「はっ!?そんなわけねぇだろ!!」
すさまじい瞬発力で反応してしまいそうになりますが、
肥満研究ではこの考え方が主流となっているようです。
この根拠になっているのが狩猟採集民。
つまり現代で原始時代のような暮らしをしている民族です。
狩猟採集民には”デブ”がいません。
「狩猟採取民族ってデブいなくね?」
→「食欲のままに結構メシ食べてるのにね・・・」
→「もしかしたら人間ってそもそも太らないんじゃね?」
→「でも俺らは太るくね?」
→「加工食品が原因なんじゃね?」
→「ちょっと実験してみよう!」
→「やっぱ加工食品っぽいわ!」
ってな感じでしょうか。
人間は加工食品を食べなければ、勝手に適正体重に整えてくれます。
この自動で体重を一定に保つ仕組みのことを「セットポイント」と言います。
セットポイントがちゃんと作動していれば、細かなカロリーコントロールをしなくとも太らずに済むというわけなんです。
ダイエットに失敗してる人は、この事実を知っているんでしょうか?
いつも疑問に思っています。
知っていれば、一念発起の決意なんていらず(そもそも決意はすぐ霧散するけど)、ラクにダイエットすることができるのに。
実際、Mr.Tは一日の摂取カロリーを細かく計算したことがありません。
一回も。
それでも体脂肪率13%ほどの体型を維持し続けています。
セットポイントがきちんとはたらかないから、
食欲が暴走し、食べ過ぎ、太るわけです。
セットポイントがはたらいていれば、お腹いっぱい食べても太りません。
加工食品は、このセットポイントを狂わせます。
では加工食品とは何でしょうか?
加工食品とは?
加工食品っていうのは、
ケーキ、ポテチ、クッキー、カップ麺、コンビニ弁当はもちろん、
マックのハンバーガーなどのファストフードや、冷凍食品もそうです。
コンビニで食品ラベルを見てみると、カタカナでわけのわからない言葉が並んでいますよね?
それらが食品添加物。
どれも原始時代ではありえない、化学技術の結晶です。
賞味期限を長くしたり、風味をよくしたり、色合いをよくしたり。
もちろんこれらを食べるとすぐに具合が悪くなる・・・というわけではありません。
・・・が、食べ続けていると脳を狂わせる原因となります。
現代でこれらを避けるのが難しいほど、私たちの生活に溶け込んでいます。
加工食品で脳が狂うのはなぜ?
では、なぜ加工食品で脳が狂ってしまうんでしょうか。
それは、加工食品は人間の脳にとって刺激が強すぎるからです。
人間の脳は、原始時代に確立され今もほとんど変わっていません。
周りを木々や草花に囲まれて動物を追いかける時代から変わっていないのです。
びっくりですよね。
私たちの身の回りは緑色から灰色のジャングルへと、
天地がひっくり返りそうなほど変わっているというのに。
人間の脳は加工食品に後手後手。
人間が食べるはずが、加工食品に食われてしまっているのです。
何が?脳が。
そのため、本当なら正常にはたらくはずの食欲の自動調整機能が狂わされてしまうのです。
だから食欲を抑えることができなくなり、リミッターが外れて食べ過ぎてしまう・・・
これが食べ過ぎの原因です。
・・・ピンときませんか?
小さい頃から加工食品に触れ続けていると、にわかには信じがたいことかもしれません。
では、SNSに置き換えてみると分かりやすいのではないでしょうか。
YoutubeやSNSも中毒者が続出しています。
「ツイ廃」なる言葉もありますよね?
これも加工食品と同じです。
脳が新しいテクノロジーについていけず、快楽物質を出し続け、ゾンビのように無意識にスクロールし続けるのです。
それを(中毒になるのを)分かっていて、YoutubeやSNSは依存させ続けるように設計されています。
Twitterを触っていて、
「いつの間にか日が落ちていた・・・」
「日付変わってた・・・」
ってツイートしている人いますよね。
見ているうちに快楽物質がドバドバ出て、
「もっと面白いものがあるんじゃないか・・・」とつい指先を動かしてしまうんです。
何か明確に探しているものがあるわけじゃない。
でも・・・でも!指を動かせば面白いものがある”かもしれない”と思って。
脳は、昔つくられたシステムを現代で無理矢理運用させられているのです。
つい本能が反応してしまうように仕掛けられています。
人間には理性がありますが、理性よりも本能の方が強いです。
それにあらがえないのはごく自然なことです。
加工食品から脱するために
一度、自分に冷静に問いかけてみて欲しいんです。
もしあなたが食べ過ぎてしまうなら、
もしあなたがSNSに夢中になって止められなくなっているなら、
この言葉を思い出して問いかけて欲しいんです。
今、食べてるもの、本当に舌で味わって美味しいと思っていますか?
今、見ているもの、本当に面白いと思って見ていますか?
Mr.Tには。加工食品やSNSなどの超常刺激は、舌や感情ではなく、”脳が喜んでいるだけ”という感覚があります。
脳にダイレクトアタックされているような感覚。
ハッキリと覚えていますが、
お菓子を毎日むさぼり食べていたとき、
「このお菓子、果たして本当においしいと思って食べているのだろうか・・・?ダラダラと惰性で食べ続けているだけじゃないのか・・??」
とふと感じた瞬間がありました。
その疑問を抱いた次の一口は、
「確かにうまい・・・と思う。でも、お腹がペコペコな状態で食べるご飯とはまた違う満足感だな・・・」
と思ったんですよ。
そのとき、洗脳が一瞬とけたような感覚を抱きました。
正気を取り戻した感じ。
まぁ、数日でこんなこと忘れてしまうんですけどね。
Mr.Tが言いたいのは、加工食品やSNSは脳の報酬系を刺激する設計になってるってことです。
彼らは脳のしくみを利用して、中毒にさせようとね。
パレオダイエットをする前は、ポテチやスイーツ、カップ麺などをやめられると思っていませんでしたが、加工食品をカットすると不思議と食べたくなくなります。
やはり、中毒なのです。
実家暮らしのときは腹がはちきれるぐらい食べてた
Mr.Tは好き嫌いの多い子供でした。
好きなのは肉ぐらいでしたよ。
野菜は当然嫌い、牛乳も単体じゃ嫌、魚介類も無理。
それなのに、中学生のとき「運動会、体育祭、球技大会は全部優勝します」を最初の挨拶で宣言するような、「お残しは許しまへんで!!」のきびし~い先生に当たってしまいました。
クラスの人数が少ないのに、大嫌いなクラムチャウダーが出て、なみなみ注がれたときは死ぬかと思いましたね。
こんな好き嫌いの多い学生時代のMr.Tでしたが、スイーツが大好きでした。
お菓子も好き。
ご飯よりスイーツやお菓子の方が全然。昔はね。
そのせいか、マジで腹が120%お腹いっぱいになるまで食べてたんですよね。
苦しくなるのが分かっているのに食べちゃう。
苦しいのに食べちゃう。
で、ご飯食べたらデザート。
この加工食品三昧の繰り返しですから、まぁ無理もありません。
タンパク質も今思えば足りなかったでしょう。
それから初の一人暮らしを開始した大学生時代は、自分の好きなようにご飯が食べられるので天国か!と思いましたね。
それでもあまりに暴飲暴食をするようなことは避けましたが、120%お腹いっぱいになるまで食べるのは変わりませんでした。
なんか、、、お腹に少しでも隙間があると「食べたい」っていう感情が湧き上がってくるんですよね。
その隙間を埋めたくなってしまう・・・。
そんなMr.Tでしたが、もうそんな無茶に食べることも無いんですね。
昔はしょっちゅう食べ過ぎでお腹を壊していましたが、今はほとんど無くなりました。
本当に変わりました。
これが「セットポイント」の力。
人間の食欲自動調整機能です。
具体的に避けてる加工食品
Mr.Tはパレオダイエットの考え方を採用していますが、
もうそんなガチガチにはやってません。
パレオダイエットをガチろうとすると、現代だとマジで大変です。
ガチでやりたいなら、他をあたってください。
Mr.Tはできるだけラクにやりたいんで。
そんなゆるゆるパレオダイエッターが避けているのは、
- お菓子類全般(ポテチやチョコ、スイーツなど)
- 冷凍食品(冷凍野菜はよく食べる)
- コンビニ弁当
- アイス
- スイーツ類
- パン
- 植物油脂
- 食品添加物
- 砂糖
などです。
ここらへんはできるだけ体に入れないようにしてます。
でも全部守ろうとするとストレスだし大変なので、ところどころゆるめています。
例えばツナ缶を食べるときは、水煮ではなく油漬けにしたり。
植物油脂は避けたいけど、ツナ缶の水煮は好きじゃないんですよね。
パレオ的にはサバの味噌煮もアウトですが、平気で食べます。
水煮も食べます。
甘いもの好きなので、スイーツも食べます。
コンビニだとメイトーの『なめからプリン』をよく買います。
本当はしょうゆやマヨネーズ、ケチャップなどの調味料もアウトです。
昔はカットしてましたが今はたまに使ってます。
体重増やしたいっていうのもあるけど。
慣れてくると、まぁこのくらいなら狂わないだろうっていうのも分かってきますしね。
ところどころ抜くのがストレスを溜めないコツです。
でも大事なところは守る。
初めのうちは、
- 原型をとどめていないもの
- 食品添加物が入っているもの(よく分からないカタカナがたくさん書いてあるもの)
をできるだけ避けていきましょう。
ただし、食品添加物はあらゆる食品に入っています。
コンビニで手に取るものは全部入ってるぐらいの勢いです。
ですが、そうやって食品を探していると、
「何食べればいいんだ・・・」
ってなると思います。
この答えは自炊です。
あなたが口へ運ぶ食品が自炊であるほど、あなたの脳は正常になっていきます。
セットポイントが正常化する。
自炊じゃなくても出来ますが(自炊なしでやったことある)、精神的にもコスト的にもシンドイです。
「自炊めんどくさい・・・」
「自炊苦手なんだけど・・・」
もしあなたが加工食品まみれの生活を送っているのなら、自炊は嫌かもしれません。
ただ、半自炊でも十分効果があります。
キャベツの千切り買って、肉を焼いて食べるぐらいでもいいのです。
そしてタンパク質を、体重×1.6g摂る。
これだけでも体は変わっていくでしょう。
タンパク質増やして半自炊。
このあたりが折衷案的にもいいんじゃないでしょうか。
それくらいなら、できそうな気がしてきませんか?
少しずつ、でも確実にあなたの体は変わります。
さぁ、今から変えていきましょう。
手始めに加工食品はゴミ箱にブチ込みましょう!!
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