クリストフ・シャラーをあなたはご存知ですか??
彼のスタイリッシュなスナップは、私たちを(特に私を)魅了します。
そんなスタイリッシュの申し子から、スタイリングの仕方を学ぼうというのが今回の趣旨です。
「おいおいもしかして、冒頭の画像がクリストフ・シャラーか・・?もしそうなら、超絶スタイル良くてイケメンのチート野郎じゃねぇか!!」
残念ながら、冒頭の画像がその人、クリストフ・シャラ―です。
彼はイケメンでスタイルが抜群です。
だから、あなたが憤慨するのもよく分かります。
あなたの怒りはごもっともです。
「そんな天から二物も三物も与えられているような奴、参考にならねぇよ!」のみたいな。
確かに、この方の着こなしを真似して、この人の醸す雰囲気に近づきたいと思って真似しようとするならば、即刻その作戦は中止した方がいいでしょう。
敗走することは、火を見るよりも明らかです。
私も、このブログでは体型は1人1人違うのだから、モデルと同じところを目指してはいけないことをいつも言っています。
いかに、自分を魅力的に見せるかを考えなくてはいけないのです。
ですから、今回の記事は「この人を目指そう!」というような内容ではありません。
彼のような着こなしを目指すものではないのです。
彼の着こなしのエッセンスを私たちの着こなしにも生かしていこうというのが目的です。
彼の着こなしの優れている部分を「うっしっし。」と抜き取るのが狙いなのです。
そういう着こなしの上手い人から、エッセンスを自分なりに取り入れることが自分だけのスタイルを確立するための第一歩です。
本当はエッセンスを抜き取って、自分に応用させるのは独学でやろうとしたら難しいんですよ。
まず、その人の何が優れているのか分からないといけないし、自分の体型にどうやったら取り入れられるのか考えないといけないですから。
でも、今回はその必要はありません。
なぜなら、その人の何が優れているのかを解説するし、今回は皆が体型に関わらずみんなが取り入れられるものですから。
そのために、まずは彼の特徴をピックアップしつつ、知るところから始めましょう。
クリストフ・シャラー
まず、彼のどこが優れているか解説していきましょう。
彼の優れている部分は何かを理解しないと、あなたは腑に落ちてしっかり理解することは出来ません。
これ、意外と大切で自分が信じ切れていないと、いざあなたが実行に移す段階で迷いが生じてしまうものです。
だから、最初が肝心とばかりにしっかり理解しておきましょう。
まず、知ってもらいたいのは彼の体型についてです。
photo by http://lookbook.nu/user/72561-Christoph-S/looks
箇条書きで書き残します。
・イケメン
・スタイルいい
・かなり細身(この人マジで脚細い)
・脚の形が真っすぐ(日本人はO脚多いかな)
・細身だけど、骨格はしっかりしてる(外人いいなぁ)
・顔小さい
所々心の声が混じっていますが、大雑把に捉えるとこんな感じでしょうかね。
そして、彼はこの特徴を存分に生かした着こなしをしています。
彼がシンプルな着こなしでもフォーカスされるのは自分の身体的特徴を生かしているからに他ならないと思います。
こういう着こなしだったら誰でもできそうじゃないですか?
GジャンのインナーにTシャツ入れて、スキニー履いて・・・
でも、そうはならなない。
彼の方が、同じような着こなしをしている人たち比べてかっこいいのです。
「そりゃ、スタイルいいし、イケメンだからでしょ?」
とあなたは思うかもしれません。
確かにその点は否定できませんが、一番の要因は彼が徹底してある要素を大事にしているからだと私は考えています。
彼は自分の一番の強みを最大限生かしているんです。
彼の一番の強み
彼の一番の強みは、何でしょう??
その整った顔立ちでしょうか?はたまたそのお顔の小ささでしょうか??
どちらも違います。
彼の一番の強みはその脚の形です。
photo by http://lookbook.nu/user/72561-Christoph-S/looks
※参考画像「私の脚」
(私の脚の形とは大違いですね・・。
「ぐわん」と湾曲しています。)
彼の強みはイケメンさでも、顔の小ささでもないんですね。
脚の形です。
もちろん、顔面のかっこよさも顔の小ささも彼の魅力度アップに貢献しています。
でも、そういう人たちはいっぱいいます。
顔がかっこよくて小さい人っていうのは。
真っすぐでなおかつめっちゃ細い。
ここまでの細さを誇る脚の持ち主はそうそういません。
で、しかも彼はこの自分の強みを徹底して生かしてる。
おしゃれな人ってシルエットとか色使いとかの引き出しがたくさんあって、バリエーションに富んだ着こなしをしているようなイメージですが、彼は違います。
多少、バリエーションはあるのですが、あまり軸がぶれてないんですよね。
スタイリッシュさを突き詰めたような着こなしが多いです。
そういう脚の細さも相まった完成度の高いスタイリッシュな着こなしに、私は虜になっています。
「そんな強みをバンバンに打ち出したスタイリングに学ぶことなんかあるの?ますます不安になってきた・・・。」
とあなたは感じるでしょうか?
大丈夫です。
次は、彼の具体的なスタイリングと私たちでも生かせる彼のエッセンスを解説していきます。
彼から何を学び取ればいいのか?
彼のような強みなんて持ってないから、きっと自分には応用できないと考える必要は全くありません。
彼が徹底して行っている洋服の着こなし方を拝借すればいいのです。
もうここまで来れば、彼の着こなしのどこにフォーカスすればいいのか、あなたは分かってますよね??
そうです。
彼の下半身です。
彼の下半身の洋服の着こなし方を学ぶのです。
彼は自身の最大の強みを生かすべく、ボトムから靴まで真っ黒にしています。
これをめちゃめちゃ徹底してやっています。
下半身オールブラックはこの人の象徴みたいなもんだと思います。
見る画像、見る画像、黒いですから。
この下半身オールブラックにするというのを、言葉は違えどもスタイルアップの一手法として、ネットとかで見た人も多くいるんじゃないでしょうか?
だから、このシンプルな結論に対して「そんなことかよ、スタイリッシュの極意教えるっていうから来たのに・・」ってちょっと落胆した人もいるのではないでしょうか?
でも、そんな人にはこの「下半身オールブラック」有用性をちゃんと理解していますか?また、ちゃんと有効に使えてますか?と問いたいです。
だってこれは、最高に効果のあるスタイルアップ手法ですから。
これ以上のスタイルアップテクニックは無いと個人的には思ってます。
いくら言葉を尽くしてもなかなか伝わらないでしょうから、百聞は一見に如かず、実際のスタイリングで説明しましょう。
今回分かりやすくするために、あえて太めのボトムで説明しますね。
これを黒い靴にしますよ。
ドンッ!!
もしどうしても違いが分かりづらいなら、薄眼で見るとディテールに惑わされなくなるのでシルエットが分かりやすくなりますよ。
それでも納得できない!!
と言うあなたには、以下の記事を読んでもらうしかありませんねぇ。
これでも無理なら、もう私にはどうすることも出来ません。
またどこかで会いましょう。
もし、この有用性が少しでも伝われば、彼のスタイリングを理解できるはずです。
この最高のテクニックを脚が極細でまっすぐな形をもつ彼が妥協無くやるからこそ、めちゃくちゃ洗練されたシルエットが作れるのですよ。
彼はボトムの終わりの裾幅も足首にぴったり沿うように細いし。
(本当はなかなかこうなりません。足首に沿うようにボトムを選ぶとモモや腰回りがピチピチになることが多いからです。)
「下半身をオールブラック」はめちゃめちゃ使えます。
マジで使える。
それでも、下半身をオールブラックにするという説明だけではなかなか整わないと感じることがこの先あると思います。
実際、私がそうでしたから。
だから、あなたの悩む未来を先読みして、より洗練させる方法を今、教えちゃいます。
平凡な体型でも洗練された下半身を手に入れるために
とっておきの下半身の作り方を暴露します。
それは、黒スキニー+黒ソックス+細身の黒靴です。
スキニーじゃなくても細身の黒のボトムで代用可能です。
この下半身の作り方で大事なのは、足首をしっかり見せることです。
そうすることで、足首の細さをアピールでき、相手に細い印象を与えることが出来るのです。
靴下を見せた方が、実はハイカットの靴を合わせるより難易度は低いし、脚を長く見せることが出来ます。
ハイカットの靴と合わせる場合、ボトムの裾幅が鍵になるのです。その鍵とは、ボトムから靴までをいかによどみなくつなげられるかなんです。(それが難しい・・・)
つまり、ボトムの裾幅を足首に沿うくらい細くないとなかなかきれいにつながらないのです。
photo by http://lookbook.nu/user/72561-Christoph-S/looks
微妙な違いですけど、分かります?
私の方はスムーズにつながっていないです。
ちょっとガクンと段差があるような感じ。
よどみなくつなげて、一直線にするのが理想ですから。
そうした方が脚が長く見えますから。
さっきちょろっと言いましたが、裾の幅が足首にぴったり沿うようなボトムを見つけるのは難しいです。私のように、下半身に難をもつ人種ならなおさらです。
裾幅ぴったりにすると、モモやお尻周りはピチピチだし、
モモやお尻周りを適正サイズを選ぶと少し裾幅に余裕が出ます。
だから、裾幅をぎゅーっと絞ったボトムに脚を通せるのは、お尻周りと足首の差が比較的少ない神に選ばれし人たちなのです。
結局、「お尻の小さい人」というのが前提条件なんです。
もちろん、根気よく自分に合うボトムを探せばそのような体型でもスラッと脚をきれいに見せてくれるボトムはあるでしょうけど、いつ出会えるか分からないし、そういうものは高いので。
そこに自分のエネルギー注ぐより、まずは今回書いている方法を取り入れてみる方が断然イイと思います。
なんたって、それでかなり下半身が整いますから。
さすがにクリストフ・シャラーを引き合いに出されるとかすみますが、随分スタイリッシュな下半身になったと思います。
ボトムから直接靴につなげにいくのではなくて、足首で細さをアピールしてから靴につなげることで野暮ったさがなくなるんです。
足首でワンクッション入れるのです。
そしたら、あら不思議、見た目がスタイリッシュになるのです。
細さ=スタイリッシュ
みたいなところありますから。