ジャケットの着丈のバランスはマジでムズイって話。

めっちゃ思うのは、

「ジャケット、脚長い奴のためにあるだろ」ってこと。

本当に油断してたら、整わない。整わない。

ネットのファッションサイトとかだと、「テーラードジャケットを着てきれいめに！」とか言ってジャケットやたら勧められるけど実際難しいと思います。

確かに、右も左も分からないおしゃれ初心者がとりあえず、とりあえずもうちょっとマシな格好したいって時くらいじゃないと勧め時無い気がする。

特に身長が低い人は最初は避けるべきアイテム。

もし勧めるとしたらセットアップで。
上下同素材だからジャケットの着丈とかあんまり気にならないですから。

スーツになると、また話は違ってきちゃうんですけどね。

スーツはシャツをインしてベルト締めるんで、着丈の長さが強調されやすいんですよ。だから、脚が長くないと上下でバランスが悪くなりちんちくりんになってしまいます。せめてジャケットの裾部分でザクッとブッタ切って、頭から地面までの上下で１：１くらいのバランスを確保したいところ。

だから、ジャケット単体で使うのは難しい。

何でジャケット単体で使うのは難しいのかと言うと、ブルゾン類に比べれば着丈が長めです。まず日本人は身長が欧米人に比べ低いので、ジャケットを着ると下半身の長さが足らなくなり不格好になってしまうんです。

だったら着丈を短くするという対処法が考えられますが、もちろん有効なのですが注意点があります。

テーラードジャケットは着丈がそもそもちょい長めなので、短すぎるとお尻が見えてしまいます。それはそれで不格好なんですよね。だから着丈の見極めが難しいです。結構シビアな着丈調整感覚が求められると思います。

また、着丈がちょい長な割に、シャツやタートルネックみたいに首に向かって布が立ち上がっているわけではありません。これがさらに難易度を上げています。

重心をさらに低く見せてしまい、体型が悪く見えるのです。

つまり、

・ジャケットは着丈がちょい長いがゆえに、ボトムの長さが足らなくなる。
・襟が無いため、さらに下重心に見えてしまう。

この２つが大きな問題なのです。

そうです。

そもそも脚が長ければこんな苦労をしなくて済むのです。着丈がちょっとくらい長かろうと、脚の長さでカバーできますから。

初めのうちは手を出さない方が無難だと思います。

もし挑戦したいのであれば、細身のジャケットで縦の強調を狙いに行くか、ゆるめの揺れ感のあるボトムと合わせてリラックスした雰囲気を作り出す方向性で行くか、着丈を短めなのを選びつつヒップが丸分かりにならないボトムと合わせるか。

このあたりの方向性で考えていくと良いと思います。

私だったら、着丈の短いジャケットを選び、ヒップ周りがあまり浮き彫りにならないボトムを合わせ、ちょっとそこの高い革靴で下半身の長さをかさ増しして上下のバランスを整えますね。

あと重ね着を意識した階層的な着こなしもいいですね。
階層的な着こなしにすると、着丈をごまかせるのでいいですよ。

鶴瓶さんが特に参考になります。
本当におしゃれなので、チェックしてみて下さい。

ぽっちゃりしてるけど、自分の体型とキャラクターを含めた洋服の選び方や着こなし方が本当に上手だと思います。

 

笑福亭鶴瓶さん(@shofukuteitsurube)がシェアした投稿 – 10月 22, 2017 at 8:15午後 PDT

モデルのファッションスナップ見るより、よっぽど参考になると思うけどなぁ。