体型まで突っ込んで解説する人って、ほぼいなくないですか??
だからMr.Tがめちゃめちゃ詳細にやります。
具体例から情報を引っ張り出せるほど成長早いと感じるんですよね。
Mr.Tの体を踏まえながら、
Mr.Tはどう考えて、
スナップから情報を拾ってアジャストしていくのか、そこら辺を詳細に語り尽くします。
センスのある人は、自分とかけ離れたモデルのスナップを見てもそのエッセンスを無意識に自分に生かすことが出来ます。
自分の体にリサイズすることが出来ます。
頭の中に変換プラグを持っているのです。
ずるいですよねぇ。
直感という変換プラグが自動的に仕事してくれます。
だからセンスなるものが生まれてしまいます。
その変換プロセスを出来るだけ明らかにするのがねらいです。
まず他では解説されない情報のオンパレードなので、かなり参考になると思います。
では参りましょう!!
お手本コーデと解説
今回お手本にしたいのはコレ。
外国人の中では、比較的体型も近く「ズレ」が少ない方を選びました。
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非常にバランスが良いです。
日本人がまずお手本にすべきバランスだと思います。
このくらいでいいんですよ。
ムリに細いの着なくていいし、ムダにオーバーサイズにしなくていいんです。
「自分の体に沿ったものを良バランスで着る」
こっちの方がよっぽどおしゃれだと思います。
トップスにはオープンカラーの半袖シャツ。
気持ちリラックス感のあるシルエットですね。
過度に大きくしてないのがポイントです。
ルーズ過ぎると上下のバランスを崩しかねません。
ボックスシルエット(脇下からスソまでストンと真っすぐ降りてくる箱のような形)なので、裾は水平でボトムスを食べ過ぎません。これが普通のシャツのような、弧を描くラウンド型の裾だと下半身を侵食してしまい、コーディネートが難しくなります。
そして。
ボトムスには、これまた少しルーズな白パン。
ストレートよりはゆるく、かといって太すぎることも無い。
おそらくテーパードはしてないと思います。
ストレートをロールアップすると、気持ちテーパードがかっているように見えますから。
このトップスとボトムスのルーズ具合を合わせることによって、アイテム同士の幅を合わせ、全身にまとまりのある着こなしになっています。
で、ちょいルーズ目のアイテム同士なので、どこかに隙間を作らないとやや重く見えてしまいます。(今回は半袖シャツなので、そんなに重苦しい雰囲気は出ないですけどね。)
だから、シュータン(靴の紐下に潜り込むベロ部分)に触れるかどうかのところまでロールアップしてスッキリさせています。
気持ちルーズなもの同士を合わせるのはオススメです。
体を少し大きく見せてくれるので、頭も小さく見えやすいですし。
Mr.Tもよくやります。
続いて色なんですが、
下半身に白を持っていくこと、
他の人はあんまり推奨しないと思います。
私は大好物なんですけどね。
日本人は胴長短足。
ボトムスの面積が削られやすい傾向にあるので、膨張色の白を持ってくると下半身の面積を増やせるんですよ。だから上半身の食い過ぎを和らげる効果があるんです。
下半身の占有面積が増えたように感じるので、「脚を長く見せる」考え方のひとつ。
推します。
トップスはネイビー。
上下でメリハリをつけ、シャキッとさせます。
靴もブラックですね。
膨張色をサンドイッチする形になっています。
全体的に色数も抑えているので、シンプル且つ小ぎれいで、イイ感じです。
では実際に、解説したことを踏まえて着こなしを作っていきます!
自分へ落とし込む
正直体型が全然違うので、別物に見えるかもしれませんがエッセンスを流用するという感じです。
具体的には、
・Mr.Tとお手本、体型の違い
・どうやって自分にアジャストしていくか
この辺を頭に起きながら解説していこうと思います!
お手本を再掲します。
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おさらいすると、
- 裾は水平に
- 上下のルーズ具合を近づける
- 白パンで脚長に
です。
そして、これを念頭に作ったのがこちら。
「もはや、別もんだろww」
そう言われても、否定出来ない有様です。
体型とアイテムが違うとこんな感じになっちゃいました。
しかし、本当に大切なのは、それをどう自分のフィルターを通して細かい変更を加えられるか。(という自己正当化)
電圧が違うのは当たり前。
だから変換プラグを使いましょう、ということですね。
まず体型からお話しします。
出来るだけ簡潔にします。
Mr.Tとお手本では、体のボリュームが逆です。
Mr.Tは上半身の方が華奢。
お手本は下半身の方が華奢(細い)。
(お手本の方の他のスナップも見ていますが、脚細そうです。)
っていうか、そもそもMr.Tの方が全体的に華奢。
服の上からだとあまりピンと来ないと思うので、下を見て下さい。
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こんな感じ。
少しイメージ湧くでしょうか。
外人って結構上半身厚みがあるのに、脚はほっそりしてるんですよ。
次にアイテムですが、
まず、ネイビーのオープンカラーが無かったので半袖シャツで代用しました。
シルエットはルーズめ。
お手本より、体とシャツの間にはスキマがあります。
体をクリームとするなら、スカスカのシュークリームと言ったところ。
お手本はパンパンにクリームが詰まってます。
ここで生クリームのごとき白パンを投入。
ストレートもしくはちょい太めがあればよかったですが、お手本よりも太いパンツとなりました。
お手本の上下の割合が1:1ほどに対して、
Mr.Tの場合は下半身多めかな?と感じる割合。
というのも、せっかくワイドパンツなので靴にかぶさるほどでロールアップを止めております。
この方が脚長に見えるので。(くるぶしまでまくるとスッキリという話でしたが、パンツが太くなってしまったのと、半袖シャツということで無しに。)
白パンは細いの穿くからバランスがおかしくなるんです。
使いどころってものがあります。
他にも作りました。
色は全然違うんですが。
さっきのシャツより、身幅(横)太めのシャツにストレートデニムにコンバース。
なかなか好バランスではないでしょうか。(自分で言うな)
ただ、袖が横にせり出し気味且つ、ボトムに収縮色のネイビーを使っているので、下半身が少し小さく見えてしまいます。
(ストレート~ちょい太めの白デニムならもっとバランス良かったかも。)
なんで、2ロールほどソデ捲りました。
少々のリラックス感と引き換えに、もっとタテにスッと流れるような視線の動きが出ました。
こうしてもアリかな、と。
ルーズ具合を近づけた、ワケですね。
こういう細かな部分でも、結構見た目変わるんですよ。
さっきの白ワイドパンツに合わせてみると、
悪くはないが、後ほんの少し細くてもいいかな~って感じですね。
あとほんの少し細いストレート。
ワイドテーパードはシルエットおかしくなりそう。
まとめ
Mr.Tとお手本の体型が違うように、
あなたもMr.Tやお手本とも違うでしょう。
だからこそ、
「○○の考えだから自分に取り入れる」
そこをすくいとってもらいたいです。
着こなしのヒントも本文中に散りばめてきたので。
いきなり全部を変える必要はありません。
部分的に、やれるとこだけやればいいのです。
エッセンスを抽出するのです。
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