ユニクロのエクストラファインメリノ。
極細の繊維が織りなす、なめらかな肌触りと高級感漂う見た目は、長年服を見てきた目利きをもうならせ、たくさんの人にレコメンドされてきた。
「この価格でこの質感はヤバい!」
ユニクロ屈指の優良アイテムなのは間違いない。
ただ、コレ・・・。
1枚で着れるのか?
特に・・・華奢な男がアウター感覚で着て、カッコよく決まるのか??
そのあたりを頭に置いてお読みください。
まず最初に。
やっぱり質は非常に良いです。
10倍の値段はするジョンスメドレーのニットに肉薄するパフォーマンスです。
伊達に絶賛されてきてませんね。
実力は折り紙付きです。
細かく見ていくと、やはり、肌触り・糸の細さ・発色など違いはあるのですが、ユニクロも負けていません。10分の1の値段を考えると手を叩いて賛辞を送りたくなります。
そのくらい良くできたニットなのですが・・・着こなしの難易度は別です。
特にアウター感覚、1枚で着るとなると、かなり人を選びます。
Mr.Tも、もっぱらインナー使いなんですよ。
Tシャツの代わりですね。
体にフィットするし、チクチクしないし。
チラッとタートルをのぞかせたり、チラ見せで使うと割り切っています。
ただね。
カッコイイんですよ。
こういうハイゲージニットをさらっと1枚で着てる外人見てると。
「ん~~~~クールぅぅ~~」
とつい身悶えしてしまいます。
1枚で着るにあたって選んだのは、ニットポロ。
やはり少しでもアウター感を出しておくと、着こなしやすいですからね。
ディテールやデザインで難易度は出来るだけ下げておきましょう。
なりたかった、イタリアおじさん
ニットポロってイタリアのイメージ無いですか?
ボタン外してはだけさせて。
アレ、カッコイイんですよね~。
憧れます。
真似しちゃお。
・・・。
イタおじとは程遠いぞ。
てかそのダセェメガネ外せ。
(外し忘れた)
日本とイタリアには物理的距離があるが如く、体型の隔たりも感じました。
やっぱり華奢男がこんだけ柔らかい薄い生地を身に纏うと、ボディラインが目立っちゃうんですよね。下半身に上半身が負けています。
ボトムもテーパードとはいえ、ゴワゴワした素材なので着ぶくれしますし。
では、タックインはどうか。
なんか最後の顔うぜぇww
自分で見てもうぜぇww
なんかドヤ顔してるのが伝わってくるな。
「イタおじ」か??
言われれば△判定ですが、華奢男にはこのくらいが限界でしょう。
やっぱり上半身がパンパンに詰まっている方が似合いますね。
この手の薄手素材は。
ではそろそろイタリアおじさんは諦めてパンツを変えましょう。
もっと細くして、上半身と下半身のボリュームを近づけたいと思います。
上半身が対比で華奢に見えるのを防ぐためです。
こんな感じ。
(自分に)ディスられたからメガネ取った。
さっきより良くなったんじゃないでしょうか。
さらにタックインしていきましょう。
良いのでは!?
やっぱりパンツ変えて、上下のバランスが近づきましたね。
バランス、良くなったと思いませんか??
最後にコーディネートの考え方を話して終わりにしましょう。
コーディネートの考え方
そもそも外人は上半身に重心があることが多く、かっこよくきまりやすいです。
逆に日本人は下半身重心なので、そのまま外人の真似をしようとすると失敗します。
同じものを着ても体のボリュームバランスが違うので、同じになりません。
そのあたりに気を配ると、コーディネートはグッと楽になります。
また、最近は何かとオーバーサイズが流行っているので、このエクストラファインメリノも2,3サイズ上げて買う人も珍しくありません。
これは止めた方がいいです。
ただ、ダルダルになるだけです。
スタイルが悪く見えます。
ビシッとスマートに着た方がカッコイイアイテムです。
せめて1サイズアップまでぐらいじゃないでしょうか。
Mr.Tも裾リブ弱めようと思って、
1サイズアップのLで着てるんですが、
いつも通りのMで良かったかな、と思ってます。
ジャスト~ちょいゆるを限度として、
軽くスソ溜まりを和らげる程度がベターかと思います。
「脚が短いから・・・」とおケツをすっぽり覆いたくなる気持ちは痛いほど分かります。
Mr.Tも脚短いし、「ケツデカ!」と言われた過去がありますから。
でもそれがかえって、脚を短く見せることもある、と知っておいてください。
時には、出した方がいいことも知っておいてください。
必ずしもタックインまでする必要はありません。
特にエクストラファインメリノは、スソリブがキュッと締まるため半ケツぐらいは出るでしょう。
だったらそれで良し。
そのままを受け入れると良いです。
Mr.Tも受け入れることで、新たな世界が開けました。
そう。
Mr.Tが伝えたいことは、、、
”ケツを出す勇気”
これです。
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