毎日のテンションがちょっと上がります。
「あれ?俺ちょっとイケてるんじゃね?」と思いながら街を歩けるようになります。すると、いつも見ている景色が、まるで色つきのメガネをかけたかのように、急にキラキラしだすかもしれません。ほら、街があなたを歓迎してくれているよ。
映画のワンシーンのように、頭の中にポップなサウンドが流れ始めます。
どんどん気分が高まっていきます。
体が勝手に動き出しそう。
指が、手が、腕が、脚が・・・体全体が。
でもちょっとストップ。
ここは街だから人がいっぱいいるよ。
調子に乗って全身でリズムを刻み始めたら、周りから好奇な視線を浴びせられます。せっかく気分上上になってきたのですから指でタップするくらいで我慢しておきましょう。
ミュージックビデオっぽくすましとこ。
あなたが見ている世界はあなたしか見えないし、あなたが主人公なんだから。
好奇心の赴くままに、自由な気持ちで歩いてみる。
そして、さらに知らない世界に入り込む。
楽しい。
油を差した歯車のように、自分の中で何かがスムーズに回り始めたのを感じる。
楽しそうな空気をまとったあなたは、人から話しかけられる機会が増えるかもしれません。
他愛のない会話ですら、ハリが出た気がする。
「最近、雰囲気変わったね!」なんて言われちゃったりして。
いつの間にか外出の頻度が増えてきた気がする。
外に出るのがなんか楽しみになってる。
今日はどこに行こうか。
何を着ていこうか。
早く早く。
体が外に行きたがっているよ。
カフェで本読むのも良さそう。
図書館に勉強しに行くのもいい。
服を見に行くのもアリ。
あーでもダーツとかもいいな。
いや、危ない危ない。
今日は2年ぶりの友達と飲み会だった。
久しぶりに会った女友達に、「えー全然違う!かっこよくなったね!」って。
いやそんなことないよって照れながら返す。
あのときはああだったなぁと昔話には花を咲かせたり、近況報告しながらお酒がいつも以上に進んでしまう。
楽しかったなぁと、寂しさと満足感が同居したような感情に包まれながら家に帰る。
ほんのちょっとのことだけど、おしゃれするっていいかも。
日常にプラスアルファしてくれるそんな存在。
服は、日本人なら誰もが否定することの出来ない生活の一部。
災害の時も支援物資としてまず最初に届けられるのが服。
味気ない無味無臭のボールペンで字を書くのか、仕事で使えるようにと母親からプレゼントされたボールペンで字を書くのか。
字を書くという同じ行為だけれども、絶対違う。
モノにも感情は宿る。
いつも身につけてる服ならなおさら。
常にあなたの目の端には衣服が映っているし、知らず知らず影響を与えている。
良くも悪くも。
服は半径0メートルの環境なのだから。
あなたの毎日を楽しくする。
それがおしゃれ。