デフォルトでオーバーサイズが似合う人というのは、実は少数派です。
それでも、いろんな工夫をして頑張って似合わせているんですね。
私もその一人です。
あ。私Mr.Tと言います。
アパレルにスパイしたどっかの秘密組織の研究者とでも名乗っておきましょう。
(って言っちゃうイタイ奴です。)
さて。
似合う人がいれば、似合わない人もいます。
そしてそこには理由があります。
当然ですね。
その理由を言葉に出来ないだけで、「似合う」と感じている”何か”があるのです。
「似合わない」と感じている”何か”があるのです。
それが分かれば、その原因に対処し上手に着こなせそうな気がしませんか??
まぁそういう考察・研究をしているのがMr.Tです。
体型から解剖し、似合う理由と似合わない理由をズバリお伝えします。
オーバーサイズが似合わない理由は2通り
オーバーサイズが似合わない理由はザックリ2つ考えられます。
それは
- 上半身が膨張して見えている
- 上半身が貧相に見えている
の、大体どちらかです。
ちょっと自分の着こなしを振り返ってみてください。
上半身が大きく見えてないですか?
もしくは上半身が頼りなく見えてないですか?
ちょっと考えてみて欲しいんですが、
オーバーサイズって大きい服のことですよね?
この大きい服をくまさんみたいな体で着る・・・
このとき多少服を大きくしたところで、体が大きく見えるだけなんですよ。
特に白などの明るい色だともっとです。
ボブ・サップが大きい服を着たら体がさらにデカく見えそう・・・っていうのはイメージできますか?
(ってかボブ・サップって分かりますか?世代がバレそうですね。)
体がデカいと、少し服を大きくしたところで服と体にゆとりが生まれないのです。
かといってさらに服を大きくするのは悪手です。
着丈が長くなりすぎてさらに体が大きく見えたり、トップスとボトムスのバランスを著しく損ねかねません。
服はバランスですからね。
逆に小さい体で大きい服を着たら、今度は服が浮きます。
体に存在感が無さすぎて、服が悪目立ちするのです。
これが服に着られているってことです。
大げさに言えば幼児がダボダボの服を着るようなものです。
母上が「すぐ背なんて伸びるんだから!」と大きめの服を買って息子に着せている感じです。
服にゆとりがあり過ぎるのです。
こんな話をすると、
「いやいや!俺はボブ・サップほどデカくない!!」
「俺だって、そんなお子様ランチをほおばるほど子供じゃねぇんだよ!!」
と反論もあるでしょう。
これは似合わない理由を大げさに表現したに過ぎません。
「オーバーサイズが難しい・似合わない」とき、大なり小なりこれらに当てはまってます。
- 上半身が膨張して見えている
- 上半身が貧相に見えている
のです。
そして、この2つの体は本質的には同じことで苦労しています。
つまり、ほどよいゆるさを出すのに苦労しているってことです。
逆にオーバーサイズを着こなせる条件は?
オーバーサイズが似合わない原因がわかりました。
今度はオーバーサイズが似合う条件について考えてみましょう。
これを理解できるかはあなたのイマジネーション次第・・・なところがあります。
なぜかというと、Mr.Tも初見さんに対して、イマイチ上手に説明できません。
ですので、想像力を最大限発揮して読んでください。
お手数おかけします。
ボブ・サップが大きな服を着るとゆとりが足らず、
小さい子供が大きな服を着るとゆとりがあり過ぎる。
ボブ・サップは大きな服でも負けず、己をさらに大きな体に見せる。
小さな子供は大きな服に負け、自分をさらに小さな体に見せる。
雑に言えばデカい家にはデカい家具が似合い、
小さい家には小さい家具がしっくりくるという話です。
つまりオーバーサイズを着こなす条件というのは、
- 大きな服に着られない体のインパクト
- でも大きな服にゆとりを残すことも必要
この2つを同時に満たすことです。
大きな体だとゆとりがなく、
小さな体だとゆとりがあり過ぎる。
「じゃあ標準体型がいいの?」
と思うかもしれません。
そんな曖昧な体型ではなく、オーバーサイズが得意な特徴をもっとハッキリと定義できます。
それは骨が太い人です。
骨が太く肉付きはそんなに良くない人。
ちょっと想像してみてください。
この特徴を持っているなら、
- 体のインパクト
- 服に適度なゆとり
これを両立できそうじゃないですか?
骨が太くしっかりとしたフレーム。
でも肉はついておらず、服を着たときに隙間ができる。
服が入れ物だとしたら骨は大きな石で、筋肉や脂肪は細かい砂です。
ね?
で、この特徴の持ち主は日本人でもわずかです。
それなのに、街を歩けばゆったりした服を上手に着こなしている人が目につきますよね?
それは自分の体を理解し上手に着こなしているのです。
オーバーサイズを上手に着こなすために
「大きな体」と「小さな体」。
この2つの体は真反対ですが、解決策は、実は似通っています。
- 視覚的にリラックスさせる
- 服を大きくし過ぎない
この2つです。
<視覚的にリラックスさせる>
服を大きくするのではなく、デザインなどでリラックス感を演出するんです。
服のパーツをつける位置などで、ゆったり感を相手に印象付けましょう。
人間の脳は案外テキトーなのです。
具体的には
- 肩線を落とす
- ポケットの位置が低くなっているものを選ぶ
などです。
<服を大きくし過ぎない>
特に気を配るのは着丈です。
着丈が長すぎると胴が長く見えたりといいことがありません。
着丈が長いのを着こなせるのは骨太の人くらいです。
タテに長くするよりもまず考えるべきはヨコです。
身幅を大きくしてください。
身幅を大きくするだけでもリラックス感は出ます。
まずはこの工夫をするだけでも服が着やすくなります。
ワンポイントアドバイス
そして。
「大きな体」なら特に視覚的にリラックスさせる方を重視するといいでしょう。
そして明るい色よりも暗い色を使って、着丈ではなく身幅を少し広げてみる。
だいぶラクになると思います。
「小さい体」なら服のサイズ感に気を付けてください。
上半身に肉が無いと、すぐに服と体の間にゆとりができます。
また膨張色である、白などの明るい色を積極的に使っていきましょう。
ゆったりした服を着る。
このポテンシャルがあるのは、やはり「小さい体」の方です。
華奢な上半身であれば、否応なく服と体の隙間はできるからです。
その隙間をちょうどよく調整していけば、貧相な印象を回避することもできます。
ちなみにオーバーサイズについてはこっちでも詳しく書いています。
ちなみに、Mr.Tも上半身華奢な男です。
そして日本人も上半身華奢な人が多いです。
日本人体型とは上半身華奢な人を指します。
誰も言わないですが、一番大事なのは自分の体を把握することです。
ノウハウなんかに頼らず、トライアンドエラーでゴリゴリやってきた感覚派も、自分の体を無意識に分かっています。
どういう服を着たら自分に合うのか、
逆に合わないのか。
Mr.Tはそういうところを言語化してお伝えしています。
特にMr.Tと似たような体型なら、役に立てると思います。
他じゃ聞けない話、聞きたくない?
こんにちは、以前ウェーブ顔し大きく見える件の
コメントをしたものです。
アウターなんですが、冬はやっぱりダウンなど
似合いがちなのでダウン来ておけばいいかとなるのですが、今ぐらいの真冬が来る前の時期のアウターが
いつも見つかりません。
完全に寒くなるとマフラー巻いたり
色々誤魔化しが聞く気がするのですが。
今ぐらいの時期にはこんなの着とけってのがあれば
知りたいです。
ちょいゆるいシャツの上に着てバランス取れるようなのが
理想なのですが。。