【+J詳細レポート②】高級品が買えない体になってしまうスウェット

 

この記事を読んで2万円する高級品を買うのが馬鹿馬鹿しくなっても責任とれません。

ですので、今お高めのスウェットをご検討されているなら今ここで引き返すことをオススメ致します。

 

もう、ホントね・・・こんなの出されたらみんなセレクトショップで買わなくなりますよ。

「ユニクロクオリティ」に慣れてしまったら、売ってる服のほとんどが高く感じてしまいますね。罪なコラボですよ、うん。

高級品を買えない体になってしまいます・・・・。

 

 

発売前はスルーしようと思っていた

+Jのスウェット、

  • 素材
  • シルエット
  • 値段

総合的に考えて素晴らしい出来です。

現在、高評価のMr.Tも、商品を実際に手に取る前は、“ナシ”判定でした。

なぜかと言うと、モデルの着用写真と商品説明を見て

 

「これもしかしてウェットスーツみたいな生地なんじゃね?」

 

と推測したからです。

 

「ウェットスーツ」と聞くとディスってると感じるかもしれなません。

ですが、そうではなくMr.Tの趣味に合わなかっただけです。

 

近いものだと、インラインのドライスウェットですね。

これも良いアイテムだと思いますよ。

おしゃれさと機能性を両立させていますし。

  • 体の線を拾わない
  • イージーケア
  • クリーンに着れる

人気なのも納得です。

 

ただ。

ちょっぴりスポーティ過ぎるのと化繊感が強いので、ベーシックな1着には選ばないかな~というのが正直なところ。軽い運動するときに良いかも、と思っています。

 

だからプレビューでは「ナシ」だったんですね。

まぁそれも良い方向に期待を裏切られるんですけど。

 

 

スウェットこれで良くね?

実は今季、スウェットを探していました。

ラクでラフに着たいなーと。
今、服は、どんどんラクなもの、イージーケアなものがリリースされています。

 

Mr.Tも生来のめんどくさがり。

 

メンテもさほど必要なく、洗濯機で洗えて、神経質にならずガシガシ着れる・・・となると、スウェットが候補の一つとして浮上してきました。

「THEアメカジ」のようなオーセンティックなものも良いですが、好みはクリーンに着れるもの。かといって化学繊維を全面に押し出したような(上述したドライスウェットのような)生地は嫌で・・・。

 

だから色々とリサーチしていました。

 

「tuki.s」
「UNITED ARROWSのオリジナル」
「Alvana」
「AURALEE」
「PUBLIC TOKYO」

・・・・など。

 

いくつか試着をして、何買おうかなーと思っていた矢先。
+Jが発売しました。

 

いざ店頭で見たら・・・
ノーマークだったのに・・・

 

「あれ??これ良くね!?」

 

色が白しか残っていなかったのですが、いざ試着。
そして、試着しても驚いちゃいました。

その辺りは、後ほどじっくり語るとしましょう。

 

ここで強調しておきたいのは、2万円を超えるようなスウェットを試着して買おうとしていた人間が「これでいいや」となってしまったということです。

 

 

+Jのスウェットのココがスゴイ!

ではいよいよ、

「+Jのスウェットの何が良いのか」

について具体的に語っていきたいと思います。

 

  1. 今っぽい雰囲気が簡単に作れる
  2. 素晴らしい生地感について
  3. 高級ブランドよりも+Jな理由

 

の順に進めていきます。

 

1.今っぽい雰囲気が簡単に作れる!

トレンドを押さえる者は、おしゃれを制します。
なぜなら、今の空気を上手に取り込むと、おしゃれに見えやすくなるからです。

 

“時代遅れ”

の言葉が示すのはニアリーイコール、「ダサい」

一昔前に流行ったピッタピタのTシャツを着ていたら、

「古臭い」

と、どうしても感じてしまうのは否めないところ。

その時流行ったものは、時代の象徴のように人々の記憶に強く刻み込まれます。当時の空気感をまとうので、今っぽくおしゃれに見せるのはとても難しくなります。

 

 

逆を考えれば。

時代の波に乗っかることでおしゃれに見えやすくなる、ということです。

おしゃれかどうかなんて、所詮相対的なもの。
時代が移ろえば価値観は変わります。

だからこそ、時代を押さえることはおしゃれを制することなのです。

 

ただ、大人の男がトレンドのど真ん中を歩き過ぎるのはオススメしません。ほどほどに、さりげなくトレンドを取り入れるのが良い塩梅かと思います。

 

 

じゃあその、

”今っぽい雰囲気”

とは一体何でしょうか。

 

これを言葉に変換するのは難しいです。

が。

あえて言うなら、それは“自然なリラックス感”だと思います。

肩もラグランで落ちるので、リラックス感を醸す要因のひとつですね。

バチバチにきめるより、さりげなく。
そのさり気なさが、ナチュラルな印象を作ります。

 

少しルーズに。
ちょっぴりラフに。
でもだらしなくならないように。

・・・って感じでしょうか。

 

うわー、説明するのむずい・・・。

 

そこで、このスウェットの出番、ということになります。

本当に絶妙。

適度なリラックス感がありながら、だらしなくならないんですよ。

着るだけで、簡単にさりげなく「今」に乗れます。

 

 

2.素晴らしい生地。天然繊維と化学繊維の見事な共演。

これは、「生地に高級感がある!」といった話ではありません

確かに値段相応以上の生地ではありますが、そこが推しポイントじゃないです。

Mr.Tが是非見てほしいのは、

 

見事に柔と剛を表現した生地

 

です。

 

これに、手を叩いてパチパチパチとスタンディングオベーションを送りたいです。

「よくぞ!」と言いたくなる生地です。

化学繊維のポリエステルと天然繊維のコットンを、非常にうまく組み合わせていると思います。

生地にハリを出しつつ、柔らかさもあり。

美しいドレープのような表情になっていて、やや大ぶりなたわみやうねりを生み出します。

 

きれいなんだけど、きれい過ぎず。

少し崩した生地感にすることで、自然な印象になります。

自然な印象を作るのって、すごく難しいんですよ。

 

この自然な印象を作る申し子がAURALEEですね。

(ちなみにすぐ上の画像のパンツはAURALEE。)

程よい自然さを醸す、AURALEEのスタンドアップワイドパンツ。

最上級の生地を使うので、シルエットを崩しても生地のシワやたわみに説得力がこもるし、むしろそれが服の色気と言わんばかりの魅力があります。

 

流石に、

 

「AURALEEクラス!!」

 

とは言いいませんし、言えません。

 

差はあります。

 

しかし、似た雰囲気に仕上がっています。

結構近いニュアンスを出すことに成功しています。

 

 

3990円ですよ?

ヤバいです。

8割の人は十分すぎるほど満足するはずです。

 

ちなみに、AURALEEのスウェットはモノにもよりますが、税込み22000円ほど。

+Jの5倍以上の値段です。

 

自分で言うのもなんですが、Mr.Tは手放しでユニクロを称賛したりしません。

でもこれは良い。

Mr.Tが褒めるのは、+JのスウェットがAURALEEの単なるコスパを求めた下位互換じゃないからです。

AURALEEと近しい要素はあるものの、しっかり違う要素があるのです。

それを次に解説します。

 

 

3.初心者にはAURALEEより+Jが良い理由

ファッション玄人から人気を集めるAURALEEですが、こちらのスウェット、初心者にはあまりオススメできません。

 

「いや、そもそもそんなに金出せねぇよ・・・」

「鼻から比較対象にねぇよ・・・」

 

と思うかもしれませんが、比べることでより+Jの良さが分かると思います。

 

  • キレイ
  • ハリがある
  • 自然な印象を作れる

 

この3つを兼ね備えるスウェットは、多くありません。

例えば、AURALEEのソフトハイゲージスウェットはベーシックなスウェットとしては、メーターが振り切るほど素晴らしいですが、シャキッとせず自分で形を保つ力が弱いです。シルエットが崩れすぎてしまいます。(それが良いところでもあるし、悪いところでもある・・・。)

 

これは初心者向きではありません。

基本的に、おしゃれビギナーであるほど、洋服のシルエットはシャキッとしたものが良いです。その方が合わせやすいからです。

 

ただこの時に犠牲にしがちなのが、リラックス感やナチュラル感です。

シャキッとしたものの例としてはスーツが良いでしょうか。

ピシッ!
パリッ!

服自体の輪郭がしっかり出るもの。

こういったものが、オススメ。

簡単に良く見えるから。

 

崩したシルエットは、うまくやればグッとあか抜けた印象になるものの最初は十中八九失敗します。

だから自分で形を保てないアイテムは避けるべきなのです。

 

で、今回の+Jのスウェットはというと。

最初にもお伝えした通り、そのシャキッと感とぐにゃっと感のバランスが素晴らしい

初心者でも簡単にあか抜けたシルエットになる、絶妙な配合になっています。

だからこんなにMr.Tは推しているのです。
+Jのスウェットを。

 

「自然な印象を醸す」のは、簡単そうに見えて案外技術がいるものです。

「フツーっぽく見えるけど、なんだかかっこいい!」は難しい。

それを叶えてくれるのがこのスウェットです。

着るだけで本当にサマになります。

 

 

 

 

 

一日着用した感想とデメリット

このスウェットを着て、知り合いのセレクトショップに行ったら、

「それどこのスウェット?」

と聞かれました。

+Jだと言ったら、驚いてましたね。

現役アパレルスタッフの目もかいくぐるくらい実力はあるみたいです。

良かった良かった。

 

さて、一日着用した感想なんですが、十分満足です。

ただ一点だけ。

現在スタバでカタカタとこの文字を打ち込んでいるんですが、店舗の光に照らされてスウェットが星空のようにキラキラしています。笑

 

ポリエステル68%
コットン32%

 

と、ポリエステル多めの生地構成のため、ポリエステル糸が光を反射しているんでしょう。

外やお店を回っているときも気づかなかったし、スタバにいてじっくり見て初めて気づいたのでそんなに気にしなくて良いと思いますけどね。

(写真じゃあんまりわかりませんね・・・。)

 

 

パターンの謎~パターンと素材のシンフォニー~

ここからはさらに深く考察していきます。

一見シンプルなスウェットなんですが、随所に工夫が凝らされています。

 

Mr.Tは、正直パターンや縫製などについては素人です。

そのため、デザイナーやパタンナーの意図を正確に汲み取れないかもしれません。

ただ、総合的な視点(心理学やこれまでの考察アーカイブなど)から、Mr.T流に紐解いていきたいと思います。

 

まず。
着になったのは脇部分のシームのズレ。

アームを「ふぁさぁ」と広げた図。

(シームがあみだくじみたいにカックンてなってるのが見えるでしょうか?普通は脇の部分で十字になっているものが多いです。)

シームをずらすことで

最初は、複雑な人間の体に沿わせるための工夫かな?とも考えたのですが、着用していてそんな風には感じませんでした。むしろ、余計にたわみが生まれるようにずらしてあるのでは?と思っちゃいましたね。

 

また、胴部分の前身頃と後身頃を比べた時、前身頃側の面積が少なくなっています

はい、分かりづらいですね。

早い話が前の布の面積少なくね?

ってことです。

これによって、前面にたわみが出やすくなっているようにも感じました。

 

(前面のシームがググッと内側に入り込んでいるのが分かりますか?)

 

以上を踏まえると・・・。

 

この生地のドレープやたわみを出すために”ズラし”てあるのではないか??

ということです。

 

これまで散々語ってきましたが、+Jのスウェットの生地は、このアイテムの要です。

それは、Mr.Tが一番最初に感じたことでもありました。
柔と剛のバランスが素晴らしいと。

それをさりげなく際立たせる手段としてシームをずらしてるのだとしたら・・・

かなり計算されたアイテムですよね。

私たちは、デザイナーの意図を100%知ることは出来ません。

ファッションは、作り手の頭の中のイメージを表現するために詰め込まれた技術やアイディアを詳細に語ることはしません。

ほとんどの場合、「自分がそのアイテムに魅かれた理由」も知らぬまま、服に袖を通します。通し続けます。

ビビッと来れば買い、心に電流が流れなければ棚に戻します。

 

心が反応するときは、きっと理由があります。
それが見えなくても。

今回は、作り手の裏側の工夫によって、ビビッときたのかもしれない、そんな話でした。

 

もし全然違うのなら・・・

もう笑うしかない。笑

 

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