【センスとは何か?】ドレスとカジュアルのバランスは万能じゃない理由とおしゃれがフワフワな理由。

 

こんにちは。
服オタではなく足オタのMr.Tです。

「ドレスとカジュアルバランス」を神のように崇めている人をチラホラ見かけるので、「これはまずいな・・」とあぐらを崩して立ち上がり、キーボードを手に取った次第です。

最初に言っておきますが、
あなたに伝えたいことは、ドレカジバランスとは適切な距離を保て!ってことです。

それを伝える道中、

  • おしゃれがフワフワな理由
  • 「おしゃれ」というワードが成立する理由
  • センスのある人の頭の中

にも触れますので、一石4丁の内容になっています。

 

そもそもセンスある人たちはドレスとカジュアルなんて気にしてない

ロジックよりも感覚で組み合わせておしゃれな人たちは、ドレスとカジュアルなんて気にしてません。

じゃあ何を気にしているのかと言うと、「相性」です。
おしゃれな人たちは相性を見ているのです。

「このボトムスにはこのジャケットが合う」
「自分にはこのブルゾンが似合う」

っていう相性を見ています・・・って言うと、

「おい・・・それが分からねぇからドレスとカジュアルのバランスをみてるんじゃねぇか・・・!!」

とお叱りが飛んできそうですね。

そのおしゃれのフワフワした曖昧なところが分からないから、
ドレカジを使って服の組み合わせを考えているんですもんね。

 

いや別に「ドレスとカジュアルのバランス」を見るな!使うな!って言ってるわけじゃありません。

「ドレス」「カジュアル」っていうのは考え方の一つでしかなく、
組み合わせには他の要素も関係してますよ、ってことが言いたいんです。

じゃないとあとあと、自分で自分の首を絞めることになりますよ?

大人っぽく見せるための一つの考え方ってこと。

 

 

おしゃれはフィーリングの産物

じゃあなんでおしゃれってフワフワしてると思いますか?
なぜ、一部を除いてロジックが体系立てられていないと思いますか?

それは、おしゃれがフィーリングの産物だからです。
かなり、フィーリングに左右されるものだからです。

 

例えば。

平安時代にタイムスリップしたら現代の服装は、カッコイイですか?おしゃれですか?

きっと、「なんだその奇々怪々な衣は・・・!?」と驚かれ、怪しまれることでしょう。

それは平安時代の人々の頭の中に、現代の服のイメージが無いからです。
頭の中でいつも思い描いている世界で、明らかに異質。
想像のはるか外からやってきたものです。

意味が分からな過ぎて、
理解できなくて、
頭が追いつかなくて、
つっぱねる。

 

もし突然、全身シルバータイツに身を包んだザ・宇宙人みたいな出で立ちの未来人が現れたら、どうですか?

「やべーヤツ来た」
「なんだあの変な服は?」
「どういう意図であんな変な服を着てるんだ?」

と考えるでしょう?

 

みんな、頭の中にあるイメージと目の前の姿を照らし合わせて、ピポパポと自動で電卓をはじくようにおしゃれかどうか判断しています

・・・ってことは、「みんなの頭の中にあるもの」がカギということです。

 

 

感覚派がやっている服の組み合わせ方

人って、似たもの同士をグルーピングする性質があります。

新しい学校に入学して隣の席のヤツが、

・好きなものが一緒
・同じ部活に入ろうとしてる
・実は共通の友達がいた

みたいに共通点がいっぱいあったら親近感湧きますよね?
「仲間だ!」って思いますよね。

 

整理整頓っていうのは、似た者同士を集めて異質なものと区別するところから始まります

「塩顔」「しょうゆ顔」「ソース顔」などの分類もそうですよ。

塩→しょうゆ→ソースとなるにつれて顔が濃くなっていく分類です。
たぶんこれはテクスチャ(塩パラパラ、しょうゆサラサラ、ソースドロドロ)で分けているんじゃないかなと思います。

なんとなくイメージできますよね?

ほら、イメージ。ね?

 

 

具体的な芸能人を挙げると、

塩顔は坂口健太郎。
ソース顔は阿部寛。
しょうゆ顔はその間で佐藤健。

あなたはこの分類できます?
男だと、「・・・よくわからない」と思うんじゃないでしょうか?

ちなみにMr.Tも、塩顔やらしょうゆ顔やらの分類を初めて知ったとき、全然できませんでした。
顔の薄い、濃いぐらいはギリ分かる程度。

 

なぜできないか。
それは知らないからです。

どういう顔が塩っぽくて、しょうゆっぽくて、ソースっぽいかを知らないから。

それをためていけば、だんだんと分かっていきます。

Mr.Tは、

「Tさんってしょうゆ顔ですよね!」

って言われることが多いんですが、圧倒的に女性からこの話題を持ちかけられます。
男同士で会話してくるときに出てくることはほとんどありません。

それは女性がファッションやメイクに気をつかっていて断然考える機会が多いからです。

蓄積がある。
だからわかるんです。
分類できる。

 

つまり、センスある人たちがやってることっていうのは、

濃厚な顔をソース顔と分類すること

です。

そしてセンスがある人ほど、この精度が高い。

薄い人は塩。
濃い人はソース。
その中間はしょうゆ。

って。

これを服でもやってるってこと。

これが相性見るってことです。

 

 

おしゃれがフワフワしてしまう理由

そしておしゃれがフワフワしてしまうのは、人によって”ブレ”が生まれるからです。

「本田翼は俺を塩顔だと言ったのに、石原さとみはしょうゆ顔だと言った」

みたいに人それぞれ感性が違いますからね。

でも、ほとんどの人は納得できるから、塩顔やらしょうゆ顔などの分類ができるということです。

人は価値観・感性がさまざまで、その判断はブレます。
でも、大きな方向では一致します。

これが、おしゃれがフワフワである理由であり、
フワフワしてるにも関わらず、
「おしゃれ」というワードが成立する(好みの服の傾向が一致する)理由でもあります。

 

ドレカジバランスとの距離を考える

いいですか。

ドレスとカジュアルのバランスはあなたとの相性を抜きにした考え方です。

服を大人っぽくするための考え方です。

この世界で絶対的ユニークである個体が服を着るというのに。

センスある人の組み合わせ方を再現するものではありません。
ロジックに頼らずゴリゴリトライアンドエラーを繰り返してゲットしたスキルを再現するものではないのです。

改めて言いますが、組み合わせ方の一つに過ぎません。

もちろん、武器にはなります。
でも初心者用の入門武器って感じかな。

Mr.Tはドレカジバランスで服の組み合わせを考えることはしていません。

ずっとは使えないかな。

だからドレカジバランスをマスターすれば「センスなんていらない」ってことはないです。

 

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