「この人は脚が短い。」
「この人は脚が長い。」
「この人は平均的な長さかな。」
ってどういうふうに判断しているか、あなたは考えたことがありますか??
脚の長さは生まれついてのもの。
だから、もともと長い人は長くて、短い人は短い。
このように考える人が大半なのではないでしょうか??
確かに、脚の長さは生まれつき長い人や短い人、平均的な人などばらばらです。
その先天的要素に大きく左右されるのは間違いありません。
脚が短い人が、モデルのように脚長に!とは現実的に考えて厳しいものがあります。
ただ、努力次第でそこへ近づけることは可能なのです。
今よりもかっこよく見せることは可能なのです。
「今の人見た?スタイル良くてかっこ良かったよね?」
と女の子から言われるくらいなら、大方の人が達成できる領域だと考えています。
ネットにあるスタイルアップの情報は、「これホントか?」と思うものや、表面的な内容、その根拠はどこにあんの?と聞きたくなるものが多いです。
もしあなたもそう思っていたのなら、私とお仲間ですね。
ファッションは感覚的なものだからしょうがないか、と自分に言い聞かせて無理に納得させていたのならそれは非常にもったいないことです。
でも、もう大丈夫です。
私が足の長さはどのように判断されているのか、キッチリ説明しますから。
表面的で応用のきかないものではなく、本質的で応用できる内容を。
脚の長さを判断する時間
「スタイルいい!」とか、
「脚長い!」とか判断するまでどのくらい時間がかかるでしょうか?
photo by http://lookbook.nu/user/72561-Christoph-S/looks
考える時間なんて無くないですか??
そんな時間ないほど刹那だったと思います。
脚の長さを判断する時間というのは、
この画像を見てあなたが判断したように、もう「一瞬」なんです。
「パッと見」で決まります。
今までだってそうだったでしょ??
この人は頭が小さいから、それの対比で脚の占有面積が比較的多く見えて・・・・。
とか、理屈で考えませんよね??
直感的に「あ、脚長い♡」
って判断してますよね??
だから、逆に言えば、
パッと見で脚が長く見えるように計算して下半身を整えていけばいいわけです。
これ、脚長に見せるためのキーポイントです。
脚の長さは「比」で決まる
脚の長さを判断する時間について理解出来たら、どのようにして「パッと見」で判断しているのか、
つまり、あなたが一瞬という刹那の時間でどこを見て、その見たものをどのように解釈しているのかを理解する必要があります。
簡単に言えば、「脚の長さをどうやって判断しているか」、その判断材料は何かってことです。
そんな一瞬の間の判断材料を明らかにすることは可能なの?と
あなたは思うかもしれません。
お任せあれ。
この外見クリエイターであるMr.Tが見事に解剖して見せましょう。
脚の長さは下半身の面積の比で決まる。
これはタイトルでも見出しでも言っていたことなので、やっと本題かと思ってくれていると思います。
そうです。
やっと本題です。(お待たせしました。)
で、面積の比、というだけあって比べるものがあるということなんですよね。
これ分かりますか??
分かったらすごいですけど、そんなすぐ分かってしまったら私の立場がありません。
では、正解は?というと、
下半身を構成しているもの全部
ですね。
「は?」
意味分からないですよね。
具体的に言うと、
靴・靴下(肌)・ボトムですね。
それらの面積の対比で脚が長いか短いか決まるわけです。
もっと言うと、
それらの比で、一番面積が大きい(長い)ものがパッと見の脚の長さとして判断されるということなんですね。
で、多くの場合一番面積が大きくなるのはボトムスです。
ボトム・靴下・靴で多くは構成されますから、ボトムが一番面積が大きくなるのはすんなり理解できると思います。
(あ、あとロールアップの裏地も構成要素ですね。)
ただ、例外もあります。
と言っても、そんなに多くないです。
例外は、ショーツを履いたときくらい。
ショーツの時は肌面積が一番大きく(長く)なる可能性も高いですから。
つまり、
「一番面積が大きいものが、パッと見で判断される脚の長さである」と
考えてもらって構いません。
ただ、
「その面積の大きさや長さは、他に比較するもの(靴下や靴など)があると相対的に短く見える」
ことは覚えておいて下さい。
多分ここまで説明しても、あまりピンと来ないんじゃないかなと思います。
だから図解しますね。
絵が下手なのは勘弁してくださいね。
想像以上に下手で恥ずかしい。笑
この図のイメージは以下のような感じです。
(左)黒のボトムに黒の靴
(真ん中)黒のボトムに白の靴下、黒の靴
photo by http://wear.jp/
(右)黒のボトムに、白の靴
photo by http://wear.jp/
そして、三つが同じ長さであることを最初に証明しておきますね。
背景にルーズリーフの横線がかすかに見えると思います。
はい。
どうやら同じ長さですね。
しかも、もうこの時点でどれが長く見えるか分かってしまいますね。
ここからもっと具体的に見ていきますよ。
で、この3つの中でどれが一番脚を長く見せられるかと言ったら、左のボトムと靴の色を同化させたタイプだということは納得してもらえるかと思います。
同じ色で統一しているから、ひとつなぎに見える。
だから、パッと見たときに意識が分断されず脚が長く見える。
パッと見たときに、ボトムから靴までを脚の長さと認識されるのです。
ここで言っておきますが、ボトムと靴の同一化より脚長に見せるテクニックは無いと断言します。
columーボトムと靴を同化させないと・・・ー
どちらも黒スキニーにスニーカーを合わせたものです。
ただ、上の画像は黒ではなく、ボトムに比べると浮いた印象になっています。
人間の視覚から入る情報の80%以上が色の情報という点からも、同化させるには色が一番重要なのは明らかです。
シルエットを細身にするだけでは不十分なんです。
(これはシルエットをなおざりにしていいって意味ではないですよ)
だから、脚長に見せたいのならまず色の同化が最優先事項になります。
両方の画像を見比べても全然違うでしょ?
靴とボトムを同化させてしまえば、脚に占める面積を靴とボトムとで分け合いっこしなくて済みます。
比が発動しなくなります。
脚の長さを12マス分アピールすることが出来るんです。
対して靴を白にした場合、一番面積が大きいのはボトムの10で同じですが靴が白です。
境界がくっきりですね。
この場合、ボトム10マス分の長さを享受できないんですよ。
靴という比較対象が生まれてしまうので、10マス分そのままの脚の長さを相手は感じ取ることが出来ません。
かなり雑なんですけど、下の画像を見て下さい。
黒の棒はすべて同じ長さです。
どうでしょう?
ピンクの部分の面積が少ない方が黒い部分が長く見えませんか??
これもパッと見ですよ。一瞬、一瞬。
よーく見ると同じ長さってことが分かってしまうので。
ボトムス以外の面積を大きくしてしまうと、これらと同じ現象が起きますよってことです。
靴や靴下の面積を大きくするのは、脚長効果を減退させてしまうんですね。
つまり、「比」ってことです。
じゃあ次。
ロールアップで靴下を見せる場合はどうでしょう?
脚の面積の一部を靴下に割り当てています。
しかもボトムと靴の間に入り、途中でぶった切っています。
パッと見たときに認識されるのは、ボトムの9マス分です。
だから、見せ方によっては靴だけを違う色にするよりも脚が短く見えてしまうんですよ。
でも、ロールアップはちょっと話が違ってくるんですね。実は。
この辺を今回語ってしまうと、おそらく混乱すると思うのでまたの機会にします。
だから、今回は多くは語りません。
ロールアップに関しては、脚が短く見せる危険性があるということだけ覚えておいて下さい。
ロールアップも「比」の話は同じなので。
以上で脚の長さについての講義は終わりですが、どうです??
理解出来ました??
うーん。
またなんか話が小難しくなった気がするぞ。
でも、この話大雑把に理解しておけばいいんです。
脚の面積に占めるボトム割合は~とか、細かく考えすぎる必要はありません。
なんたって判断されるのは一瞬ですからね。
私が細かく説明したのは、あくまであなたに納得してもらいたいからで、私自身日頃からこんなに緻密ではないです。
脚長く見せたいから下半身オールブラックにしよう、とか。
ちょっと「比」の考え方だけあなたの頭にインストール出来れば、この記事の役目は終わりです。
後は実践です。実践。実践。実践。
この考え方は今すぐにでも使えますから。
実践していけば、感覚的に分かってきますよ。
「比」を意識するってことが一番大切なんです。
まとめ
- 脚の長さは一番面積が大きいもの。それプラス「比」を意識する。
- だから、ボトムス以外の面積の占有率を下げることが脚長につながる。
- 一番は脚をひとつなぎにして、「比」を意識させないようにする。
PS
すごく参考になるのに顔の塗りが気持ち悪過ぎる。