスタイルが良く見えるようになるから。」

 

ファッションサイトの運営者に聞いたら、こんな答えが返ってきそうです。
でもこれは理由じゃありません。原因と結果が成り立ちません。

 

メリハリを作る➩スタイルが良く見える

 

これ、ちょっとおかしくないですか?
つながらなくないですか??

『➩』部分にワンクッション入りそうですよね。何か抜け落ちてますよね。

 

その『➩』部分に何が入るのか。
メリハリをつける本当の意味とは何か。

 

こっそりと教えちゃいます。

 

 

 

メリハリってそもそも・・・

 

ギャップです。

 

ギャップって、AとBがあったとしたら、その差が大きくて生まれる隙間のことですよね。

合コンで目の前に座っている、前髪をおろしたTHEお嬢様って感じの可愛い子が、上目づかいで「実は空手が黒帯で全国制覇してます♡」、
って聞いたら「えーーーー!!!」って店中に響き渡る声でびっくりしちゃうじゃないですか。

落差が大きいほど衝撃がデカくなる。

これがギャップですよね。

 

日本語って言葉の範囲が広いですから、曖昧ですから、

なんとなくの雰囲気で分かった気になりますが、メリハリってこういうことです。

 

そして、、、

さらに言ってしまえば、
ギャップとは「反対のもの」です。

反対に針を進めるほど、隙間は大きくなってゆくのです。

 

 

あなたはギャップ好きですか?

 

私は大好きです!

ギャップ嫌いな人、あんまりいないと思うんですよ。
(友人も好きって言ってたし。嫌いな人いないだろって言ってたし。)

 

 

でももし・・・。

見た目ふんわり・可愛いお嬢様女子が、スゲーガサツだったらどうです?

食べ物テーブルの上めっちゃこぼすわ、飲み物しょっちゅう倒してこぼすわ、靴はかかと踏んでるわ、、、

 

見た目が可愛いと自然とハードルが上がるので、「え・・・?マジかよ・・・。せっかく可愛いのに・・・」みたいな反応になりやすいですよね。これも、ギャップ効果です。

なかには、「それがいいんじゃん!」と思う人もいるかもしれませんけどね。

 

ギャップって言うのは、「良い。」を「スゲー良い!」に変えるために使うべきです。

 

『ボーイッシュな女子が好き。』

と言う人は、男の子らしい女の子が好きなんじゃないです。男の子っぽい雰囲気を醸すと、より強く『女の子』っぽさを感じるから好きなんです。

私もメンズアイテムを使っておしゃれしてる女の子が好きですが、実は女の子らしさが強調されるために好きなんですね。

メンズっぽさをちょっと出すことで、「良い。」から「スゲー良い。」に変わるんです。

さらっと好みばらしちゃった・・・笑

 

ギャップはそうやって使われると、破壊力が増すんです。

だから、何が何でもギャップを作れ!というものではないんですね。

ポジティブなことをよりポジティブなことに使いましょう。

 

 

 

『伝え方が9割』のギャップ法

 

『伝え方が9割』の本の中に、

 「強いコトバ」をつくる5つの技術

というものがあります。

 

そのうちのひとつが『ギャップ法ーオバマ氏、村上春樹氏も使う心を動かす技術』です。

 

ここまでメリハリはギャップだと、お伝えしてきました。

ファッションとコトバ

それぞれ全然違いますけど、本質は同じです。

コトバの視点からギャップを覗いてみると、新たな気づきが生まれますよ。
分野の横断ってやつです。

 

それではギャップ法を見てみましょう。

 

これは、あなたの勝利だ。

 

何でもない普通の文章ですね。あんまり心がグラグラと揺れ動きません。

では、次はどうでしょう?

 

”これは私の勝利ではない。
あなたの勝利だ。”

 

この言葉はオバマ氏の大統領就任演説の言葉です。

 

グッと来ませんか?

就任演説で、これを聞いたオバマ氏の支持者はどう思うでしょうか?

 

もし私が支持者だったら、

「うおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!オバマ!オバマ!オバマ!オバマ!オバマ!・・・・・」

と感動に我を忘れ、オバマ氏を称えるでしょう。
やっぱり彼を支持してきた甲斐があったと。良かったと。

心が震えますよね。
グラグラ揺れ動きますよね。

 

これがギャップの威力なわけです。

意図的に反対のコトバを差し込むことによって、本当に言いたいことのインパクトを強くする。

心にグサッと刺さるんですよ。

 

 

 

色々なところにある、ギャップ

 

味覚にも、視覚にも、聴覚にも、触覚にも、嗅覚にも、イメージにさえあります。

 

辛いカレーを食べた後に、甘いラッシーが飲みたくなるのも、
暗いネイビーと明るい白の組み合わせが魅力的なのも、
小川の流れのような優しいメロディとまるで洪水が押し寄せているかのような迫力のある力強いサウンド奏でる音の深みを味わうのも、
触った瞬間にぷにっと沈むクッションのなかのコリッと固い感触が癖になるのも
しょっぱい生姜焼きとマヨネーズの香りが食欲をそそるのも、
日頃ツンツンして突っぱねるのに、たまにデレて見せるのも、

 

全部ギャップです。
メリハリです。

 

私たちは日々ギャップに魅了されます。

メリハリをつけることは、ファッションの専売特許でもなんでもないんですね。人間の本質的な部分です。

 

ギャップが生まれると、刺激が強くなります。
より強いインパクトを心に与える。

それがギャップなのです。

 

つまり。

メリハリとはインパクトを強くするということ。

 

さらに言えば、

際立つということ。

それぞれの存在感が強くなるということが、メリハリをつける理由です。

 

存在感が強くなるからこそ、人に刺さる。

ズドンと衝撃をたずさえて刺さるのです。

 

 

 

メリハリをつけるとなぜ『良く』見えるのか?

 

色でもシルエットでも、メリハリをつけると『良く』見えます。

それは個々のアイテムを際立たせるからです。
個々のアイテムを際立たせると、それぞれの存在感が強くなるのです。

 

存在感が強くなると、なぜ『良く』見えるのか?

 

という問いは、非常に説明が難しいです。
感覚でだんだんとわかってくることだからです。

 

文で説明しても、なかなか実感が湧きづらいのです。

 

一応科学的な根拠もあるのですが、こんな例を出してみましょう。

 

居酒屋で、厚焼き玉子が黒いお皿に乗って出てくるのはどうしてでしょう?

白いお皿に乗せるよりも、玉子の発色が良く見え、よりおいしそうに見えるからです。

言い方を変えれば、厚焼き玉子の存在感が強くなったということでもあります。

 

「じゃあ、黒地に黄色を取り入れればいいの?」

っていう話ではありません。

 

ファッションはファッションで、他にも意識しなければいけないことがありますから。

ただ、

メリハリをつけると、輪郭がハッキリするから『良く』見える

ってことは覚えておいてください。