「新」ファッションにおける色の合わせ方。調和させるのか・強調させるのか。

色の合わせが難しいと考える人は多い。

 

何が合うのかは分からないし、何を合わせたらいいか分からない。

あんなにいっぱい色はあるし、膨大な知識を入れないと使いこなせなそう。

美術で色の勉強したような気がするけど、あんまり興味なかったから覚えてないな。

 

・・・。

 

色々ひっくるめて、

は~あ、めんどくさそうだな~

 

と、あなた。

 

もし、色の合わせ方の基本方針がすぐに分かるように説明すると言ったらどうしますか??

 

色に関して、この考え方だけ持っておけば、ほとんどの場面に対応できます。

 

そんな夢のような考え方が本当にあるの??

とあなたは思うかもしれませんが、実際にあるのです。

 

私がこの考えに辿り着いてから、書籍を読んだりさらなる分析を続けました。

そして、やっぱりどうやら正しいと確信を持てるレベルに達したのです。

その秘密をあなただけにこっそり明かしたいと思います。

 

では、耳の穴をかっぽじってよーく聞いてください

(あ、この場合は「目を皿にして読んでください」か。)

 

 

それは

色を強調させる」or「色を調和させる

という考え方です。

 

この知識を持っていれば、ファッションだけでなく、あらゆる場面でこの考え方が使われていることに気付くでしょう。

建物、家の内装、ブログページのデザイン・・・・。

色々色合わせのテクニックや手法はありますが、もとをたどっていくとこの考え方にたどり着くのです。

 

実際私も、色の組み合わせを考えるときこの二つを考えます。

「この色を中心に組み立てよう」
「この色とこの色が馴染むように合わせよう」とかね。

 

言葉だけで説明されても分からないですね。

 

実際に画像を交えて解説しましょう。

 

 

 

色を調和させる

「色を調和させる」というのが、まず基本の考え方だというのを頭に叩き込んでください。

馴染ませるということです。

で、調和させるにはどうしたらいいのかと言うと、方向性としては2つです。

・無彩色(黒白グレー)+有彩色(無彩色以外全部)
・似てる色。

 

ここで細かく説明すると長ーくなってしまうので、簡単に。

 

色彩検定のなかで、無彩色と有彩色の合わせは、全く同じ色(色の明るさは違う)の組合せと同じとしてグルーピングされています

つまり、無彩色と有彩色の組み合わせは、明度が違うけど同じ色同士の合わせと同じくらい色のまとまりが出ますよってことなんです。

 

言ってること分かります??

 

色の明るさは違うけど、同じ色同士の組み合わせならまとまりが出るの当たり前ですよね。

ただ明るさが違うだけですから。

それと無彩色と有彩色の組み合わせはイコールなんですよ?
凄いですよね。

同じ色同士の合わせと、例えば黒と赤の組み合わせも同じくらいまとまりが出るとされているんですから。

 

これは無彩色が全く色味を持たない色だからこそできる芸当ですけどね。

 

ハイ次。
どんどん行きます。

 

似てる色。

ここで「似てる色」と書いたのにはもちろん訳があります。
本当は同系色と書きたかったんですけど、後々誤解を生みそうなのでやめました。

 

似てる色というのは、つまり、
要素を共有している色と言うことです。

意味分かりませんね。

 

スピーディーに説明します。

 

色を形成する要素は、
色相・明度・彩度です。

 

色相は「赤」とか「青」とか、色そのものを表します。

明度は色の明るさで、明るくするには白を足し、暗くするには黒を足します。
スマホの画像で明度を調整する場合、画面を明るくしたような・暗くしたような印象になります。

彩度は色の鮮やかさ。
最初は明度と区別がつきにくいかもですが、彩度は色の強さです。
いかにその色が混じりけなく出てるかが彩度の強さと言っていいでしょう。

 

で、共通点があるほど、その色同士似ているということになるのです。

その共通点は、今挙げた色相と明度、彩度のなかから見つけてくればいいのです。

そうです。

ただ色が似ていれば、その色は馴染んでいくのです。

色が似ていると判断するにはどうしたらいいのでしょう??
簡単で具体的な指標を示しておきましょう。

 

それは、
色相と明度に着目するやり方です。
あと中間色。

色相は簡単です。
直感で判断できます。

青だったら、水色とか濃い紺とか。
緩やかにグルーピングされた青みたいな感じ。

これらは同じ「青」を共通点としています。

 

そして明度。
これはちょっと慣れが必要かも。

同じような明るさ、暗さを判断して合わせる。

これらは同じ色の明るさを共通点としています。

 

あ、あと中間色も有効な手段だった。
(慌てて上の説明に中間色を入れました。)

中間色というのは、有彩色にグレーを混ぜたようなくすんだ色のことを言います。

ちょうど無彩色と有彩色の中間みたいな。

中間色同士も馴染みますね。

だって同じグレーを混ぜているんですから。
つまり彩度が似ているんです。

彩度を共通項としているんです。

 

文章だけだとイメージがつかみづらいと思うので実際に見てみましょうか。

まずは無彩色と有彩色の合わせ。

 

上の画像は黒と白の無彩色にブラウンで、無彩色と有彩色の合わせですね。

ビビッドなイエローを使ってもOK。
これは次に説明する「色を強調させる」要素も入ってますね。

 

もちろん無彩色だけでも。
でも、地味ならないように注意。

 

 

次は似てる色で調和させる。

これは中間色のカーキと、ややくすんだブラウンで合わせた例。
中間色のキーワードは「くすみ」かな。

調和させると、地味になる可能性もあるから、メリハリをつけるのが重要。

今回は全体暗いトーンになっているので、色の中で最も明るく清潔感のある白を入れるとベスト。

Nick Wooster

暗めのトーンで合わせた例。
トーンを統一させるとやっぱり馴染みますね。

 

 

 

色を強調させる

「色を生かす」って言うのは、言い換えれば
コントラストを際立たせると言うことです。

色味をはっきり認識させるってことです。

 

上の画像では、ネイビーベースのセットアップに反対色であるオレンジをインナー入れてます。

色が反対なので、その色みが互いに強調されるんですね。

 

で、強調させると何がいいかって、着こなしにメリハリがつくんですよ。

このメリハリは人間の知覚上、外見クリエイター的に非常に重要だと考えていて。

 

これからじっくり検証していこうとは思っているのですが、一つの仮説に基づいています。

 

それは、
人間が単調さを退屈に感じるということです。

その単調さを回避することが、着こなしをポジティブに感じてもらうポイントだと考えています。

 

映画の長い会話シーンで物語がなかなか進まないより、
展開がめまぐるしく変わる銃撃戦やカーチェイス。

仕事や勉強を長時間休みなくだらだらやるより、
休憩を適度にとって、集中してテキパキやる。

 

このように、見ること・やることに起伏を持たせた方が人は退屈しないのです。

その方がポジティブな印象を与えることが出来るのです。

 

そして、ファッションにもそれは当てはまるということなのです。

 

メリハリのある服装を、ポジティブに人は解釈するのです。
なぜなら、人はメリハリを、起伏を自然と求めているからです。

 

ここで注意が必要なのは、私服としてのファッションにおいて、メリハリの出し過ぎは禁物と言うことです。

 

メリハリのつけすぎはかえって単調になったり、派手な印象を相手に与えることになるからです。

ほどほどのバランスに抑えることが大切なのです。

むしろ少な目で良いくらいです。

だから、ファッションで差し色が重宝されるんですね。

見た目が派手になり過ぎずに、着こなしを引き締めることが出来ますから。

 

 

 

もちろん色の強調は差し色だけではありません。

反対色を使う補色を利用した配色

 

 

黒をベースにすることで他の色を浮かび上がらせるように見せたり。

とにかく色をポイントでもいいので際立たせるということです。

そうすれば着こなしにメリハリがつき、かっこよく見えるのです。

 

つまり、

単体を生かすのか、ポイントで強調しメリハリをつけるのかってことです。

 

 

秘密

今回色で説明した
「調和させるのか・強調させるのか」という考え方は、実は洋服にも言えることなのです。

すでに
統一性とメリハリ」という概念で記事にして説明しています。

おしゃれとは、「統一性」と「メリハリ」である。

この色の合わせ方を理解すると、洋服の合わせの本質も理解できるという仕組みです。
その逆もまたしかりです。

洋服の合わせ方を理解すると、色の合わせについても理解できてしまうのです。

 

そこまで本質的なことをあなたにお伝えしているのです。

 

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