服はイメージの奴隷。
なかなか刺激的なタイトルですね。
今回の話はもちろん、
イメージ
についての話です。
イメージはファッションとは切っても切れない関係。だからこそ、絶対把握しておかなければならない内容です。私自身、イメージを大切にしながら着こなしを組むことは多いです。
というか、イメージを考えないときは無いんじゃないかな?
そのくらいおしゃれにおいてイメージはとても大切です。なぜなら、
服はイメージの奴隷だからです。
イメージによっておしゃれが支えられているということなんです。
イマジネーション。想像力。
おしゃれかどうかはあなたの持っているイメージによって決まってしまうという、すごく不安定なものなんです。だから、ファッションは曖昧でアーティスティックな感性が求められていると誤解されやすいのです。
でも実際、かっこよく思われることっていうのは、相手の脳内のイメージを再現することです。つまりマーケティング的な要素を含んでるということ何ですよ。相手が何を望んでいるのか、相手が欲しているのは何なのか。
これって恋愛における人間の心理や、消費者の心理に通づるものがあるということなんです。
ということは、いかに見る人の相手の頭の中に入って、相手が「良い!」と思うイメージ(着こなし)を再現できるかがとても重要なのです。今すごく大切なことを話してますよ。
じゃあちょっと、あなたが好きな女の子のファッションを想像してください。
私だったら、そうですね。
例えばこんな感じ。
photo by http://wear.jp/
あぁ。私の好みがバレる。笑
別にいいんですけど。
あなたも思い浮かべました?
その服装があなたにとって、誰が何を言おうと好きな服装なわけです。
じゃあ今あなたが街を歩いているとして、ふと自分のドンピシャで好きな服装の可愛らしい女の子を見かけたらどうでしょう。
一気に心持ってかれません?
今日の夕飯どうしようとか、今月お金ピンチだなぁとか考えていても一瞬でそんな考えごとは吹き飛んで、つい無意識のうちにその子を追いかけるのではありませんか?
私なら、目の前にさっきの画像のような子が現れたら気づかれないようにガン見しますけどね。もしかしたら、「顔が可愛いからだろ」という批判も起こりそうなので言っておきますが、私は服が好みだったらガン見します。(何の意思表明だコレ?笑)
何が言いたいのかというと、服を何のために着るのですか?ということなのです。
私は
・セルフイメージの向上
・他の人からかっこいいと思ってもらいたい
大きく分けてこの2つの理由で着ています。そして、多くの人がこのような理由で服に興味を持つのではないだろうかと思います。
だとするならば。
どちらも結局イメージの問題に行き着くのです。
理想とする、脳内に描くイメージに現実の自分を寄せていく。または、相手が理想とする脳内のイメージに自分を寄せていく。結局イメージなのです。
本質はこうなのです。
だってそうでしょう?
あなたが「良い!」と思う服装はいつも雑誌で紹介されている服装と同じですか??
違いますよね??
あなたがさっき思い描いたイメージこそ、自分に一番突き刺さる服装のはずです。
脳内をあっという間に支配してしまうほどの魔力を秘めた服装のはずです。
ゆえに服はイメージの奴隷なのです。
あなたが思い描くイメージから遠く離れるほど、あなたに刺さらなくなるはずです。世間が良いと言っても、あなたにとって良いとは限らないように。
服の力を最大限享受したいと思ったとき、服は奴隷になり、イメージが主人になるのです。なぜなら、イメージがあって初めて服はその実力を発揮できるからです。
マサイ族がさっきの画像を見て「おしゃれ」と思いますか?
きっと変な服だなぁと思うはずです。
あなたが宇宙人の服を見て「おしゃれ」と思いますか?
きっと不思議な服だなぁと思うはずです。(これは妄想です。)
あなたがコレクションの服を見て「おしゃれ」と思いますか?
きっと変な服だなぁと思うはずです。
もしあなたが、
・おしゃれになりたい
・セルフイメージを高めたい
・かっこよくなりたい
と思うのであれば、イメージを大切にすることです。
自分と相手の脳内イメージを。
それが一番威力がある服の使い道です。
本質は自分と相手のイメージを再現することなのですから。
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