雑誌の着こなしが参考にならないのは自分との距離が遠いから。

ファッション雑誌を読んでいると誰しもが思うのが、

 

こんなスタイルの良いモデル使ったら
参考にならないわ・・・。

 

じゃないでしょうか。

 

 

「ちょっとおしゃれに興味出てきたから、ファッション雑誌で勉強してみっか!」と購入したまではいいものの、みんなスタイルのいいモデルばかり。

日本人のモデルを使うならまだいい方で、全モデルが外国人の雑誌もあります。

 

 

だから、雑誌に書いてあることを真似してみても、モデルのようにかっこよくならないというのは、ザラにあるどころかほとんどの人が通る道ではないかと思います。

 

過去に私も、ファッション雑誌を読みこみ、似たようなアイテムを探してきては合わせてみるものの、全然自分の思い描くイメージ通りにはならなくて苦労した経験があります。

 

しかも、何年もの間。

 

 

自分の思い描く理想があって、それに近づけようとする。
でも、何か違う。全然イメージと違うんです。

モデルみたいにかっこよくならない。

 

え?何で?何がいけないの?
考えても考えても答えは出ないのです。

 

買っていたアイテムも雑誌に載っているものではなく、安価なものだったから?
洋服の組み合わせ方が違う?

と長い間考える中でやっとのことでたどり着いたのが、

それは自分の脳内の理想像と自分の体型や顔に開きがあり過ぎたということ。
つまり、雑誌に載っているモデルは顔もスタイルも何もかも自分と違うってことです。

 

自分のことを面白いぐらいに客観的に見れてなかった。
多分、自分がモデルにでもなれると思っていたんじゃないだろうか。
そんな気さえした。

 

自分の見たくないものとか見ないようにしてたんです。
自分の体の気になる部分とか。コンプレックスです。

 

臭いものにふたをするようにずっと押し殺してきたせいで、やらなくちゃと思いつつもつい後回しにしてしまう汚いコンロ掃除のように、向き合うことを先送りしてきました。

 

きっと向き合うのが怖かったのです。

当時の私の理想像と言えば、先走り過ぎて外国人でしたから、ギャップがとんでもないことになっていたわけです。笑

 

理想の自分と現実の自分の距離が遠すぎ。
それにもかかわらず、気づいてないんです。

 

 

遠い理想を持ってもいいんですけど、その人になれないということを心に刻んでおかなくてはなりません。そしてその理想があるなら、「どのようにアレンジして自分に落とし込むか」を考えないといけないわけです。

 

モデルと同じアイテムを使いながらも、自分の体型に合わせて、スタイルアップを効果的に取り入れてみたり、シルエットを変えてみたりすることが必要なのです。

 

今は雑誌を読みながら、「自分だったらボトムをもうちょい太くして、コートの着丈を短めにすればいけそうかな。」とか「この着こなしはちょっと自分の体型的にキツそうだな・・・。」っていうのを考えますね。

自分の身体的特徴を把握して、どうやって自分のしたいスタイルを構築していくか。

 

ときには、妥協することもスッパリ諦めることも必要になるかもしれません。
確かに、それはつらいです。最初は、自分の体型に向き合いそれを受け入れるのは大変なことです。

さらに、自分の身体的特徴を把握しようとして、今まで知らなかったコンプレックスが見つかる可能性もありますから。

 

でも、それと向き合わないと対策が立てられません。

 

戦略を立てるには味方の兵力を把握しておくことは必須です。
戦争で味方の兵力を知らずして戦いに勝てますか??味方の強みをどこで生かし、弱みをどこで補うのか。しっかり把握していないと、防衛に優れた歩兵団を前衛に送り込み、突破力に秀でた歩兵団を後衛で守らせることになりかねません。

 

味方とはもちろん自分自身の体のことです。
もしかしたら自分の弱みを、護衛をつけない大将の如くむき出しのまま晒しているかもしれません。

 

だから、自分の兵力を把握し弱いところをカバーする必要があるのです。
きっちりと自分を把握していれば、体型をカバーすることが出来るのです。

 

もし、ファッションに本気で悩んでいるのであれば、
もしくは、戦国の名将の如く絶望的な不利の状況から大逆転したいのであれば、

 

自分と正面から向き合ってみるのは、大いにアリだと思います。

 

そうやって、自分の短所を受け入れられるようになると、自分の客観視が出来るようになります。
冷静に戦略を練り、効果的な対処が出来るようになってきます。

 

自分の体の弱みをどうカバーし、自分の体の強みをどう生かすか、考えられるようになります。

 

自分の理想と現実の自分の体を客観的に考えることが出来、すり合わせていけるようになるのです。

 

人は「自分」という檻から出ることは出来ませんから、全然客観的に見れていません。
一歩も出ることは出来ないのです。

檻に入っている自分の姿を想像することしか出来ません。

ゆえに、今まで見聞きしてきた経験が邪魔をし、冷静に自分を見つめることが出来なくなっています。

 

バイアスや固定観念が、実際の鏡で見る自分の姿をぐにゃぐにゃと捻じ曲げています。

 

それにみんな気づいていないのです。
頑なに曲げようとしないのです。

 

バイアスや固定観念は強力です。
彼らはあなたが生きている間、苦楽を共にし連れ添ってきた相棒だからです。
その相棒は今まさに、あなたを通して経験値を貯めより、成長しています。

 

振り払うのはきついしつらい。
でも、その相棒たちと距離を置き、まっさらな気持ちで見る必要があるのです。

 

それが客観視するということ。

 

そのきっかけになるのが自分の欠点を受け入れることなのです。
自分の弱さを受け入れることは、頑なだった心を解きほぐしてくれます。

すると、ふっと心が楽になり今まで見ようとしなかったものが見えるようになります。

 

そうしたら、もう道を大きく外れていくことは無いでしょう。

 

おしゃれの基本にして最もおろそかにされていること、
それが自分の理解なのです。

 

自分を正しく理解してさえいれば、

 

スナップやモデルの着こなしを見て自分の身体に応用できるようになりますし、
自分の弱みをカバーしながら、強みを生かすこともできます。

 

 

雑誌の着こなしを自分に投影したいのなら、そのまま表面的になぞるのではなく、自分の体に合わせて本質的なところをパクればいいんです。

 

強みを生かし、弱みを隠すファッション。

 

これが、このブログで求めているひとつです。

 

 

自分を理解しないと、永遠に微妙なファッションのままです。
これに気付くことなく、一生を終える人は半端なく多いですよ。

 

 

近すぎて自分が見えなくなってるんです。
バイアスがかかってる。自分がちゃんと見えていない。

 

俯瞰はやっぱり大切です。

 

そうやって、自分の立ち位置をきちんと
理解するって言うのが大事なんです。

 

最後にまとめておきますね。

 

 

・雑誌の着こなしが参考にならないのは、
自分とモデルの体型が違いすぎるから。

・モデルの着こなしを自分に投影したいなら、
自分の身体的特徴を把握することが大切。

・それが「弱みを隠し、強みを生かすファッション」
につながる。

 

結局は自己理解。

 

 

 

 

PS

そうやってファッションで自分のウィークポイントを受け入れ構築できるようになってくると、自分の内面的な部分に対しても客観的に見れるようになってくると思います。

自分の欠点を受け入れられるような心の土壌が次第に出来上がるからです。

 

自分を客観的に見るということは、物理的にも精神的にも非常に難しいことなのです。
人間は窓から外を見ることしか出来ません。

「自分」という家の中に入れられ、外に出ることは出来ないのです。
外から自分の家の外観をぐるりと一周してじっくり見ることは出来ないのです。

 

おしゃれするってことは、ただ外を整えるものではなくて、内面も整えられる可能性があると私は思うのです。