日本人のためのジャケット着こなし戦略。

 

マジで日本人とジャケットは相性が悪いんで、しっかりとジャケットの特徴を把握して自分の体と相談する必要があります。

洋服のシンボルとも言えるジャケット。
日本人がこれを着こなすには少々酷な体つきをしています。

西洋人と日本人の体型はあまりにも違い、ジャケットの着こなし難易度をインフレさせています。

だからこそ私が徹底的に解説しましょう。

あなたがこの記事を読み終える頃には、テーラードジャケットの特徴を知り尽くしていることでしょう。

 

日本人の体型と西洋人の体型。
日本人の体型だとなぜジャケットを着こなすのが難しいのか。

 

丸裸にしちゃいます。

まず他では聞くことは出来ない内容です。

 

 

まずジャケットには、「シングル」と「ダブル」があることを頭に入れよう

 

まずジャケットにはシングルとダブルの2つがあることを理解しましょう。

 
 
 
 
 
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なぜこの2つを頭に入れておく必要があるのか?
それは、体型によって向き不向きがあるからです。

こう言うと、

「え?ダブル別に着たくないんだけどなぁ・・・ドキドキ」

と思うかもしれません。

 

確かにシングルジャケットの方が市民権を得ています。
だからそっちの方が敷居が低いと思う気持ちも分かります。

しかし・・・。

選択肢を知ることはとても大切です。
自分の可能性に気づけるからです。

自分がかっこよくなるのなら、私は着こなせない方よりも着こなせる方を取ります。

昔自分の「好き」に固執して全然レベルアップ出来なかった過去があるからです。

まあでも。
そこは人それぞれなので、重くならず気軽に捉えて下さい。

「自分の新たな選択肢が増えるならアリかも・・・」

程度に。

 

シングルの着こなしを解説しますし、
ダブルの着こなしも解説しますから。

ダブルは着こなしのエッセンスだけ拝借して、少し趣向を”ずらす”のもアリですし。

私は結構”ずらす”派です。

 

では次にジャケットが日本人に似合わない理由を解説していきます。

 

 

テーラードジャケットは日本人には難しい!?

 

こんな経験ありませんか??

「ジャケットの肩をジャストにすると、全体的にゆるくなる。でも1サイズ下げると肩にシワが寄る・・・。」

自分の体にぴったり合ったジャケット選ぶのは凄く難しい。
どこかしらに不満が出てきてしまう・・・。

私もいつも思ってました。

自分がジャケットを選ぶときも。
お客さんにジャケットのフィッティングをするときも。

 

・・・・・・・・・。

 

コレなんででしょうね??

それは日本人の体型に、フィットしない秘密が隠されています。

その秘密をまず明らかにしていきましょう!!

日本人と西洋人。
具体的にどこがどう違うのか見ていきましょう。
そしてそれがどのように影響してジャケットが合わなくなるのでしょう??

 

日本人の体型から。

日本人は体つきがおせんべいのようにのっぺりしてるので、ジャケットを着ると変にもたつくことが多いんですよ。肩で合わせると袖丈が余ったり、逆に袖丈を合わせると肩にシワが寄ったり。どこかを直そうとすると、まさにどこかしらに「シワ寄せ」が行きます。

外国人の体つきはのっぺりして横に広がる代わりに、前後に広がります。
ドラム缶のような奥行きのある体つきです。

 

これを見て下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=nBj8WEq97s0&list=PLM5vJU60ztv85WWKnGHnTKd1Y8Mtvuiri&index=4&t=0s

筋肉体操です。笑
でもなぜか表示できませんでした。
お手数ですが、リンクから飛んで見て下さい。

22秒あたりが一番分かりやすいかな。
一番前にいる外国人はムキムキなのに意外と肩幅は狭いことが分かります。
それに比べ、日本人は横へ横へと筋肉が大きくなっているのが分かります。

よく言われているのが、ジャケットは「ガタイがある人が似合う」
確かにそうなのですが、日本人だと筋肉が横へ広がりやすいため、必ずしもそうではないです。

ジャケットは、肩幅がなく前後に奥行きのある体が最も着こなしやすいです。

 
 
 
 
 
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つまり、日本人の体型は真逆なんですよ。

横に広がりやすいから、ジャケットを本来のサイズで着こなしづらい。
かっこよく着づらい。

ジャケット選びの基本は「肩に合わせましょう」。

・・・・。

さっき、日本人は何て言いましたっけ??

そう。
日本人の体型はおせんべいのように横に広がりやすい。

だから肩に合わせるとサイズ感が狂うことが多いんです。
微妙に着丈が長くなることが多いんです。

ただでさえ脚の長さを確保することが難しい日本人。
それなのに、ジャケットの着丈を長くしてしまったら整わないのは当たり前です。

 

まとめると、

  • 日本人の体型は横広がりがち
  • だからジャケットを横で合わせる必要があり、横で合わせると縦も長くなってしまう

ってことです。

 

 

シングルジャケットは細身体型向き

 

日本人でシングルジャケットが似合いやすいのは細身の人でしょう。
ジャケットの持つ特徴と調和しやすいですから。

その特徴って言うのは、縦を強調し重心を下げるということ。

シングルジャケットはスタイリッシュさが出る一方で、首周りが寂しくなるため重心を下げてしまいます。そして、前のボタンを閉じないと案外「ふぁさぁ」っと広がるんですよね。裾が。

下手だけど、下の画像を見て下さい。笑

 

赤で書いた線あるじゃないですか。
イイ感じにラウンドしてますよね。
ここがシングルのちょっと使いにくい部分で。

慣れないうちだとネックになります。
扱いづらく思うはず。

 

赤のラインが裾に向かって末広がりになっており、開きがち。インナーの面積が結構大きく見えちゃいます。それもまた難しい要因。もうちょっと閉じてた方が使いやすいんですよね。

シングルジャケットのアイデンティティである反面、難しい理由です。

 

シングルはウエストを頂点とした山なりの線を描くため着丈のコントロールがしづらいということ。
また、正面から見ると面積もまぁまぁ減るので上下のバランスを取るのにコツがいるのです。

 

  • 首周りがスッキリしすぎて下重心に
  • 首から裾にかけて優美な線を描くから合わせがムズイ

 

そのためジャケットを細身にし、上半身をコンパクトにする。
それが出来れば下重心になり過ぎるのを抑え、着丈も短めにできるので上下のバランスもとりやすくなります。

カジュアルで合わせるとなると、難易度が高いです。

細身でないと、ジャケットのボリュームは増すのに下重心スキルも発動するので手に負えません。タックインやら何やらテクニックを多用することになりそうです。

 

スーツだったら、多少着丈が長くてもパンツが同素材なのでごまかせるんですけどね。
あと、タックインしてるから胴も短く見えますし。

その辺は次に詳しいので、喋り過ぎないようにしましょう。

 

普通体型でもかっこよく着こなすには??

大は小を兼ねるを信じて、ぽっちゃり体型攻略法にその答えを譲ろうと思います。

ぽっちゃり体型攻略法を見れば、そのエッセンスを知ることが出来るはずです。

 

ぽっちゃり体型シングルジャケット攻略その1

もしぽっちゃり体型でシングルジャケットを着こなしたいなら、着丈はお尻が隠れるくらい長くするべきです。これは以前ぽっちゃり体型の店長に教えてもらいました。

「俺みたいな体型だとお尻が丸見えになると、間の抜けた印象になる。そういう体型の人だったらお尻が隠れるくらいでお直ししてあげた方がいいよ」

と。

これはすごく勉強になりました。
それまでは「ジャケットの着丈短めがいいんじゃね?」と思ってましたから。

このカラクリを解説します。

 

着丈の短いジャケットを着る

ぽっちゃり体型だと細身のボトムが穿けない

下半身の面積がどうしても大きくなる

上下の面積の帳尻が合わなくなる

パッと見で上半身が小さく見えつんつるてんな印象に

 

つまり。

相対的に上半身が小さく見えてしまい、
「お前wwジャケットの丈足りてなくね?ww」
と言われてしまうということです。

逆に細身のシュッとした人なら、着丈をセーブしても細身のボトムを穿けるので上下の帳尻を合わせることが出来ます。

 
 
 
 
 
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ぽっちゃり体型シングルジャケット攻略その2

上下色の違うジャケパンスタイルはさらに難易度を上げることになります。

その1で、ジャケットの着丈を長くとりました。
なので、上下に違う色を採用してしまうとパキッと上下を分断してしまいます。すると上下を比較しやすい状態にしてしまうのです。

これはまずいです。

今、ジャケットの着丈を長くとっている状態ですから下半身を削り過ぎる可能性が高いからです。

上下のバランスの乱れは下半身がトップスで隠れ過ぎてしまうことにあります。

日本人は脚が短く太いです。
そのため意識しないと、上半身が大きくなりがちになることが多いんです。

「なんか違和感がある・・・」ときは真っ先に下半身足りない問題を疑うくらい重要です。

 

ちょい逸れました。

・ぽっちゃりさんは着丈長め
・上下色を変えると、その着丈長めでバランス崩しやすい

ここまでOKですか??
それを防ぐための打ち手が次です。

同色にして境界線を曖昧にしましょう。
上下を同色にすれば、「パッと見」で上下のバランスを比較できないのでシルエットが多少整っていなくても大丈夫です。

私もトップスが長く、「下半身を食い過ぎた!」と思ったときの打ち手です。
(下のジャケットの着丈は長くないですけど。)

 

 

以上がぽっちゃりさんのシングルジャケット攻略法になります。

工夫で体型をカバーしていきましょう。
普通体型のあなたも、もちろん使えます。
私も使っています。

「ちょっとちょっと、制限され過ぎないかい??」

と思ったあなたは、こちらを読めばバリエーションが増えるかもしれません。

ZEROスタートダッシュ

特に下半身のところ。

着丈が長く下半身を削ってしまうから、同色同素材を推しました。
が、下半身を徹底的に整えればもっと遊べるようになります。

 

最後にオススメの着こなしも書いておきます。

ボトムはワイドテーパードにし、ローファーの合わせ。裾とローファーの間からチラリと靴下がのぞくくらい。そして同色同素材を選ぶ。つまりセットアップ。全体はアルファベットの「O」を描くようにシルエットが整います。

 
 
 
 
 
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イメージは左の白い人の方。
シルエットに注目してください。
ダブルですけどこんな感じです。

よく店長がスーツスタイルでしてた組み合わせです。

 

 

日本人はダブルジャケットの方が合う??

 

 
 
 
 
 
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これは別にダブルじゃなくてもいいです。
身幅、つまり横が広いジャケットという意味です。

これが”ずらす”ということです。
横が広いきれいめのジャケットならダブルのエッセンスが使えます。

横に余裕があると、シングルジャケットほど縦を強調しないので肩幅が広がりがちな日本人にぴったりです。

しかもダブルのジャケットは裾が水平なんで、着丈のコントロールがしやすいです。

 
 
 
 
 
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シングルジャケットはウエストを頂点にしたような山なり線でした。
比べれば一目瞭然。

シングルジャケットのカーブ具合がよく分かると思います。

ダブルジャケットは下に太いボトムさえ持って来れば、結構簡単に整うものです。

 

ダブルジャケットの着こなしの注意点

そんないいとこ尽くしかに見えた、ダブルジャケットですが注意しなければならないポイントがあります。

それは・・・

ヨコが広いので、細身のボトムと合わせるとミスマッチが起きやすいのです。

 
 
 
 
 
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↑これは結構ギリギリのバランスではないでしょうか。
もう少し細身 or もう少し丈が短かったらバランス崩れそう。

脚が長ければ。
細身でもダブルジャケットのボリュームを抑えることが出来るのですが、日本人だとなかなか難しいと思います。

 
 
 
 
 
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ダブルジャケットは、ボタンを留めると重なります。
そのためパカッとボタンを外してオープンスタイルを取ると、どうしてもボリュームが出てしまうのです。

なので、ダブルジャケットなどヨコの広いアイテムは太めのボトムと合わせることをオススメします。

(↑ダブルじゃないですけど、身幅広め、裾水平のジャケットです。)

そうやってジャケットのボリューム感を抑えるのが、良いでしょう。

 

ちなみに上で着ているジャケット。
多少身幅はありますが、前が重ならないのでボリュームが出過ぎないし、裾は水平です。
つまりシングルとダブルの間くらいの感覚で使えます。

こういうのを探すのもアリかもしれません。

 

 

まとめ

 

シングル・ダブルと、見てきました。
日本人のジャケットスタイルがなぜ難しいか、分かったのではないでしょうか??

カジュアルスタイルでシングルジャケットを整えるのはなかなか骨が折れます。

だから、ぽっちゃり体型攻略法にはスーツの着こなしのエッセンスを注入しないと整いづらい現実があります。

おしゃれな雰囲気を醸したいなら、ダブルもしくはダブルに似た形のきれいめジャケットを選び太めのボトムに合わせた方が簡単です。

日本人体型でも馴染みやすいシルエットだからです。

 

「いやそれでも俺はシングルジャケットを着たい!」

 

のであれば、その道を進んでください。

どうしても整わなければ、「お問い合わせ」から質問下さればお答えしますので。

 

個人的に一番オススメは、やっぱりコレ。

ダブルじゃないけど、横に広くきれいなジャケットです。

ひとあじ違う雰囲気を醸せるし、太いボトムさえあれば簡単だからです。

 

最後に選び方も含めて結びとしましょう!

 

 

色々試してみよう!

 

ブランドごとにシルエットや着丈の長さ、身幅の太さなど違います。
たとえ同じ寸法だとしても、素材でもシルエットの出方が変わります。

ジャケットは特に「合う・合わない」が出やすいです。

 

ちょっと今自分の上半身を見回してみて下さい。

 

冷静に考えて・・・・

結構複雑なカタチをしていると思いませんか??
このカタチに合わせてぴったりなものを作るって相当難しいと思いませんか??

そして、

誰一人。

肩幅、
胴回り、
腕の長さ・・・などなど。

同じじゃない。

本当に人それぞれ。

だから。

ひとつのブランドを試して、

「ジャケット似合わない・・・」

と諦めるのではなく、色々お店を回って色々なジャケットを試してみるのが一番良いと思います。

 

この記事読んで、どこに気をつければ良いのかはわかったと思います。
そのうえで色々試すと分かってくるんですよ。

「この柔らかい素材だと1サイズ落としても窮屈にならずに着れるぞ!」

とかね。

 

ちなみに私は肩幅があるので、肩幅に合わせると着丈が長くなってしまいます。
全体的に気持ちゆとりが出来るんですね。

だから柔らかい素材で1サイズ下げて体に沿うシルエットを選ぶことが多いです。
肩が少し張るんですけど少し妥協してます。笑
(文中でも少しだけ触れましたが、ジャケットは肩にちょこんとつまめるくらい余裕があるのがセオリー)

そもそも日本人は肩が前付き(猫背気味)なんで、しょうがないと割り切ってますね。
(逆に西洋人は胸張っているような印象ですよね。)

 

長くなりましたが、是非ジャケットを美しく着こなしてください!!

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