別にインスタグラマーを目指しているわけではないんですけど。笑
『シャープに見せる』っていうのは、写真でもファッションでも大切です。なぜなら、シャープに見せるということは、輪郭をクッキリさせるということだからです。
ぼやぼやっとしたものよりも、輪郭がしっかり描かれたものの方がかっこよく見えます。クールな印象を感じます。
絵や写真の場合、わざと輪郭をぼかして柔らかい雰囲気にすることもありますよね。ちょっとかわいくなるんですよね。シャープさが無くなり丸っこさが出るというか。
絵や写真はそれでもアリだと思うんですけど、ことファッションにおいては、特にメンズファッションにおいてはちょっと事情が変わってきます。
写真を話題にしておいてアレなんですけど(モジモジ)・・・絵で説明させてください。
こっちの方が分かりやすいので。
輪郭について・・・です。
写真のシャープ処理と題しておいておいて、そのシャープさを絵で説明しようとするクソさを許して下さい。
ごめんなさい。
懺悔の見出しです。
じゃあスパッと切り替えて行ってみましょう!(てめぇが言うな)
輪郭がぼかされた絵。
もうちょっとぼやけさせると・・・
さらにぼやけさせると、、、
もう何が描いてあるのか分からなくなっちゃった。笑
かなり抽象的な絵になってしまいます。
今度は、もっと写実的な絵。
細かいところまでびっしりと緻密に表現された、「写真かよ!」って言ってしまいたくなりそうな絵。
「え?葉っぱ1枚1枚描いたの?」ってくらい細かい絵ですよね。
上の三枚の絵と比べると全然違いますよね。
写真のシャープ処理をするってことは、こういうふうに輪郭をハッキリさせるってことです。実際こんなに差があるわけではないですが、見やすいですよね。分かりやすいですよね。
で、メンズファッションの場合。
かわいさよりも、かっこよさが欲しくないですか?
ぼやけさせると、
「あれ・・・?何か締まらないゾ・・・。」
「かっこよく見えないゾ・・・。」
って感じます。
やわらかさ出るので、柔和な雰囲気になるんですよ。
やわらかさが出ても、その人のキャラに合っていればいいですが、そんな人なかなかいないと思います。肌感覚ですが、柔らかい雰囲気の服が似合う人は20人に1人くらいかなって感じです。
女性でも男顔なら、ハードでロックなブラックレザーとか似合いそうです。芸能人で言えば元AKBの秋元才加とか。秋元さんが可愛らしいピンクのワンピースを着ていてもハマらないと思うんですよね。だったらレザーでクールに決めた方が彼女の個性を生かせると思います。
男でも、小池徹平のような童顔なら淡い色も似合うでしょうし、阿部寛みたいな男らしい顔立ちならレザーがマッチするでしょうし。
だから最初はシャープにする方向性で固めていったらいいと思います。
シャープさとは何なのか?
雑に言ってしまえば、
シャープさとは、メリハリのことです。
ああ・・・。
また秘密をひとつばらしてしまいました・・・・。
これは、『メリハリとは何か?』を考えた先でたどり着いたひとつの答えです。
しかも。
驚いたことに、グーグル先生の検索窓に『メリハリ 英語』と打ち込むと『sharp』が真っ先に現れるのです。
これで確信しました。
私のたどり着いた答えは、とても本質的なものだったと。
もちろん、
メリハリ=シャープ
のように完全な等号で結ばれるものではないです。日本語は曖昧な言葉で広く意味を持ちますから。ただ、捉え方としては非常に大切です。かなり核心をついています。(だから、初めのうちは=で考えても問題は無いでしょう。ただ、完全にイコールではないことは覚えておいてくださいね。)
さすが、はっきりモノ申す文化圏の言葉ですね。
バシッと意味が明確です。
色で表すなら、
日本語が膨張色
英語が収縮色
って感じでしょうかね。
シャープさを出すと何で魅力的に見えるの?
一言で言ってしまえば、人間は怠惰だからです。
人間は怠惰だと、この前見た動画でDaiGo先生も言ってました。
そのメカニズムが人間にはプリインストールされているのです。
虫は『ジュッ』と音を立てて命を失うとしても、街灯の光に突っ込んでいきます。人間もそれと同じように『怠惰』が本能的にプログラミングされているのです。
楽をしたい。
効率的でありたい。
など自分の労力を小さくしたいといつも考えています。
ぼやけた輪郭は、認識するのが大変なのです。
目を凝らしてよく見て、境目を認識するのにエネルギーを使います。
逆に、はっきりした輪郭は瞬時に境目を判断できるので、エネルギーを節約出来ます。
だから、輪郭がはっきりしていると魅力的に感じやすいのです。
相手に想像させるスペースを無くすということでもあります。
楽だということです。
まるで写真のように現実をあるがまま切り取った絵は、メッセージがバシッと伝わります。
具体的であるほど、想像させる余地をなくす。
抽象的であるほど、想像力を働かせなくてはならない。
ゆえに、
細部まで緻密に表現された具体的な絵ほど、その絵から受け取る印象は変わらず、
ぼんやりと輪郭を曖昧にした抽象的な絵ほど、その絵から受け取る印象は人によって全然違うということがあります。
小説よりも漫画の方が頭を働かせずに済むのと同じです。
ぼやけたものを見ると、脳が、
「はぁ。疲れるぜ、まったく。」
ハッキリしたものを見ると、脳が、
「ウィー楽だぜ!サクサク読み取れるぜ!ベイビー」
脳は、その読み取りのスムーズさ良し悪しで魅力的かどうかを判断してしまう性質があるのです。
だから、ファッションも絵も写真も、共通して響くポイントがあるんですね。
何度も言いますが、当然人間が判断する要素はそれだけじゃないですけど。
こういう視点が持てると、何をするにも自分の判断軸が持てるので楽しいですよ。
分析できるようになりますしね。
まとめ
もっと分かりやすく説明するはずだったのに、ちょっと難しくなっちゃいましたね。簡単にまとめておきましょう。
人間は怠惰だからこそ、輪郭をハッキリさせるのが良いです。
輪郭をハッキリさせることはシャープにすること。そして、そのシャープさはメリハリで作られるものなのです。
(具体的な方法についてはブログで所々触れていたり、今後記事にしていきます。)
だから、写真でも絵でもファッションでも、まずはシャープさを意識してみるとおしゃれクールに見えるようになるよってこと。
(もちろん、シャープさが全てではありません。)
PS
メリハリのつけすぎはダメですよ。
ほどほどにしましょう。
自然に自然に。
やり過ぎると、不自然な感じが出てしまうのです。
PPS
今回の内容はかなり抽象的な内容なので、とても難しかったと思います。
徐々に、徐々に分かってくるはずです。
PPPS
シャープさとか関係なく、絵だったらこういう方が好き。
クリエイティビティが刺激されそう。