色の組み合わせを難しく感じる人は多いです。
確かに、色の世界を細かいところまで追求していくとなると深い色への理解が求められます。何色も無数にある色が絡み合うのを処理するには膨大な知識と経験に基づくセンスが必要になってきます。
でも、個人のファッションコーディネートそこまでの知識はオーバースペックです。もっと単純化出来ます。ここで注意しておきたいのですが、このブログでの色への理解についての解説は、他のファッションサイトよりも細かいです。単純化といっても、それはプロに比べての話です。
だからといって構える必要はありません。ステップバイステップで、徐々にレベルを上げていけるように丁寧に説明していくので安心して読んでください。
そして今回はかなり初歩的な内容です。
白・黒・グレー
についての話です。
つまり、モノトーンですね。
モノトーンとは??
無彩色のことです。色味を持たない色のことですね。
色は基本的に無彩色と有彩色に分けられ、無彩色は3色、有彩色は10色です。これらは基本の色の分類なので、もちろんもっと細かく分けることが出来ます。あくまで基本の色なのです。例えば有彩色なら、青・赤・黄などの色味の基準となるような色のことですね。
色相環 http://www.acky.info/tips/web/00009.html
(茶色は今無視してください。)
そして、無彩色の3色というのは、当然ながら白・黒・グレ―のことを言うのです。
ここで色の3属性を紹介したいのですが、頭パンクしませんか??
こういう色の話って、ダメな人は本当ダメだと思うんですよ。上の色相環見るだけで拒否反応出るとか。実際、この記事スクロールしていって色相環の画像がチラッと見えた瞬間、脳内で「めんどくさそう」って判断して戻る人とかいそうだもんなぁ。
あなたが拒否反応でないことを祈って3属性を紹介します。
色の3属性は、
色相・明度・彩度
です。
これ最初見ると、何が何だか分からないんですよね。私もこれらをきちんと区別できるようになるまで時間かかりましたよ。
・色相
色相というのは、色の種類ですね。先ほど画像で色相環を示したように、白・黒・青・赤などのことです。
・明度
色の明るさの度合いのことです。
・彩度
色みの強弱の度合い、鮮やかさの度合いのことを言います。
このように書くと簡単に見えるんですが、実際に3つが一度に使われると混乱します。特に明度と彩度は混同しやすく、分かりづらいです。なぜなら、有彩色(赤や黄など)の明度と彩度の調整に無彩色が使われるからです。
これ、全然イメージつかないですよね??
例えば、純粋な赤に黒を混ぜていくと、当然赤黒くなりますね。さらに黒を増やすとより黒くなっていきます。すると、黒という色の中で最も暗い色を混ぜているので、元々の純粋な赤は暗くなっていくし、色味は弱くなっていくのです。
黒を入れると、暗くなり、鮮やかさも失われるのです。逆に白を混ぜると、どんどん明るくなり、鮮やかさも失われるのです。グレーも一緒です。
ここから何が分かるかと言うと、無彩色を混ぜれば混ぜるほど、彩度は低くなる。白を混ぜれば明度は高く、黒を混ぜれば明度は低くなるということなのです。
理解出来ました?
そしたら無彩色に話を戻します。
無彩色は色味を持たない色で、彩度も持ちません。色味の強弱を彩度で表すのに、その色味が無ければ彩度は無くて当然です。ゆえに明度しか持たないのです。
色の明るさのみ。
それが無彩色なのです。
だからこそ、色の合わせを考えるときに無彩色同士で合わせるというのは、賢いやり方です。色味を持たない無彩色は色と色の相性を考えなくていいからです。違和感なく馴染んでくれるのです。
そして、モノトーンでファッションの着こなしをするときに注意したいのは、全身真っ黒になること。別に真っ黒になってもいいんですけど、毎度毎度黒いと「黒い人」の異名を頂戴することになりますよ。
それに、黒は「威厳や威圧、権威」などのイメージがあるため、黒一辺倒の着こなしは怖い人になりがちです。そのことを頭に入れておくといいでしょう。
そして、実はモノトーンファッションの完成度を決めるのはグレーなのです。グレーの使い方次第であなたの着こなしは何倍にもおしゃれに・かっこよく化けます。
今回は長くなるので詳しくは言いませんが、グレーを意識して取り入れてみて下さい。
これで、この記事は終わりなのですが、モノトーンと言いつつ、色々なことを言いすぎてしまったかもしれません。
反省。反省。
後で細かく分けるかもしれません。
モノトーンで1記事、3属性で1記事、みたいな。
後で黒や白やグレーなど単体の色の解説もしていくのでお楽しみに。
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