いや~ちょっとこれは流石に看過できないと思って、キーボードカタカタさせています。
是非、こちらの動画をサクッとご覧いただいて読むのがいいかもしれません。
予備知識入れてから見ると、人間、どうしてもバイアスかかりますからね。
アラ探しするみたいに。
だからまず、できるだけフラットな状態で目を通してもらいたいんですよ。
そっちの方がフェアですからね。
あなたがご自身で何を感じ、何を思ったか。
その後で戻ってきていただけると、
「Mr.T、お前何言ってんの?」
「あぁ~確かに一理あるかも」
といった気づきが得られると思います。
MBさんがこの動画で伝えたいことは、おおむね同意です。
近いことは言ってますし。
気になったのは、色彩理論を否定していたこと。
(まぁ多少、譲歩はされてるのかな・・・)
MBさんによればMr.Tも、
ファッションコーディネートと色彩の理論をごちゃごちゃにして混乱してるだけらしい・・・笑
まず、ジャブから。
「赤と青」「緑と黄」が色彩理論で相性がいい?
ちょっと頭に?が浮かびました。
赤と青が相性がいいとか緑と黄色が色の相性がいいとか、割といろんなところで聞くと思います。
・・・聞きますか??
あんまりこの配色見ないですけどね。
まぁ、強いて言うなら黄色と緑はたまーに見るかもなぁ、ぐらいですかね。
光と色の三原色の一員ですからね。
なかなか難しい配色ですよ。
MBさんは、「~論があったとしましょう」とおっしゃってるので、
「赤と青」「緑と黄」はあくまで話のたとえであり、「こういうニュアンスの話ありますよね?」ってことを伝えたいのかもしれません。
確かに言いたいことはわかるんですよ。
多分、
- ホームページに施した配色
- インテリアの配色
- お店の内装の配色
- ブックデザイン
こういう配色はそのままファッションじゃ使えないよね?
だから色彩理論をファッションに持ち込まない方がいいよってことだと思います。
Mr.Tも色彩論を学んでて、こりゃそのまま使えんなぁと思いました。
でもね、エッセンスは使えるんですよ。
初心者に対して話を簡単にしたいっていうのは分かります。
でも、いくら初心者へのと言っても、極端過ぎんかっていう・・・。
あと、○○年代っぽくなる配色って色彩理論とあまり関係ないと思うんですよね。
Mr.Tは区別してまして、これってイメージの話だと思うんですよ。
80年代のカラーリングと紐づけることで、その雰囲気を引っ張ってくる。
確かにファッションにとって、イメージはすごく大事。
でも、Mr.Tの考える色彩理論っていうのは、もうちょっとロジカルに語れるものです。
- 黄色は紫の反対色
- 鮮やかすぎるとハレーション(ケンカ)するから鮮やかさを抑えて組む
とかそういうことが、色彩論のベースになるものと考えてます。
「いや、そういう話が難しいからMBさんはかみ砕いてくれてるんでしょ!」
って意見もあるでしょう。
Mr.Tもいきなりこういう話はしないですよ。
こういう色の基礎があって、ファッションに落とし込んでるんですよ、っていう話です。
Mr.T的には、
- ネイビーと黄色を合わせるとを意識すると80年代っぽいカラーリングになる
- 「赤と青」「緑と黄」の配色
など、MBさんがどの範囲を色彩理論としているのか分かりませんが、Mr.Tにとってここらへんは色彩理論の範囲外かなと思ってます。
ベージュとサックスブルーの原色→赤と青?
「ベージュって黄色じゃね?」
と思いました。
動画内に登場する「赤として説明されるコート」も、色強めたら黄色っぽくないですか?
一応・・・一応ウィキの引用載せておきますね。
ベージュ(フランス語・英語 beige)は、色名の1つ。ベージとも。
本来は、染めていない羊毛での毛織物をベージュと言った。色名としてのベージュはその織物の色、つまり、極めて薄い黄色ないし茶色である。
ついでに言うと、ベージュの色名は「明るい灰みの赤みを帯びた黄」。
色名とは、色を言葉で表したもの。
まぁベージュって幅広いですから。
赤みの強いベージュもありますからね。
MBさんからしたら、
「そんなこまけぇこと突っ込むなよ。そこは大事なとこじゃねぇんだよ。」
って感じかもしれませんね。
Mr.Tも揚げ足取りだと言われたくないので、ここら辺で切り上げときます。
パーソナルカラーと色彩理論をごちゃまぜにしてはいけない?
ご自身の理論を補強するように、
パーソナルカラーの理事をやってる方でさえ、
「パーソナルカラーに引っ張られるとファッションが面白くなくなるはずなので、あくまで参考の要素として捉えてください」
ってちゃんと言ってるんですよ
とおっしゃられています。
これはパーソナルカラーを色彩理論側にカテゴライズしたうえで、
ファッションの色合わせ(MBさんの理論)と色彩理論(パーソナルカラー)とは別、という認識でいいんですかね?
もしそうなら。
これ、理事の方は、「パーソナルカラーとファッションの色合わせが別」って言いたいワケじゃないと思うんですよ。
若干風評被害じゃないんかな?笑
骨格診断の創始者の方もそうですが、柔軟なスタンスです。
骨格診断はオシャレの落としどころ
とおっしゃるように、
自分の「似合う」を知ることで、
より明確な理由で服を選べたり、
2択で迷ったときにこっち!って最後の一押しにもなる。
ハナから、
「パーソナルカラーに合うものだけで選べ!」
「骨格に合うものだけで組み合わせよ!」
って言ってません。
メンズより選択肢が豊富なレディースでも、
「結構制限あるから、そんな固執すること無いよ」って意味だと思います。
「自分の着たい服と自分の似合う服。これは往々にして違うことがあるから、”似合う”にこだわりすぎるとファッションが楽しくなくなっちゃうよ。」
って意味だと思うんです。
(実際骨格診断の創始者はこういう感じ。)
少なくとも、パーソナルカラーがファッションコーディネートとして通用しないことがある(から参考の要素として捉えてください)ってことじゃないと思うけどなぁ。
学ぶ人の中には、いつの時代もどんなものにも「だけ信者」はいますから、
MBさんのおっしゃるように
「パーソナルカラーに当てはまってないのは全部ダメ」っていう人もまれにいるし、
「(色彩理論・パーソナルカラーは)ファッションコーディネート上は参考のひとつにすぎない」
これはその通りだと思います。
それはそうなんですけど、動画見てると色彩理論側が不当に下げられてる気がしてならないんですよね。
改めて強調しますけど、MBさんのイメージする色彩理論側がどのラインかよく分りません。
しかし、「お前の大して使えねーから」って言われてるようでならないんですよね。
別にMr.Tはパーソナルカラー信者でもないし、資格もないですけど、ダシに使われてる感がすごい。
Mr.Tも、「骨格診断はアイテム選びのための武器のひとつ」、
ある意味、参考のひとつというスタンスですが、その武器はとても役に立ちます。
もちろん、この動画は
「これからオシャレするぞ!」
っていうビギナーの方向けでしょう。
論点をよりハッキリさせるために・・・っていうMBさんの意図もあるのでしょう。
色彩理論を一緒くたにすると、頭パンクするよって。
でも・・・。
センスに、感覚に近い方はパーソナルカラーだと思いますよ。
パーソナルカラーは、「ファッション色彩センス」を言語化したものだと思います。
Mr.T的にはパーソナルカラーの方がキングです。
でもこれって、
- カラバリ少なめ
- メイクしない
メンズにとっては、女性以上に空振りしてしまうことが多いです。
Mr.Tは難易度の問題でパーソナルカラーを強調しないってだけ。
メンズビギナーが一人でやるのはめちゃ難しい。
でも配色エッセンスは学んでます。
この記事とかその片鱗が見えると思う。
女性はメイクするので、男性よりも色を細かく分類する土壌が整っていることが多いですし。
リップだけでもちょっと色を変えて何種類もありますよね?
男性と女性では基礎も、選択肢にも差があるんですよ。
だから伝えることは控えめにしてます。
でも、Mr.T自身で言えば、
- 暖色系
- 明るい色
など自分の得意カラーは積極的に試すようにしてます。
やっぱ色が自分にハマると、完成度が一味違うと感じますね。
確かに、初心者向きじゃないです。
ごちゃごちゃしちゃうのも分かります。
でも、今Mr.Tがかなり参考にしてるのは、きっとMBさんの言う、色彩理論側です。
それを整理して分かりやすく伝えたいな、と思ってます。
まとめ
まぁ言いたいことは、タイトル通り、
「初心者は色彩の強弱を考えて配色した方がいいよ!」
ここに持っていくまでが強引すぎやしませんかね?
ってこと。
改めて言いますが、「色彩の強弱を考える配色」それにはおおむね同意です。
(これに関しても根底の理由は違いますが)
・・・ですが。
色彩理論なのかよく分らない部分を引き合いに出して、
理事の言葉を都合の良いように解釈して、
色彩理論を否定するのはちょっと違うんじゃないですかね?
ということです。
それに、パーソナルカラーはより上級の配色だと考えています。
パーソナルカラーはメンズにとっては特に難しい(市場や環境など)から、「まずは色彩の強弱で!」って感じなんですよね。Mr.Tは。
MBさんの動画だと、
「色彩理論はファッションの色合わせに役に立たないよ」
って聞こえる。
これ見たビギナーは、「パーソナルカラーとかいらないんだ!」って思うでしょ、きっと。
だからそんなことないよ!って言いたかった。
もう一度強調するけど、初心者にはキャパオーバーなのは百も承知。
ずっと使わない人もいる。
それでいい人が大半なのも分かる。
でも。
自分で色合わせして。色んな人観察して。
センスある人の配色は、”パーソナルカラーみ”を感じるのも事実なんですよ。
Mr.Tは、色彩理論を学んだうえでその本質をファッションに落とし込んだものを伝えたいってこと。
色の教材つくろっかな。
こっちもどうぞ。
コメントを残す