誰も踏み込めない禁断の領域について考えよう。服と人の相性をどう考える??共通点を抜き出すことが第一歩だ。

 

服と服の相性を考えるとき、
服だけでなく人、つまり自分との相性も考えるべきです。

服×服。
服×人。

ネットの情報をいくら拾い集めても、服×服の情報しか落ちてません。
なぜなら、服×人は守破離の『破』に丸投げされるからです。

みんな、色・シルエットなどの話に終始するはずです。

「守を学んだら、後は自分で追求するものだ!」とか言って。

 

パーソナルカラーや骨格診断など、自分と服の相性を知るための方法があることにはあります。
でも正直言って理論止まりです。

それが使える形になっているか?

と聞かれたら、「YES」と首を縦には振れません

 

それらを現実的に使える形にするには、個人プレイではなくチームプレイにする必要があるのですが、そこまで触れると話がややこしくなるので触れません。

 

今回はそういった具体的にどうするかという話ではなく、もっと大きな話になります。

「えー具体論が知りたかったー」

ブーブーとブーイングが来るのは分かるんですけど、物事には踏んだ方がいい順序がありますから心を鬼にして華麗にスルーさせてもらいますね。

 

私はおしゃれは自分をメインディッシュに据えるべきという考えです。
が、これがまた難しいです。

一番重要なのに、その難易度の高さゆえ最後の方に持ってこざるを得ないというのが本音です。
多分、最初に持って来たら挫折すると思う・・・。

 

何で『服×人』は難しいのでしょう??

『服×人』攻略に役立つはずのパーソナルカラーから紐解いて見たいと思います。

 

 

なぜパーソナルカラーは難しいのか?理論止まりなのか?

 

それは私たちのキャラがあんまり立ってないからです。

日本人同士で比べて下さい。
確かに肌の色や質の違いがありますがそれは微々たるものです。100人連れてきて、その中で一番肌が白い人・黒い人で比べてやっと違いを感じられる程度です。

100人の両極。
そのくらいやらないとパッと見で違いが感じられないでしょうね。

 

そんな私たちの民族同士の微々たる違いとは裏腹に、半端ないほどにキャラが立っている世界があります。

 

「え?どこかって?」

 

二次元ペラペラ世界ですよ。
アニメの世界です。

私は、アニメも考察・勉強対象です。
アニメを見る行為をこうやって正当化しているのだ。

アニメには色彩設計する方がいます。
細かいところまで調和を考えて設計されているので、勉強になるし、「そんなところまで・・・」とうなってしまいます。

 

アニメのキャラクターは、リアルではありえない髪色、瞳の色をしています。
こんなのが街中にいたら、アメリカの『人種のるつぼ』どころの騒ぎじゃありません。

毎日ハロウィンの渋谷ですよ。

でも、だからこそ、
恐ろしいほどキャラが立ちます。

 

そして私たちみたいに複雑な色をしていません。
のっぺりとした均一な色をしています。

それがリアルの女の子を可愛いと思えなくなる、二次元嫁命のオタクを生み出す元凶でもあります。
気持ちは分からなくもないが。

 

私たちの肌色を再現するのは難しいですよね??
小学生の頃、肌色のクーピーで人の肌を塗りつぶしたものですが、実際の肌の色とはちょっと違っていますよね??

今、自分の腕を見て下さい。

肌色が濃く茶色っぽいところもあるし、逆に肌色が薄く白っぽいところもあることに気づくはずです。よくよく見てみると肌の色は均一じゃありません。だからまんま表現しようとするとめちゃくちゃ難しい。

でも、アニメだったらベタッと塗られるので単純な色味です。
私たちのように複雑じゃない。

 

パーソナルカラーは、その人本来の色素を見て合う色を考えるものです。

そして肌の色、髪色、瞳の色は重要な判断材料です。

アニメはあえて、髪色・瞳の色を強烈にすることで、個性をゴリゴリに立たせています。
他のキャラクターとの違いがひと目で分かるように。

つまり、キャラクターが持っている色が強い。
黄色や緑・赤とか鮮やかな色を使ってます。
だからそのキャラクターのキーカラーに合わせるのは簡単です。

色が強いから、合わない色もハッキリします。
合う色もハッキリします。

瞳の緑の色を拾って髪飾りを緑にしたり。
服に緑っぽい要素を散りばめたり。

これだけで調和が生まれます。

 

キャラクターと服や小物を合わせるのは分かりやすいのです。
『服×人』がやりやすい。
私たちよりはるかに。

 

日本人1億人集めても、赤・緑・青、、、なんて違いはありません。
せいぜい黒~明るい茶くらいなもんです。

アニメに比べたらほんの些細な違いしかないのがリアルです。

 

私たちの話に戻ります。
私たちは一言でまとめるのが難しいほど複雑な色を体に張り付けています。
グローバル基準で言えば、黄色人種にカテゴライズされますが黄色と言うか、くすんだベージュのような何とも言えない色味です。

 

白人や黒人は日本人よりも肌の色がハッキリしています。

白人に原色、特に明るめの強い色を纏わせると、ブルーの瞳・金色の髪と相まって服が美しく見えます。また、黒人に原色を着せても、自らの肌の色が黒子となって色が映えます。

そういった着方をさせるのをコレクションでもたまに見かけます。

 

余談ですが、

日本は気候的にビビッドな色が映えません。
原色系が映える気候はヨーロッパの方です。

江戸時代に派手な色が禁止された歴史。
そうして繊細な色表現が生まれました。

そしてくすんだ肌の色。
色味はあまりなく、にごりのある色。

文化・気候・種族。

案外、最適化されているのかもしれませんね。

 

 

まとめると、日本人は中途半端なんです。
肌の色が。

民族の中で違いもあまりなく、とても繊細な違いを感じて当てはめる作業が必要とされるのが日本人のパーソナルカラー位置づけです。

 

中途半端だから、似合う色がよく分からないんです。

ハッキリしてない。
ハッキリしてれば、似合う色は簡単に見つかるものです。

 

アニメのキャラクターや、外国人の話を思い出してください。

 

もちろん、あくまで民族的な話なので、日本人の中でも個性が立った人もいます。

パーソナルカラーはざっくり春夏秋冬の4季に見立てた4分類です。
その典型的パターンにがっちり当てはまる人がたまーにいます。

そういう人はパーソナルカラーを使うといいでしょう。
自分の個性が簡単に分かるはずです。

私の友人にもいますが、色がバチッとハマります。

 

 

まとめると、

  • 日本人はにごりのある肌を持つ人種で、色があんまり無い
  • だから色の個性が立ちづらい
  • だから素人じゃパーソナルカラーは使いこなせない

 

そういった意味でパーソナルカラーは理論止まりです。
実際、パーソナルカラリストたちの、顧客のビフォーアフターを見ても魅力的になったと思えないですしね。

かなり繊細な見る目を求められるので、『人×服』を考えるのって難しいんですよ。
まあパーソナルカラーは難しい部類ではありますけどね。

 

 

『服×人』の相性はどうすればいい??

 

服×人の相性の難しさをパーソナルカラーを例に解説してきました。

じゃあ服と人の相性はどうやって考えればいいんでしょうか??
難しいと結論づけるだけじゃ、この記事を読む前と読んだあとで何も変わってないですもんね。

難しいの承知で耳を傾けて下さいね。

 

服と人の相性っていうのは、結構ざっくりしてるんですよ。

ホールインワンするようにバチッとはまることは、そんなにないです。

 

モノとヒトですからね。
無機物と有機物ですから。

性質がそもそも違います。

 

それでも共通点を探してみる。
服と自分の共通点を抜き出してみる。

 

それが自分と服の合わせる一歩になります。
自分と服の相性を知るファーストステップです。

それはイメージでもいいし、色でもいいし、骨格でもいい。
服と自分の共通点を探して合わせる。考える。

 

具体的にどうすればいいかというと、まずは自分を知ることです。

 

自分はどんなふうに見えているのか?
どんなイメージを持たれる?

男らしい?女っぽい?淡い?濃い?爽やか?真面目?チャラい?可愛らしい?元気そう?落ち着いてる?・・・・

そのイメージを共有する服はあるものです。
色にもイメージはありますしね。

 

自分はどんな骨格をしている?

脂肪感があるタイプ?
それとも骨感があるタイプ?
それとも筋肉質タイプ?

ここら辺は骨格診断をやってみて下さい。

 

自分はどんな色をしている?

スプリング?
サマー?
オータム?
ウィンター?

コレも適当に探していくつか簡易診断を受けてもいいでしょう。

 

 

ただ。

自己分析は一朝一夕では出来ないことは頭に入れておいてください。
ちょっとずつちょっとずつ、自分を知っていくんです。

 

ね?難しそうでしょ??
大変そうでしょ??

だから、

「気が向いたときに共通点を探してみるかー」

くらいの心構えで大丈夫ですよ。
それで十分です。

男のほとんどが、「自分に似合う服を探そう」って意識全くないですから。マジで。
それよりもブランドやクラス感に意識が向かう生き物です。

逆に女の子は、自分に似合う服を探そうとする意識が高いです。
そして似合わせる技術も高いです。

お化粧でそもそも鍛えられますからね。

 

そもそも意識するだけで結構効果を発揮してくれるもんなんですよ。
だからかるーい気持ちで大丈夫です。

「本当かよ?」と思います??

服と服の組み合わせにばかり意識が向いてしまう人は、自分が完全に置いてけぼりになっていることがあるんです。
コスプレ感が出ちゃってるときが。

 

街でたまに見かけます。

顔と服が明らかに合ってないなぁ、と思うことがあります。

これはロジック重視で着こなしを考えている人が陥りやすいポイントです。

 

でも。
洋服と自分の共通点を考えようとする人が、明らかに自分と服がかけ離れた着こなしをしないでしょう??

それで十分なんですよ。
コスプレ感を出さないだけで。
自分を遠くへ置き去りにする予防線になれば。

自分に合わせるプロセスは、とても繊細です。
針の穴に通すように繊細です。
すぐに出来るようにはなりません。

確かにそれが出来るようになれば、完成度はグッと増すでしょう。

でも、出来なくたって問題ありません。

 

私が、

「自分を意識しろ。」

と言うのは、コスプレになることを防ぐためです。
その意味合いがほとんどを占めています。

 

論理信者を生まないためです。

論理と感性をバランスよくミックスしましょう。

 

論理だけじゃダメです。
感性だけじゃダメです。

論理と感性、どっちも育てることで相乗効果を生むのです。

かの万能の大天才・レオナルドダヴィンチ、通称レオ様も、芸術に科学を持ち込みました。

 

これからは論理と感性の時代です。

どちらか一方ではなく、どっちも。です。

 

服と自分。

言葉で理解できることももちろんあります。
でも、『服×自分』は感性が大切です。

言語が足を踏み入れられない領域が、確かにそこにはあります。

 

だからまずは意識するだけで十分なのです。
軽い気持ちで服と自分の相性について考えてみて下さい。

そのきっかけとなれば、この記事はにっこりと微笑むでしょう。

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