大人が着れる、いや、着たい!ミニマルスタジャン。ユニクロ、引き算の美学。

 

”ポップなスタジャン”が”ユニクロのミニマリズム”によって引き算され、
大人ウェーブ男にオススメできる一着となっております!

 

 

シンプルすぎず。
かといって、ごちゃごちゃすぎない。

好バランスなスタジャンです。

 

ちょっと前に紹介していたアイテムではあるんですが、再評価しました。

このときは黒スタジャンの方に比重を置いて紹介していました。

それはビギナーへの抵抗感を弱めたかったからです。
白スタジャン、ちょびっと大胆な配色ですからね。

 

でも最近ユニクロを見ていて・・・

ディテールかなり削ぎ落されてね?

とひしひし感じましてね。

 

足し算骨格のウェーブにはもうちょい遊びがあった方がいいんじゃないか?

と思い直したんですよ。

 

もうちょい攻めたろ!

ってこと。

 

無難すぎてもつまらないし、
ベーシック品は誰かが紹介してくれるし。

せっかく華やかなデザインがハマるんだから!ね!

着るしかないっしょ!!

 

 

ポップなスタジャンを、ユニクロミニマリズムでビフォーアフター!

もともとかなりカジュアルアイテムであるスタジャン。

パデッドスタジャン Columbia University in the City of New York-NAVY パデッドスタジャン Columbia University in the City of New York

パデッドスタジャン Columbia University in the City of New York

こんなふうにワッペンや刺繍、首元やスソのリブには2本のラインなど、ポップでスポーティー。
スタジャンを想像するとき、こんなイメージじゃないでしょうか。

カジュアルでデザインフル。
このチョイスは、体型逆算の観点からもウェーブにとってアリなんですよね。

華奢な上半身を盛れるじゃないですか。

でもちょいとカジュアルすぎますよね。
大人が着るには少々抵抗があるでしょう。

 

そこでユニクロの登場です。

ユニクロ、かなりミニマル志向なんですよね。

こんな削ぎ落してたっけ・・・?

見てください。

刺繍やワッペンは当然ないし、
エリやスソの二本のラインすら見当たらない。

もちろん後ろもなんもない。

スタジャンと分かる最小限のデザインだけを残しているかのよう・・・。

徹底的に削ぎ落としていらっしゃいます。

 

ディテールに目を向けると。

地味に、リブ部分(首、手首、スソ)を黒にしてるんですよね。
ボディと同じグレーでも良さそうなのに、黒でキュッと引き締めてるんですよ。

この細かな配慮大事。

 

なんということでしょう。

ポップなスタジャンがユニクロの”ミニマリズムマジック”であら不思議。
カジュアル感がグッとやわらぎ、大人が着れる・・・いや。

大人が着たいスタジャンになっています。

 

 

「白×グレー」で印象がガラリと変わる。

ウェーブ男に注目して欲しいのが「白×グレー」の配色です。

なぜなら。

ウェーブは足し算の骨格だからです。

冒頭も言いましたが。

 

ファッションの足し算っていうのは、

・色をたくさん使う
・重ね着
・ボリュームのあるアイテムを着る

などを言います。

全体的にほっそりした印象なので、”盛る”必要があるんですね。

 

もっと踏み込んでスタイルアップにフォーカスすれば、
下半身が重く見えがちなウェーブにとって目線を上に引き上げることは至上命題

つまり上半身をデカく見せること。

膨張色である白と、グレー。
これを腕とボディで大胆に切り替えた配色は、視線をグイッと上に引き上げます。

 

この効果は、「黒×紺」の配色に比べるとそりゃもう、すごい違いがあります。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E453598-000/00/?colorDisplayCode=08&sizeDisplayCode=004

画像なし

https://www.uniqlo.com/jp/ja/stylingbook/30013261/E453598-000/?offset=0

 

「黒×紺」のスタジャンは大人っぽくスタイリッシュに着れますが、
その分、ボディと腕で色差は小さくそこまで目立ちません。
(そこが良さでもありますけどね)

ですので、白スタジャンほど上半身を盛る効果は期待できないんですよ。

 

ウェーブ男にどちらが向いてるか?
体型に適しているか?

を考えたとき。

体型逆算が導き出す答えは「白×グレー」です。

 

白×グレー。
ちょい野暮ったくなりがちな配色ですが、
ウェーブの華奢な上半身にとってそれは歓迎すべきことです。

それに、色を差し引いても十分大人っぽさは残ります
確かにデニムなどと合わせるとカジュアル感が強くなってきますが、
目の細かいニットやスラックス、革靴などと合わせればスタイリングはそう難しくはありません。

 

また、白とグレーの配色は”やわらかい”印象になります。

これが細い骨と好相性です。

元嵐のニノをイメージすると分かりやすいかもしれません。
彼の雰囲気、やわらかくないですか?
そのやわらかい雰囲気と合わせる感じ。

 

逆に黒と紺は、収縮色且つ濃い色なので”かたい”印象を受けます。

フィギュアスケートの羽生選手の衣装は黒よりも白い方が、雰囲気合ってると思いませんか?

暗く濃い色では、なかなか体を盛れません。

 

これが体に合うものを選ぶということです。

 

 

ユニクロスタジャン。モノとしてはどうなの?

さて。
スタジャン、モノ自体はどうでしょうか。

ボディ部分のメルトンはウールではなく、ポリエステルとレーヨンですがウール見えする素材感です。

悪くないですよ。
Mr.T的には全然許容範囲内。

化繊素材でよく頑張っています。

 

続いて腕のレザー部分。

U1万なんで袖はもちろん合皮なんですけど、立派な出来です。

この値段では考えられないほど本物に寄せてつくられています。

「まるで本物のレザー」

などと言う気は毛頭ないですが、そこまで安っぽくは見えません。
(黒紺の方が合皮部分は良いかな)

もちろんリアルレザーの方が嬉しいですけど、
フルボディがレザーじゃなくて腕だけなんで、そこまで過剰に合皮を気にしなくていいんじゃないかなーと思います。

まぁケアも楽だし。
雨も気にせずガシガシ着れるのは嬉しいですね。

 

それに今は、合皮でも言い訳が立つ時代です。

 

一昔前は、

「何で本革じゃないの?」

これに対する言い訳が出来ませんでした。

 

「値段でしょ?」
「安いのにしたんでしょ?」

と言われたら、

「・・・ぐぬぬぬぬぬ」と唇をかみしめるしかなかった(偏見)。笑

 

だから「合皮=安物」っていうイメージが強かったと思います。

 

だけど、
スタンスミスがリアルレザーを使わなくなったり、
ハイブランドが毛皮の使用をやめたりと、
エコ・サステナブルが意識される時代です。

 

それが土台となり、

「あえて合皮を着る」

感度の高い人にもそういう選択肢が出てきたように思います。

 

コスト面以外の最もらしい言い訳が出来てしまいます。

 

あなたが思ってなくても。
口に出すことは無くても。

時代という空気が、合皮を着る理由をくれる。

これ結構大事だと思います。

 

だからか、合皮のレベルが上がってきてるように思うんですよね。
パッと見、見分けのつかない合皮レザーの靴も見かけましたし。

もちろん秒で分かるような合皮を使ってるところもまだまだありますけど。

それを考えたら、ユニクロ、かなり頑張ってる。

 

それに。

ェーブは遊ばせる骨格ですが、
いざデザインを遊ばせた服に手を伸ばすのは勇気がいることです。

ビギナーならなおさら。

 

例えば、このユニクロのスタジャンのデザインのまま、

「アームを本革・ボディをウールで3万!」

って言われてもなかなか手が出しづらくないですか?

 

ユニクロマジックで”大人なスタジャン”になってはいるものの、
この配色に諭吉を数人召喚するのはためらってしまうと思います。

 

 

だからこそ、

この値段でちょい攻めたデザインに挑戦できるっていうのはめちゃくちゃアリだと思うんです。

2、3年着れればOK!ぐらいのスタンスでね。

腕のレザー部分は樹脂素材で劣化しますので、それぐらいが目処かなーと思います。

 

7990円。
U1万円どころかU8000円。

アウターですよ?

それもウェーブと相性の良いアウターが。

この値段ならえい!っと、手を伸ばせるでしょう。

 

ウェーブ男のスタイリング、こんな感じでどうでしょう?

この白スタジャン。
カジュアルに合わせても案外イケちゃう懐の広さはありますが、難易度も上がるのもまた事実。

ですのでやはり、
キレイ寄りに組んでいって、慣れてきたら一点ずつスニーカーなどカジュアル要素を入れていくのがいいでしょう。

 

まずはスタジャン以外をオールブラック+革靴で。

インナーからボトムス・靴にいたるまで黒子に徹し、スタジャンを映えさせる着こなしです。
視線を引き上げる力は随一です。

ユニクロのスマートアンクルパンツでも同じような着こなしが組めます。
足首出してさらに重心を引き上げましょう!

 

インナーを変えてちょっと足し算。

これはユニクロのエクストラファインメリノのグリーンです。
(おそらくトレンドカラーでのラインナップなので来年無いでしょうから、今のうち手に入れておくのをオススメします。)

 

さらにパンツをグレーに変えて配色をやわらかくします。

これ好き。

 

最後に革靴をスニーカーに変えて、さらにやわらかく。

それでもアイテム自体は骨格に合うものばかりをチョイスしてます。
やわらかさがありつつも野暮ったくならないように。

アウターに困っているそこのウェーブ男子!
オススメです!

 

 

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”2ヶ月に渡るメルマガの配信お疲れ様でした。毎回「あれはこういうことだったんだ、早速実践してみよう!」と思える知識がたくさん詰まっていて、とても刺激的で楽しい講義でした。骨格別のファッション指南というのは星の数ほどありますが、どれも「この形、この素材が良い」というアイテムの紹介に留まるものがほとんどだと思います。なぜそれがいいのか?どうしてそうなるのか?と深く切り込んで解説したものは、私が読んだ中ではMr.T様のブログやメルマガが初でした。自分に何が似合うかを考え、アイテムを選び、センスを磨けるようになる、オシャレ迷子を独り立ちまで導いてくれる内容で、これが無料でいいのかな?と申し訳ないくらいです。鬼門だと思っていた太パンツの良さに気付けたのもこのメルマガのおかげです。今年の夏に向けて白のワイドパンツを購入したのですが、非常に周りからの評判が良かったです!改めて配信お疲れ様でした。今後のブログや、ゲリラ配信などもあるとのことで、楽しみにしております。Mr.T様の益々のご活躍をお祈りしております。”

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