おしゃれを考えるとき、上半身と下半身に、大きく分けることが出来ます。
なぜなら、上半身と下半身がファッションの最小単位だからです。
つまり、トップスとボトムス、これ以上分けることができないということです。
上半身と下半身、服を着ないなんて無いですもんね。笑
捕まります。笑
対して、
ハットや、時計などの小物は身につけなくてもいいものです。
そういう意味でトップスとボトムスは、
身につけるものの中で一番重要だと言えます。
だから大きく二つに分けるとしたら、上半身と下半身なのです。
このように二つに分けて考えることが出来るようになると、
ある程度明確なイメージを持ってファッションを捉えることが出来ます。
ファッションはコーディネートが完成して、その全体としてまとまっているかが大切ですからね。
でも、いきなり全体を考えるのは難しいですよね。
コーディネートの完成形を想像して、組み合わせるのは初心者にとっては大変なこと。
だったら分けて考えましょう。
全体の目的がはっきりしないとき、
全体像が良く分からないとき、
分解して考えるのは基本です。
そうやってひとつひとつが、それぞれどんな役割を果たすのかをはっきりさせるのです。
それを丁寧につなぎ合わせて、全体を理解していくのです。
今回は、上半身と下半身に分けて考えていきましょう。
上半身と下半身がそれぞれどんな役割を果たすのか一緒に考えていきましょう!
トップスは太陽、ボトムスは月。
あなたは、着るものを上半身と下半身で分けて考えたことはあるでしょうか??
ぼんやりとは思っていたとしても、「明確にスポットライトを当て考える」ことはしてこなかったのではないでしょうか??
普通に生活していたら、何気なしに洋服を選んで着る、それだけです。
洋服に興味がある人でも、トップスとボトムスの相性は考えるでしょうが、
それぞれの役割まで掘り下げる人はそうそういないでしょう。
そんな役割まで考えるのは、よっぽどのマニアか、変態です。
私くらいなものです。
だから私が、あなたがトップスとボトムスの役割とその関係性について、しっかり理解できるように手取り足取り教えちゃいます♡
さて。
見出しにもあるように、「トップスは太陽で、ボトムスは月」なんです。
つまり光と影なんですね。
これがどういうことかと言うと、
「トップスが主役で、ボトムスはサポート役」ということです。
組織で言えば、
トップスは表に出て皆を引っ張るリーダー、
ボトムスはリーダーをサポートする副官ですね。
もうちょっと具体的にファッションに当てはめて考えてみると、
トップスは、見る人の印象を大きく左右する役割を、
ボトムスは影ながら、全体を調整する役割を担っています。
トップスとボトムスの役割が理解出来たら、
次はそれぞれについてもう少し細かく見ていきましょう。
トップスで印象が決まる。
どんなトップスを着るかによって全体の印象が大きく左右されます。
ジャケットを羽織るのか、Tシャツを着るのか、シャツを着るのか。
トップスのアイテムにどれを選ぶかで、全体の印象が決定するかが決まると言っても過言ではありません。
どんなにボトムスを派手にしても、
ハットや小物を付け足そうが、
トップスが全体の印象を決めるのです。
トップスはファッションの顔だからです。
一番の主役だからです。
人間の目が上についているというのも、その要因の一つでしょう。
ですが、それよりも大きな要因となるのが、
トップスはボトムスよりバリエーションが豊富
だと言うことです。
おしゃれを考える際、メインとなる上半身・下半身。
そしてこの2つを考えるとき、トップスの方がはるかにバリエーションがあるのです。
ジャケットやTシャツ、シャツ、スウェットパーカー、コート・・・・。
アイテムの種類も豊富だし、使える素材も豊富。
重ね着だってできます。
対してボトムスはスラックスやジーンズ、カーゴパンツなど一応種類はあるものの、
形はほとんど変わりません。
重ね着もしません。
イメージとしては、やや大げさですが、
「上半身は種類が豊富、
下半身は1型しかない」
ぐらいの理解でもいいのではないかと思いますね。
イメージを単純化して、理解しやすくするためにも。
ボトムスは全体を整える。
次は縁の下の力もち、ボトムス。
自分は主役になれないけど、非常に重要な仕事を任されています。
コーディネート全体の印象が整うかどうかはボトムスにかかっているのです。
おしゃれになりたいのなら、ボトムスは生命線です。
ここをしっかり整えないと、全体が総崩れする可能性すらあるのです。
ボトムスはトップスに比べ地味なので、後回しにされがちですか、本来は一番最初に整えるべきポイントです!
なぜ、全体の印象を整える力があるのかと言うと、
ひとえに、「そのバリエーションの少なさゆえ」です。
さっきトップスの項で説明したように、ボトムスは形的には「ズボン型」というか、きっとあなたが想像する、あの形しかないです。
*あの形
(我ながら上手すぎる・・。)
「あの形」想像できててました??
基本的にこの1型です。
(レディースファッションはスカートもありますよね。)
「形」にそこまで変化はないのです。
シルエットは細くなったり、太くなったりしますけど。
だから基本、メンズファッションにおいて、
下半身の「形」は変わることは無いんです。
トップスは選択肢が豊富、ボトムスは選択肢が少ない。
だからこそ、ボトムスは自分の主張を抑えるしかないんです。
仮に自分を主張して主役になりたくても、主役にはなれません。
仮にどんなに派手な柄にしようとも主役にはなれないのです。
それで主張出来るのは柄であって、ボトムスが主張しているわけではないのです。
photo by http://wear.jp/
ここまでボトムスの面積を多くしても、柄の面積を多くしても、
これはTシャツスタイルだと私は考えます。
トップスである「Tシャツ」が印象を決定するのです。
言葉での説明がとても難しいですが、ニュアンスが伝わってくれれば嬉しいです。
主役になれないボトムスは、全体の調整役を担うのです。
これは覚えておいてくださいね。
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ここで一言!
「ボトムスは派手にすると悪目立ちする!」
「ボトムスは柄を取り入れやすい!」
このような主張がインターネット上で散見されますが、
これはボトムスが主役にはなれないからこそ、出てくる意見だと思います。
それぞれ補ってみると、
「ボトムスは主役になれないからこそ、派手にすると、引き立たせるはずのボトムスと主役のはずのトップスでケンカしてしまい、悪目立ちする!」
「ボトムスは主役になれず、そもそも目立たない存在だからこそ、柄を使ってもトップスほど主張せず気軽に取り入れやすい!」
だから、一見矛盾しているような意見も出てきてしまうのだと思います。
どちらが正しいのか??
と聞かれたら、「着こなし方次第」という煮え切らない答えになりますね。
あなたがどんな印象を相手に与えたいのか?によるのです。
だから結局、「全てあなたが起点」と言うことになるのです。
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まとめ
- トップスは目立ち(太陽)、ボトムスは目立たない(月)。
- トップスはそのバリエーションの豊富さから、印象を決める。
- ボトムスはそのバリエーションの少なさから、全体を整える。
太陽と月のイメージを忘れずに。
お疲れさまでした。
さらに詳しく学びたいというあなたはこちら。
ファッションにおけるボトムスの大切さ、
下半身を整えることの大切さが分かります。
おしゃれはここから始まるのです。
もしこの中の内容が一つも分からないのであれば、あなたはまだスタート地点にすら立っていないということです・・・。
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