もちろん、比喩ですよ。
マスクをしろって意味じゃないです。
暑すぎて、お口周りが熱帯になります。
そういえば、高校時代に1年中ずっとマスクをつけてた人がいたなぁ。
その素顔を見たものはいるのか、いないのか・・・。
すみません。
どうでもいいですね。
マスク女子
マスク女子・・・いるじゃないですか?
歯科助手さんでもいいです。
顔の半分以上がマスクに覆われて見えない。
その隠された部分を妄想しては、
おお、、可愛いい・・・気がする。
と脳内補正をしてしまう。
しかし、その脳内補正に何度騙されたことがあったか。(失礼!)
いや、そのマスク女子たちが悪いのではないのです。
マスク女子たちに罪はありません。
むしろ、彼女たちは被害者です。
私たちの脳がいけないのです。
何度間違えても誤差を修正できない、この脳が。
過剰な期待をさせてくるんです。
脳:「おい、俺!あの子可愛い感じだぜ!」
俺:「どれどれ・・。おお!マスクに顔が覆われているが、あのマスクの下はきっと麗しいに違いない・・・。この世界に舞い降りた天使・・・。これは、、行くしかない!!」
「すいませーん。あなたと私は運命の糸で結ばれ・・・。」
その瞬間、フリスクをお口に放り込むために、マスクが外されていた・・・。
麗しい彼女:「はい?」
俺:「・・・・・。」
※この物語はフィクションです。
分かりやすくするためにたっぷりのユーモアを交えてお話しましたが、頭の中ではこんなことが繰り広げられています。
誰しもが、少なからず同じような経験をしているはずです。
だって、この機能は脳に標準装備なのですから。
ただし、この機能には欠陥があり、
蓄積したデータをもとにマスク女子の顔を想像する・・・
というような機能は脳についていません。
そうです。
いくらマスク女子たちのデータを集めようと、その精度は上がることはありません。
「あの子はかわいいんじゃ・・・」
「いやいやあの子だったら・・・」
「まだまだ!次こそ!」
脳はいつまでも学習しません。
永遠にマスク女子は可愛く見えてしまうのです。
『マスク女子可愛いの法則』は錯視によるもの
マスク女子効果を私たちも着こなしの中に取り入れることが出来れば、「おお・・!!」と思わず声が漏れるような着こなしが作れるわけです。
その効果はあなたの脳が証明済みですよね。
『マスク女子可愛いの法則』は、私たちの脳内が勝手に作り出したファンタジーです。
これは錯視なのです。
錯覚と言い換えてもいいです。
だから、この錯視現象に対してちゃんと名前もついています。
その名は、
アモーダル補完
です。
実は以前にも解説しています。
この錯視は体型カバーをする際によく利用され、雑誌やテレビなどでも度々紹介されています。
で。
多分この補完について勘違いしている人が多いと思います。
「この補完は脳がポジティブに解釈する錯視だ。」というふうに。
もちろん間違っては無いんですけど、これではまだ半分の50%です。
ネガティブにも解釈されるからです。
アモーダル補完は、
『マスク女子』
『体型カバー』
などを例に挙げて説明されるため、脳が都合よく良い方に解釈するものと勘違いされやすいんです。
女の子が可愛く見えたり、
実物よりも体型がきれいに見えたら
そう考えてしまうのも無理はありません。
私も軽くさらっと説明するときは、「都合の良いように解釈するものですよ~」って言っていますし。
しかし、
与えられた情報をもとに隠された部分を想像する
のがアモーダル補完なのです。
分かります?
与えられた情報がポジティブなものであれば、隠された部分もポジティブに解釈するし、
与えられた情報がネガティブなものであれば、隠された部分もネガティブに解釈するのです。
これを夏の着こなしに使うべきだということです。
着るものが少なくなる夏こそ、アモーダル補完を意識して体型をきれいに見せる努力をすべきなのです。
マジで、、、
夏の強い味方になること間違いなし。
夏の着こなしで意識すべきは、アモーダル補完
夏を攻略したいなら、これを覚えとけ!って感じ。
そのくらいアモーダル補完は大切。
じゃあどこで使えるのか?
どうやって使えるのか?
が知りたいところですよね。
ポイントは『際(キワ)』。
まあ当たり前です。
隠れる部分と隠さない『はざま』ですからね。
アモーダル補完を自在に使えるようになるためには、隠す部分と隠さない部分を、自分でうまくコントロールする必要があります。
その第一歩として、
裾と袖
をマスターしましょう。
って言ってもすごく簡単だと思いますよ。
見えている部分が太ければ太く、
見えている部分が細ければ細く見える。
これだけ覚えておけば大丈夫です。
足首を出すのは、足首が脚の中で最も細いからです。
アパレル業界に『3首(=首、手首、足首)』と言葉がありますが、これは細い部分を出すことで華奢に見せようというものです。
実際には、「3首出せば細く見るよ!」みたいに書いてありますが、仕組みこういうことだったんですね。
だから、足首よりももうちょっと上の部分、少し太い部分を見せてしまうと
「あれ?脚太いんじゃね?」
みたいに思われてしまうので注意してください。
一番細いところが出ていればそれでOKです。
これでロールアップはどこまでまくればいいのか問題も自然と決着がつくのではないでしょうか。
もちろん、裾幅が細ければ脚は太く見え、裾幅が太ければ脚は細く見えますよ。
ショーツでも。
次は袖。
まあ袖も一緒なんですけど。
袖周りに対して腕の太さはどうかって言う話ですね。
当然、腕の太い部分、二の腕あたりならより腕はたくましく見えます。
逆も然り。
夏には、裾と袖に特に意識を向けて着こなしを作ってみてはいかがでしょう。
薄着になる夏だからこそ、気を配る必要があるのです。
きれいに見せられる限界はありますが、いまよりもグッときれいに整うはずです。