こんにちは。
Mr.Tです。
せっかく素敵な感想をいただいたので、是非返信させていただきたいです。
返信しようとしたところドメインが見つからなかったことから、あなた様は返信を望んでおられないかもしれないと考えました。
しかし、私としてはどうしてもあなた様にメッセージを届けたく、返信をこの記事に記します。
余計なお世話かもしれませんが、
私からのメッセージです。
もし、嫌であればすぐに削除するのでおっしゃってください。
以下、本文です。
―――――――――――――
先日はお問い合わせからこのサイトに対しての感想をお寄せいただきありがとうございました。
あなた様の言葉は、私自身とても嬉しくなるものでした。
だからこそ、どうしてもお礼の返信をしたかったのです。
あなた様の感情のこもった文章は、私にズドンと響き、伝わりました。
また、簡潔で分かりやすくイメージしやすい文章で、私としても見習わなければいけないと身を引き締める思いです。笑
私も、もっと分かりやすい文章がつづれるように頑張りますね。
さて。
私のサイトはあなた様がおっしゃるように、『本質的』であることを目指しています。その分抽象的な表現や概念も多く、伝わらないのではないかという懸念がありました。
しっかり頭を使って考えないと、
理解できないと思うからです。
でも、実際に『本質的』というところに価値を感じていただいているということなので、私としては「伝わってる!」と思い、嬉しくなったのです。
私のテーマは『少数精鋭の思考力を伴ったおしゃれエリートを』です。
万人向けではないです。
多くの人に刺さらなくてもいい。
少数の分かってくれる人に深く刺さってくれれば。
っていう感じです。
その代わり、思考次元での圧倒的な差別化が出来るような情報をと日々発信しております。具体的には、まだ誰も言語化できていない領域に切り込んで言葉にして発信しようと心がけています。
ただ、それでも言語化しきることは不可能です。
言葉には表現の限界があるのです。
英語の発音は50音では表現できないように。
clothesは『クロウズ』と発音しますが、この通り読んだからと言ってネイティブの発音にはならないですよね?
これが言葉の限界の1つです。
だから、
「イントネーションはどこどこに置いて~」
「舌を巻くように発音して~」
みたいに、先生は出来るだけ早く正確に発音できるように伝え方を工夫します。
それでも、すぐには出来るようになりません。何回も練習してやっと出来るようになるのです。
ただ、発音にしてもそうですが、当事者の努力が必要になってきます。
あくまで私はサポートです。
言葉と実践の間には、溝があります。
言葉だけでは乗り越えられない、深い溝が。
その溝を小さくすることが私の役目なのです。
その溝をラクに越えられるように。
言われたとおりに出来ないのは、話し手の意図が丸々100%伝わらないからです。
言葉に、その話し手の感じていることすべてを込めることは難しいし、しかもその込めたことすら100%伝わらないのです。
(ちなみにですが、もしこの言葉の壁を一瞬にして乗り越えてスキルを習得したいと考えたとき、その伝い手の思考を100%トレースし、それを自分の体に合わせてチューニングするということが求められるでしょうね。)
言語化できる領域には限界があるのです。
だから一番大切な幹の部分、つまり本質を伝えるのです。
それをとっかかりに、『思考力』と『感性』を鍛えていただきたいのです。
(もちろん、これは私のテーマであり、あなた様に強制するものではありません。お好きなように活用していただけたらと思います。)
このサイトのストロングポイントの1つは『本質』ですが、
その本質を語ることによって何を提供したいかと言うと、『思考力』と『感性』です。
他のサイトとはちょっと違う視点で、『おしゃれ』を捉え発信していく。
そうして器を鍛え、自分自身の思考力を磨いていく。
その知識を蓄え『感性』も磨いていく。
ここでもしかしたら、『感性』の部分が引っかかるかもしれませんね。
思考力は知識と結びつく考えてもおかしくない。
でも『感性』は・・・?と。
感性工学では、知識でセンスが身につくと言われています。
ただ、その知識が重要です。
表面的な知識では『感性』は育たないと私は思います。
身につくとしても時間がかかると思います。
特におしゃれは、コーディネートは、普通1日1回ですからね。
圧倒的に感覚を磨く試行錯誤が少ないんです。
だから、一生かけてもセンスが身につかないことは不思議ではありません。
そもそも服と服の組み合わせのバランスを真剣に考える人はまれですしね。
ただ、漫然と洋服を選んでいても本質は見えてきません。
スポーツなら、何千回と繰り返して自分の感覚を磨いていくものですよね。
技術向上のために膨大な回数、ボールを蹴ることによって徐々に力強く蹴れるようになっていきます。
遠くに飛ばせるようになります。
ちょっとずつちょっとずつ積み上げて分かっていくんですね。
言葉に出来なくとも、体が『その動き』の本質を理解していくんです。
でもその上達にかかる時間は指導者がいるかいないかで大きく変わります。
誰にも教えられることなく、自分だけで練習するのは何をどう修正すればいいか分からず、時間がどうしてもかかるものです。
指導者が『その動き』が良くなるように修正を加えてくれるから、早く上達できるようになるのです。
中心に狙いを定める弓矢が、右に外れたら少し左に修正し、今度は左に外れ過ぎたらほんのちょっと右に修正し・・・と何度も繰り返して中心に近づけていくように、コーチが軌道修正をしてくれるからです。
『本質』を知れば、自分で軌道修正出来る力が身につきます。
それは『中心』だからです。
また、スポーツとファッションの違いはその瞬発力にあります。
ファッションの場合はスポーツと違い、ジャッジに時間をかけられます。
一瞬の判断は必要とされません。
寝坊した朝は要求されるかもしれませんが・・・笑
それでも、スポーツのような反射的アクションを求められることは無いです。
知識をインプットすればするほど、その知識はすぐに着こなしに反映されます。
スポーツだったらあり得ないですよね。
よっぽどセンスがあれば別かもしれないですけど。
実践してその知識を体に落とし込んでいく作業が必要になります。
ファッションならすぐさま着こなしに落とし込めます。
だからこそ、ファッションはインプットする知識が重要なのです。
おしゃれの感覚・センスに関して、サッカーのコーチのような『指導者』はいません。
また、軌道修正できるような情報も少ないです。
そのための『本質』です。
言ってしまえば、私が目指すのは、
『感覚の言語化』
なのです。
その感覚が言葉で整理され、頭の中にきれいに格納されるのが理想の状態なのです。
その理解のためには、言葉で『本質』を論理的に喋る必要があると思っています。
そういうプロセスを経るため、『思考力』と『感性』が身につくんですね。
あとちょっとコレは蛇足ですが、おしゃれにはまだ凄いポテンシャルがあると私は思います。
おしゃれに関係のないことー例えばビジネスやデザインの知識ーをおしゃれにつなげる。
そして、その知識を取り入れ、コーディネートとしてアウトプットする。
そうすれば、おしゃれを通して様々な知識を吸収できる。
それも、楽しみながら、素早く。
知識は見えないものです。
それをコーディネートとして見える形にアウトプットすることで、知識の『見える化』と『吸収力アップ』が見込めるんじゃないだろうか、と。
そう考えると、おしゃれの可能性が広がりますよね。
ワクワクしちゃいます。
すみません。
詳しく説明しようとして、他の領域にも踏み込んでつい話が長くなっちゃんですよね。
この後はもうちょっとスピードアップして話します。
脚の比率の記事、参考にしていただけたみたいで嬉しいです。
その嬉しさついでに、さらに補足を足しておきたいと思います。
私自身『比』の考え方はかなり重要だと思っていて、あらゆる所で使っています。
おしゃれはバランスですから。
まあそれも当然で、分析の基本は『比較すること』だからです。
『AはBに対して相対的にどうか』という話です。
おしゃれに『〇〇ライン』というシルエットの話が存在することからも、比較の大切さが分かるのではないでしょうか。
スタイルの良さを印象付ける言葉として使われる『8頭身』も比ですよね。
だから、いかに相対的に判断できるかが全身のバランス構築においてカギを握るのです。
比較の仕方・考え方・知識があるほど全身のバランスが整っていくのです。
例えば、
『トップの面積に対してボトムの面積はどうか?』
『腕を細く見せたいから、袖が太いものを選んでみよう。そのとき全身のバランスにどんな影響が出るか?』
『顔の全身に対する大きさは?』
などです。
このように比較しながら自分なりの最適解を探るということを、私は考えていますね。
さらに、論理的に解説する記事を楽しみにお待ちいただけるとのことで、モチベーションいただきました。
実は、まだまだ出していないネタがあるんですけど、私の語彙不足・表現力不足などで「伝わらないだろうなぁ」と思って書けないんですね。あとは「これイケそうだな」と思うものがあっても、頭のなかが整理されてなかったり。
ですが、それを差し引いてもまだ書いていないネタはあるので、徐々に書いていきますね。
ただ、本当の本質部分、エッセンスは出しました。
私の表現力不足できちんと伝えられていないような気はしますが・・・・。
『メリハリ』と『統一感』などはそうですね。
私の主軸概念です。
『メリハリ』は、色の強弱やシルエットの強弱をつけることだと理解している人は多いですが、その本質の1つは『認識をしやすくすること』にあります。
認識のしやすさが、ポジティブな影響を与えやすいところからきています。
こういう木の幹部分をもっと分かりやすく解説するとともに、そこから枝・葉っぱと細かいところ、具体的なところに降りて説明する記事も増えていくと思います。
また、デザインの観点からとか、レディースファッションからメンズファッションへの応用についても書いていきたいですね。
あなたの文面から想像するにきっと聡明なお方だろうと、つい長々と話してしまいました。
もし、他に聞きたいことがあれば気軽におっしゃってください。
もちろん、個人的な質問でも構いません。
「あのことについて知りたい!」というようなリクエストでも構いません。
私としても、読者様がどのように感じているかを知ることはとても参考になりますから。
でも、何より一番うれしいのは「楽しく読んでるよ!」という感想です。
だからこそ、精一杯答えたくなります。
またいつでもお気軽にどうぞ。
楽しみにしております。