もう何年前になるかな。
服なんてまっっったく興味の無かった青年が、おしゃれに目覚めて四苦八苦していた頃。
一応年齢不詳ミステリアスおじさんでやってるので、具体的な数字は出しませんがもうずいぶん前のことです。
色合わせは自由にフィーリングでやってました。
あのときは、結構はっちゃけた組み合わせも繰り出してましたね。笑
友人には、その独特な色合わせを笑われていました。
・・・その一方で「俺はTの色合わせ結構好きだけどな」と言ってくれた友人もいました。
彼の言葉だけが救いです。笑
でも振り返ると、考え方は的を得ていたというか、惜しかったんですよ。
今の考え方に近かった。
アレをうまくやっていたら、感覚派の組み合わせ方になったんだなと、今はそう思います。
あぁ懐かしいな・・・あの頃が。
あのまま突き進んでいたら今頃・・・
・・・っていうことで、そんなMr.Tが、まず色合わせの一歩にするべき考え方をお伝えします。
実は、あんまり色合わせについて書いてきませんでした。
それは、他の人が言ってる
- モノトーン+1色
- 3色以内
でも結構なんとかなるからです。
(うまく使う必要はありますが・・・)
それに、やはりスタイルアップの方が重要だし難しい。
Mr.Tは断然スタイルアップ優先です。
色合わせはやってるうちに何となく感覚をつかんできますしね。
もちろんMr.Tは、AIYの3シルエットと同じくこれらのノウハウは使ってません。
・・・結果的にそうなることも多いですが、頭の中にはありません。
Mr.Tオリジナルノウハウもありますが、
「おしゃれ始めました!」
くらいの初心者にお話しする内容ではありません。
シンプルですけど、シンプルゆえに難しいんですよね。
じゃあ、いきますか!!
「こいぃぃぃ色」と「うっっっすい色」を合わせる
早速結論ですが、「濃い色」と「薄い色」を合わせることをまず考えてみてください。
いわゆる濃淡配色です。
たぶん、ここで拒否反応出る人は出る。笑
「濃淡・・・?難しそう・・・えい!」
とブラウザバック。
まず、「濃淡」って言葉が難しくないですか?
最初Mr.Tも、
「”淡”ってなんだよ?ってか、”淡い”って何!?」
って感じでしたもん。
日本語は表現の仕方がたくさんありすぎます。
だから「微妙なニュアンスまで表現できるし美しい」っていうのはわかるんですけど、だりーよ!!!って思うこともしばしば。
英語の方がイメージつかみやすいかもしれません。
まぁ。
見るからに重く胃もたれしそうなドロドロソースとスッキリ爽やかに澄み切ったサラサラ淡麗スープを組み合わせよう!ってだけです。
そんなイメージ。
余計分かりづらくなったかな?笑
こいぃぃぃ色とうっっっすい色を組み合わせようってこと。
色って勉強していくと結構深いんですが、それはめんどくさそうじゃないですか。
中学一年生くらいで美術の授業でやった、色のわっかとか覚えてますか?
ああいうの、やりたいですか?
やりたくないですよね?
それよりも「チチンプイプイ」と唱えるだけでおしゃれになれる魔法が欲しいですよね?
もちろんそんなものは無いんですが、「直感的に」って意味では濃い薄いで組み合わせるのがいいんじゃないですかね。
あなたが効率よく、そして後々にも使えるのは・・・と他にもいろいろと考えた結果、やはり濃淡配色になりました。
濃い薄い配色のメリット
濃い色と薄い色の組み合わせの何がいいのかと言うと、
- 色の知識が無くても組み合わせられる
- おしゃれに見えやすい組み合わせ
- 色合わせの根幹、っていうか組み合わせの根幹のような考え方だからずっと使える
ってこと。
ちょっと解説します。
まず、濃いか薄いかだから、明度とか彩度とか色相みたいな専門用語を知らなくても判断できますよね?
ドロドロ濃厚ソースかサラサラ淡麗スープの見分けがつくならできますよ。
そして、濃淡の組み合わせっておしゃれに見えやすいんですよ。
んーこれの根拠を説明すると大変なのでしませんが、一言で説明するなら「見えやすさ」ですね。
例えば文字って視認性が大事じゃないですか。
ハッキリクッキリ見えることが大事。
白い背景には黒文字が読みやすいですよね?
今、これ読んでるみたいに。
(あ、人によってはダークモードとかで白黒反転してるのかな?)
でも、急に、Mr.Tは超絶イケメン、みんな大好き。みたいに背景に近い色になったら見にくかったり、見づらかったりするじゃないですか。
そういうことです。
さらに、濃淡配色って、「反対」を組み合わせるってことなんですよ。
で、この「反対」を意識することは「組み合わせる」ことにおいて、とっっっても大事。
色を多少勉強したMr.Tも「反対」は常に頭の中にあります。
秋のホットコーヒーと冷たいスイーツの組み合わせマリアージュすぎ
そしてこれが、反対のものを組み合わせるということなのだ。
反対だからこそお互いの良さが引き立つ。
服の組み合わせも結局これ。— Mr.T【アパレルにスパイした元”下半身デブス上半身華奢男”が解き明かす、スタイルアップの秘密】 (@tistMrT1) October 13, 2022
結構、考えてるでしょ?
そうなんすよ。
ここまで来るのに、聞くも涙、聞かぬも涙の紆余曲折が・・・・まぁそんなのはいいですね。
「モノトーン+1色」とか、「三色以内」ってキャッチ―ですよね。
分かりやすいですよね。
でも、Mr.Tはこっち、「濃い薄い配色」を推したい。
このダセェ名前の方を推したい。
もし鼻たれ小僧のあの頃に戻れるなら、濃い薄い配色をマスターしたい。
明暗配色とは違うの?
正直、「明暗」と言ってもいいんですよ、全然。
ただ、のちのち少々問題が起こるんじゃないかなぁとね、思わなくも無くてですね・・・。
そんな大きな問題じゃないんですけど。
色には明るさがあります。
その明るさの程度を表すのが「明度」です。
色の構成要素のひとつ。
おしゃれビギナーであるほど、「できるだけ直感的に」色を組んでもらうことが大事だと考えています。
で、直感的に組みます。
→色についてもっと知りたい!
→明度を学びます(もしMr.Tをフォローするなら触れることもあるでしょう)
→感覚と違う部分が出てきます
→混乱します
ってことが考えられるから。
Mr.Tも色の勉強し始めの頃は、まぁこんがらがりましたよ。笑
マジで色の学び始めは混乱します。
まぁMr.Tがバカなのもありますけど。笑
逆にバカが深く理解しようとするからこそ、緻密に言語化できると思ってますけどね。
脱線しました。
Mr.Tが頭に????を行列のように浮かべてたのは
- ”濃い”けど明るい色(赤、オレンジなど)
- ”濃い”けど暗い色(黒、ネイビーなど)
があったからです。
色の明るさ、つまり明暗で考えると分からなくなることがあったんですよ。
黒と赤・・・ちょっとギトギトすぎるけどいいのかな・・・?みたいな。
あと、どれが明るい色でどれが暗い色なの・・?って。
「お前バカなの?明るいか暗いかなんてすぐわかるじゃん!」
って思うかもしれませんが、いざやってみると「え?この色って・・・」みたいなことがあるんですよ。
あ、今思い出した。
そういえばアパレルで働いてた時、ちょい奇抜だけどかなりセンスあるなと思っていた女性副店長に
「これって明るいですか?それとも暗いですか?明るいのか暗いのかよく分らなくて・・・」
って服の色を指差して聞いたことがあったんですよ。
「・・・・んー分からないかも。どっちなんだろうね。笑」
って返ってきたことがありました。
アパレルで働いてる人でもこんな感じ。
だから、多くの人はきっと分からないだろうと当時思いました。
明暗って、ちゃんと知らないと結構分からなくなるんですよ。
だから「濃い」「薄い」でやった方が、直感的でいいと思うんですよ。
分かりやすくない?
だって、黒と赤ってどっちも濃いでしょ?
逆に肌色とか水色って薄いでしょ?
スケスケかどうかで判断できますからね。
濃淡をつけるのは上と下
やべ。
言うの忘れてた。
「濃い」と「薄い」、
どこでメリハリをつけるのかと言うと、トップスとボトムスです。
上下の濃淡を意識するといいです。
どっちが薄く、どっちが濃くなってもいいです。
例えば、カーキ(薄い)×ブラック(濃い)組み合わせ。
水色(薄い)×ネイビー(濃い)
ネイビー(濃い)×グレー(薄い)
カーキ(薄い)×グレー(濃い)
グレーは濃淡の幅が広く、
また、相手の色によって濃くも薄くもなります。
色については
「えーとね、グヘ、これはね・・・グヘへへ」
と気持ち悪い笑みを浮かべながら嬉々としてたくさん話したいんですけど、スタイルアップほどかっこよさに貢献しないと考えてて・・・。
2色ぐらいでもカッコイイ着こなし十分つくれるし。
だから自重しています。
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