私は、おしゃれの答えをずっと探し求めてきました。
まだ解かれたことの無い数学の問題を解くように、あらゆる角度からアプローチし答えにたどり着くように考えてきました。デザインの観点から、心理学の観点から、レディースファッションの観点から・・・などなど。
「おしゃれな人の共通点を抜き出していけばきっと見つかるはずだ!」と。
みんなが喉から手が出るほど求めているおしゃれの答え。それが見つかれば、おしゃれに悩んでいる、困っている人たちを救えるはずだと思ってきました。
で、、、その結果はどうだったか・・・?
私なりの答えが見つかりました。
いや、最初からその答えはずっとあったのです。
みんなが『よく分からないもの』として考えることを放棄していたように、私も考えることを放棄していたのです。直視しないでいたのです。
その答えというのは・・・・
自分に似合うファッションを見つけることです。
これが唯一にして最強の”解”です。
これが答えです。
この答を聞いて、「なーんだ。それかよ。どっかで聞いたことある言葉だわ。」と受け流してはいけません。
これしか答えはありません。
確かに、「〇〇をして下さい!」「このアイテムを買ってください!」って言われる方が分かりやすいし、耳ざわりもいいでしょう。でも、それら表面的なものです。自分の頭で考えることを放棄した安易な答えです。
いや、答えですらありません。
”答えのように見えるもの”です。
だから、毎年トレンドを追う人がいるのです。終わりのないレースに足を突っ込んだまま抜け出せずにいるのです。本質を見極め切れていないから。
この唯一の答えから目を逸らした途端、終わりのない泥沼に身を沈めることになるのです。
簡単な答えにすがりつくのは、後々遠回りになります。
アイテムが変われば、応用できなくなるから。
自分の体型や髪型・趣向を理解し、自分のスタイルを確立する。
これこそが、おしゃれのただひとつの王道ルートなのです。
まあでも、このようなことは他のサイトやスタイリストも言っていて、あなたも聞いたことがあるでしょう。
ただ、私が他の情報発信者と違うのは、
私はこの結論を投げかけて終わりにしていないということです。
「おしゃれは自分に似合うものを着るべきだ!」という主張をしながらも、その方法を教えてくれない。長い時間をかけて自分の感覚を育てていくしか方法は無いよ、みたいな答えにあなたもどうしたらいいか分からないでいたのでしょう。
でも、そういうフワフワした主張になるのはしょうがないことです。
1人1人顔も体型も違う。
そのなかで具体的なソリューションを提供しようものなら、そのなかから外れる人も出てくるからです。「スキニーを履いてください!」と言っても穿けない人がどうやっても出てきてしまう。具体的かつ万能な答えは無理なのです。
具体的になればなるほど、ポロポロとそこから零れ落ちる人が増えていきます。
そのため、答えは抽象的な言葉の中にしか存在しません。
だから『自分に似合うスタイルを見つけよう!』のように、シンプルだけど実践するのは難しくなってしまうのです。
非常に感覚的な問題。
読み手次第的なところがあります。
それに、時間には限りがある・・・。みんながみんな、そんなにおしゃれに命懸けてるわけじゃないですもんね。
そのなかで、本当のおしゃれを学ぶ方法・・・。
時間を出来るだけ削りながら、自分に似合うものは何かを考える。そんな事、本当にできるのでしょうか?
さっき、非常に感覚的な問題だと言いました。
そうです。自分に似合うスタイルを確立するためには、感覚を研ぎ澄ませるしかないのです。
だから、時間はかかる。
スポーツ選手は2,3ヶ月の練習でプロになれるわけじゃありません。小さい頃から歯を食いしばって、来る日も来る日もきつい練習に耐え抜いて、やっとの思いで自分の感覚を研ぎすませ、半端ない競争の中を勝ち抜いていくのです。
感覚は一朝一夕で身につくものではありません。
本来はそういうものです。
感覚と言うものは。
でも、私はどうにかそれをギュッと短縮させたい。
感覚は、『言葉に出来ない。けれど体が知っている。』と言う状態です。
じゃあ、その感覚の部分を言葉にすることが出来れば・・・・。
きっと時間を大幅に削り、あなたに似合う本当のおしゃれを伝えることが出来るはず・・・。
と考えるようになりました。
感覚を言葉にする。
これが、このブログの裏テーマです。
「そんなことが本当に出来るのか?」
・・・・。
試しに、『似合う』とはどういうことか話してみましょう。
『似合う』とは、非常に感覚的なものですね。
感受性の高い人だけが持っている特殊能力みたいなものと、考えている人もいるかもしれません。
でも、『似合う』はある程度言葉で説明することが出来ます。
『似合う』
その言葉通り、似ているものが多くなればなるほど、『合って』いくのです。
黒とグレーが合うのは、どちらにも黒が入っているからです。
赤とピンクが合うのは、どちらにも赤が入っているからです。
長瀬智也にライダースが似合うのは、どちらにも『男らしい・無骨だ』の雰囲気を感じ取るからです。
女装が似合う男性は、女性らしい可愛らしい要素を持ってるからです。
男装が似合う女性は、男性らしいクールな要素を持ってるからです。
あなたが持っている要素を抜き出し、洋服と重ね合わせることで『合う』ものが何か分かってくるのです。
もちろん、感覚の全てを解き明かしあなたにお伝えすることは難しいでしょう。実際、スポーツのようなミリ感覚、いやそれ以上の繊細な身体感覚が必要とされるものを言葉にするのは絶対に無理です。
しかし、おしゃれを考える頭の中だったら、ある程度言葉に出来ると思っています。そして、それらは十分役立つはずです。
このように、
自分に似合うファッションとは何かを考える具体的な方法を私はこのブログを通して発信しているのです。
そこが土台になっている事、忘れないでください。
あなたが自分に似合うおしゃれを構築できるようになってもらうのが目標なのです。