本当に心の底から洋服が好きじゃないと、いつか虚しくなります。
自分自身に何か力が宿っている感じはしないし。
外側の装甲をどれだけ厚く塗りたくっても、中身が貧弱なままでは意味が無いことに気づくのに時間がかかり過ぎました。
まあでも。
かと言って気づいたところでなんだけれど。
他に何をしたらいいのかなんてきっとわからなかっただろうし。
あるラインを踏み越えたら、急に「何やってたんだろう」と思う。
思ってしまったんですよね。
それでも、おしゃれすることはまあまあ好きなんですけど。
アパレル業界に長いことその身を浸している方とか、洋服命のような方たちの前で「好き!」って正面から言えないです。目を逸らしながら、小さい声で「好き・・・」としか。いや、これはこれでガチなヤツか。笑
まあとにかく、私はきっとついていけないですね。
だから、『まあまあ』ぐらいが丁度いい。
今はそれよりも、
おしゃれを多角的に解きほぐしていくとか、
おしゃれと異なる領域をつなげてみるとか、
を考える方が楽しいんですよね。
そんな奴が、純粋なファッション好きとは言えないですよね。
混じっちゃってる。
何か色々と・・・・。笑
このブログはそういう、『純粋なおしゃれ人間』が書き上げたものではないと思っておいた方がいいですよ。全然スタンダードじゃないですから。
だからこそ、この情報を受けたあなたがレアリティを発揮できるようになるのかもしれませんね。
その情報発信を受けて、
よりおしゃれが好きになる、
おしゃれの裏側が分かったような気がする、
おしゃれするだけじゃダメだ、
など、どう感じるかどうかは人それぞれだと思います。
でも、私が取るスタンスとしては、
おしゃれには虚しくなる時が来るよね
っていうのが底にあります。
そして、それが所々文章からにじみ出ていると思います。
おしゃれとは程よい距離感を置きたいよねっていう。
このブログを読んでいる人からすれば、「おめぇ、おしゃれにズブズブじゃねぇか。」と思うかもしれませんけどね。
確かに四六時中考えてはいるんですけど、
メインは『おしゃれから何を引き出せるか』っていうところなんですよ。
実際この文章をカタカタと打ち込んでいるのは、スタバなんかじゃなく、田んぼに囲まれた辺境の地です。それに、スポーツするかのような楽ちんな格好でカタカタしています。
エネルギーは有限です。
無限じゃないですよ。
時間を使えば、
体力を使えば、
頭を使えば、
消費しているんです。
間違いなく。
あなたの資源を使っているんです。
インスタばっかり見て、『いいね!』もらうために自分を取り繕うとかしてたらもったいないですよ。あなたの貴重な資源が消費されているんですから。
今までおしゃれに割り振っていたエネルギーを他に割り当ててみる。
ってこと考えてもいいと思います。
「いや・・・でも・・。」
というあなたのために、このブログはおしゃれへの労力を少なくするために本質的なことを学ぼう、というスタンス。
表面的なトレンドなどに完全に身を任せるのではなく。
使い捨ての知識をその場限りで吸収するのではなく。
人によっては
「めんどくさい」とか
「そんなの遠回りだ」とか
「そんなストイックになれねぇよ」とか
思うかもしれないけど。
本質的なことを学べば、どっかで生きてくるはず。
おしゃれだけじゃなくて。
おしゃれに割り振っていた労力をどこに注げばいいか分からない人は、おしゃれを通して学ぶことから始めてみてもいいんじゃないかと思いますけどね。
おしゃれを核にして、デザインとか人の認知システムを学んでみるとか。
特に、人の認知システムなんて絶対役に立つでしょ。この世界は人間が作っていて、人間中心に回っているんだから。
それから派生して、社会心理学とかに興味が出て学んでいけばビジネスの分野にも強くなれるし。
何か裏でうごめいていた『見えない力』みたいのがだんだん分かってくると思いますよ。
私みたいに、「おしゃれは好きなんだけど虚しさは感じるんだよなぁ。」っていう人は力点をずらしてみるのがオススメ。
もちろん、『洋服に触れているだけで幸せ』ならそれでいいと思います。幸せなんですから。そもそも、そんな人はこのタイトルを目にしても、ポチッと開かないでしょう。
多分ここまで読んでる人は、ちょこっとだけにしろそういうことを感じている人なんじゃないかなと思います。
私はそう感じている人たちのために、情報発信をしたいんです。
こういう選択肢もあるんじゃないの?って。
こういう考え方も出来るんじゃないの?って。
欲張りですけど、もちろんファッション初心者の人にも読んでもらいたいです。横道にそれずに核の部分が分かると思うので。
あ、最後に。
さっきも言いましたけど、このブログはそんなことを考えている、ファッションから横道にそれまくっている人間が書いているもの、というのは覚えておいてくださいね。